こんにちは。オモコロライターのヨッピー(左)&リックェ(右)です。
34歳にして無職のヨッピー。
ブサイクのリックェ。
以上のデコボココンビでお届けします。
さて、突然ですが皆さんは「未来家系図 つぐme」というスマホ用ゲームアプリをご存知でしょうか。
「つぐme」はいわゆる農園ゲーム的な見た目のアプリですが、
最大の特徴は他の一族と縁組をしたり、育った子供に家系を受け継いで行く事が出来ることで、貧家でスタートしても、良い家柄の一族との結婚を繰り返していくと家柄のランクが上がるシステムが採用されている事です。
こんな感じで結婚相手を選ぶ。
ちなみにFacebookと連動しているので友達同士で縁組をする事も可能。
アプリの癖にやたらと実社会ぽいリアルなシステムが採用されていて「大丈夫なのそれ」と思わなくもないのですが、優秀な能力を持った人同士で縁組をすると、その遺伝子のパラメーターが子供に受け継がれたりするのです。
そこで僕は思った。
ブサイクの遺伝子と、イケメンの遺伝子はどっちが強いの!?
オモコロが誇る最強の「凶顔(きょうがん)」、
過去にPhotoshopに完勝したこともあるリックェを使って実験だーーーー!
果たして、勝つのはどっちの遺伝子!?
■合成させてくれる美男美女を探そう
※撮影には原宿編集長も同行しました
そんなわけで渋谷の駅前で、顔を合成させてくれる美男美女探しを開始!
「あ、あの人はどう?」
「うーん、確かにイケメンだけど、もう一声欲しい!」
「じゃああの人は?」
「髪型が気に食わないな……」
「ちょっと。さっきからなんでそんなにハードルが高いのよ」
「だって、美男美女を探すって言って出て貰うんだから既に相当ハードルが上がってて、誰もが納得のイケメン!みたいな人じゃないと『どこがイケメンなんだよ』『○人目、全然かっこよくないんだけど』みたいな事言い出すやつが絶対出て来るもん。そんな事言われたらせっかく出てくれるのにその人が可哀想だから、誰もが納得できるレベルの美男美女を探したいと思います」
「なるほど。でもそこまで気を使ってる癖に最初からブサイク扱いの僕はどうなるんだ」
「まあまあ。リックェはプロのブサイクだから」
「プロのブサイク」
「ブサイクさによって収入を得てるからね」
「プロのブサイクかぁ」
そんなわけで一生懸命美男美女を探す僕&リックェ。
しかしながら、なかなかお眼鏡に叶う美男美女が現れないのであります。
「お。あの人はどう?」
「え?どれどれ?」
「ほら。あのスタジャン着て野球帽かぶってる兄ちゃん」
「えー?本当に?イケメンだった?」
「たぶん。ヘーイ!お兄さーん!」
「イケメンすぎ」
「遺伝子は不公平っていう事が一発でわかるレベルのイケメン」
「たぶん宇宙人がこのお兄さんとリックェを同時に発見したら違う種類の生き物として分類する」
「分類されても『まあしょうがないな』って納得できるレベル」
「実はかくかくしかじかで、こちらの男と顔を合成する素材として使わせて頂きたいのですが……」
「合成?別にいいよ」
やったーーーーーーー!
イケメンは心も優しい!
そんなわけで……、
美男美女ファイルNo1 バティストさん
をゲットだーーー!
はしゃぎすぎてて国籍を聞くのを忘れたんですが、マジで死ぬほどイケメンだな……。
どこの国なんだろう……。
「よし、次は女性を狙おう。女性とリックェの顔を合成したら生まれて来る赤ちゃんが予想出来るはず」
「なるべく美女でお願いします」
「まあリックェの遺伝子が一方的に勝ったら女の子が可哀想だからね」
と、そうこうしている内に今度も文句無しの美女をゲットーー!
ヒュー!
美男美女ファイルNo2 ロシア出身のスベトラナさん
「めちゃくちゃ美人だな。顔が死ぬほど小さくてリックェの顔の8分の1くらいしか無い」
「8分の1は言い過ぎ」
美男美女ファイルNo3 カイルさん
美男美女ファイルNo4 川島さん
美男美女ファイルNo5 小林さん
……と、なんだかんだで粘る事2時間!
最終的に5人の美男美女の方々にご協力を頂きましたー!ヒュー!
ありがとーーーー!
ありがたく合成させて頂きます!
■ブサイクとイケメンの遺伝子を戦わせてみよう
ちなみに「つぐme」では父親と母親の外見や、「性格」「魅力」「知力」「体力」などのパラメーターの影響を受けた子供が産まれます。
「じゃあ早速、リックェとイケメンを合成して行くわけだけど、イケメンかどうかに一番重要なポイントってなんだと思う?」
「やっぱり目じゃない?一番印象に残るよね?」
「なるほど。じゃあとりあえずリックェの顔にイケメンの目を合成してみよう。一気にイケメンになるかも知れない」
「あ、よくないクスリをやってそうな人の顔になった」
「なんかおかしくない?どういう事だよこれ」
「僕に聞かれても困る」
「バティスト、あんなにイケメンだったのに……」
「これ、無表情でザクザク刺してくるタイプだね。このタイプが怒らせると一番怖い」
「この勝負、リックェの勝ち!」
「勝っても全然嬉しくない」
■他人の顔をブサイクに移植してみる
「これ、目とかのパーツより輪郭の方が大事なんじゃない?」
「それはあるかも」
「試しにイケメンの顔を全部リックェに移植してみよう」
「このひと、海老蔵殴って逮捕されてなかった?」
「ほら。イケメンのパーツを全部移植したのに輪郭がリックェなだけでこのザマ」
「やっぱり輪郭が大事なのか。今度はイケメンの輪郭にリックェのパ―ツを全部合成してみよう」
「高校のサッカー部によくいるやつ」
「確かにこの『高校のサッカー部感』はすごい。しかも大して上手く無いから下級生にレギュラー取られていじけるタイプ」
「わかる。試合に出して貰えないからいじけて練習サボってヤンキーとつるみはじめるけど、元々が小心者だから結局ヤンキーにも馴染めなくて宙ぶらりんになるやつだね」
「妄想だけでそこまで話せるのは感心する」
「リックェの遺伝子が強すぎてイケメンの遺伝子をぶつけても全然中和出来ない」
「じゃあ次は女性で試してみるか」
「こいつ中学の同級生に居たわ」
「居たね。目立たないグループに属してるのに、ちょくちょく面白い事言うから派手なグループにも気に入られてるやつ」
「そうそう。世渡りが異常に上手くて先生にも好かれてるけど本人は冷徹だから周囲の誰にも心を開いてない」
「でもこの顔はだいぶ中和されてる気がする」
「確かに。これだと引き分け、って感じかな」
「よし、じゃあロシア美女+赤ちゃんを合成してみよう。そしたらリックェが美女と結婚した時にどういう子供になるかがシミュレート出来る」
「すごいじゃん。もう貫禄ある」
「ワイロを要求しそう」
「『よかろう。夜泣きをやめて欲しくば新しいおしゃぶりを渡すがよい』
「『馬鹿者!こんなぬるい母乳が飲めるか!温めなおして参れ!』
「さっきから二人だけで盛り上がってて全然ついていけない」
「リックェの遺伝子強すぎ」
「このリックェは白金ですか?青黒ですか?」
「人の顔で遊ぶな!」
■前代未聞のブサイクvsイケメン対談
「まあそんな感じでね。色々言ってきましたけど、結局外見なんて顔を包んでる肉でしか無いわけでさ。ブサイクでもバリバリ仕事出来てモテてる人だっているし、つぐmeのパラメーターも『魅力』以外に色々あるわけだから全部が全部『イケメンだと得する』ってわけでも無いのかな、と思って今回の対談を企画しました。来て頂いたのはイケメン俳優の末野卓磨さんです」
末野卓磨(すえのたくま)
30歳。エースクルー・エンターテイメント所属。
舞台を中心に活躍中のイケメン俳優。
NHK連続ドラマ「坂の上の雲」や舞台「ふしぎ遊戯」「忍たま乱太郎」「スイマー 起きない君の夢に潜る」などに出演。
「本日は我々みたいな下層民にはなかなかうかがい知れないイケメンの生態について聞ければと思います!」
■イケメンってやっぱり得なの?
「じゃあね、今回はブサイク代表として言わせて貰いますけど、やっぱね、僕らからしたら『イケメンは色々と得してんじゃねーーーーの??』って気持ちがあるんですけど、実際そこんとこはどうなの?」
「いやね、そもそも僕自分のことイケメンだなんて思ってないですよ!元々スタントマンで裏方の役者だったし、普段から仕事でもイケメンみたいな扱いはされてないから抵抗あります!イケメンって言われるのも、本当にたまに、ですよ!」
「たまに、でも言われるんでしょ!?ほらーーー!言われてるじゃーーーん!!」
「なんで怒ってるんだろう」
「でさ、ファンの人からプレゼントを貰ったりするわけでしょ?」
「それは確かに頂きますね。ただ僕お酒が好きであんまり甘い物が好きじゃないんで、お酒のツマミとかお酒とかを頂く事が多いです」
「ほら!得してるじゃん!」
「でもそれは見た目がどうとかより、アニメ原作の舞台に出演させて頂いたっていうのが大きいですよ。元々の原作のファンの方に舞台を見て頂いて、それで僕のファンになって頂いたような感じなんで。他の作品で僕のファンになって下さった方もいますが、原作作品の影響もあり、イケメンって言われる事が増えたかもしれないな、っていう程度です」
「アニメかぁ。じゃあ僕もアニメの声優とかになるとファンからプレゼント貰えたりするようになるってこと?」
「それはなりますよ!絶対!」
「そうなんだ!じゃあ、声優になるわ」
「声優より役者がいいよ。実写版もののけ姫のジコ坊役にぴったりだよ」
「うるさい!」
■イケメンは逆ナンされるのか?
「でも実際、道歩いてたら逆ナンされたりするんでしょ?」
「そんなの一回もされたことないですよ」
「えー?嘘でしょ?クラブとか行かないんですか?」
「僕お酒も音楽も好きなんでたまにクラブとか行きますけど、そんなの全然無いです。あとヘタレだからナンパもできないし、お酒と音楽に熱中しちゃうんで」
「にわかには信じがたいな……」
「道歩いてたらすれ違いざまにおばさんに『あら、男前ねお兄さん』とか言われた事はありますけど、でもそれくらい」
「でもファンっていうか、追っかけみたいな人はいるんでしょ!?」
「まあ追っかけって言うと語弊がありますけど、いつも応援してくれるファンの方は居ますね」
「それじゃん!それ!」
「いいなぁ~~~!僕も追っかけられたぁ~~~~い!」
「今日イチでブサイクな顔してる」
■イケメンで損する事はあるのか
「ちなみに、イケメンで損する事はあるんですか?よくある話だと、ストーカーに遭うとか」
「いや、そういうのも全然ないですよ。ファンの人達も凄く良い人ばっかりで。たまに役者仲間の中だとそういう話も聞きますけど……。」
「Twitterで変な人に絡まれたりもないんですか?」
「ほんと全然無いですよ。みなさん良い人ばっかりなんで」
「あれでしょ。自撮り写真をアップしてふぁぼられたりしてるんでしょ?どれくらいふぁぼられるの?」
「多い時は100とか200とか……?」
「マジで!?僕は3とかしかつかないんだけど」
「その3も、身内がいやがらせでふぁぼってるやつがあるよね」
「ある」
「悲しいねそれは」
「お前らだよ、ふぁぼってんのは」
■好みの女性のタイプ
「どういう人が好きなんですか?やっぱり美人?」
「いや、なんかふとした瞬間に『可愛いな』って思える人が良いですね。寝てる時とか。リックェさんはどういう人が好きなんですか?」
「僕は美人が好きです」
「えーっ!顔なんて関係ないみたいな事言ってたのに!?」
「だって、僕も『つぐme』はじめたんだけど、やっぱり魅力が『イマイチ』みたいなパラメーターついてる子供が産まれたらすっごく感情移入するし可愛がるんだよ。自分の分身みたいに思えるから!そしたらやっぱ結婚相手は魅力が高い人、つまり美人を選ぶよね!そうしないとパラメーターが上がらないんだもん!」
「『家柄』を上げようと思ったらばんばん結婚しなきゃいけないのに、魅力が低いとめっちゃ断られるんだから!そのスパイラルを、美人と結婚することで打ち切りたいんだよ!」
「なるほど。つぐmeの恐ろしさがわかった気がする」
「実社会を如実に反映してるな」
イケメンでもブサイクでも、結局は人間「中身」が大事なのかもしれないということが今回の対談でわかりました。リックェは「イケメンだと周りに優しくされるから自分も周りに優しくしようって思って性格もよくなるけど、ブサイクだとその好循環が生まれないんだよ!」とも言っていましたが……。それはそれで真理かも……。
そんなわけで、
リックェのようなブサイクではない理想の家庭を作りたい方は、『未来家系図 つぐme』を遊んでみてください。
『つぐme』では、自分の領地の中で暮らすキャラクターたちに仕事を割り振ってお金を稼ぎつつ、友達のファミリーと結婚したり、子供が生んで育てたりしながら家系を受け継ぎ、一族を繁栄させていきます。友だちと集まって、好きな特徴を持ったファミリーを交換しながら理想の一族を作り上げていくなど、コミュニケーションを楽しみながら自分の一族を名家に導こう!
※「つぐme」では現在お得なキャンペーン実施中!
■4/2(木)まで
期間中に「庶民☆1~5」「良家☆1」の家柄に達成すると、それぞれ豪華報酬がプレゼントされます。
■4/10(金)まで
「一族の遺伝子をどのくらい受け継いだ子に育つのか?」が見られる機能が無料開放中です。
ちなみにこの記事を書いたヨッピーも、「つぐme」をプレイ中なんですが……、
まだまだ貧相な家柄なので縁組を断られまくっております。
そんなわけで結婚相手募集中! ヨッピーのフレンドコードは「t2avwkGN」です。
ちなみにご協力いただいた方たちの顔と、リックェの顔を合成してみたところ、こんな感じになりました。少しはブサイクの遺伝子が薄まったかな? リックェの部分が残っているのは耳だけですが。
(おわり)