こんにちは。めいと と申します。皆さん、ダンスは好きですか?

 

僕は趣味でダンスをやっているのですが、今日はその話をしようと思っています。え?興味ない?そっか~~~そうだよね~~~~~

ちょっと待ってください!今回はそういう方達に興味持ってもらおうと頑張ってる記事なので!何卒!何卒!!!

 

 

さて、一口にダンスと言っても色々ありますが、具体的に普段僕が何をしているかと言うと、イベントのステージでショーをやったり、踊ってる動画をインターネットにUPしたりと、タイピングだけが得意技じゃないことを主張するのに必死です。

そのほかにも「ダンスバトル」というイベントによく参加しています。

 

いらすとやでも「ダンスバトル」と検索すると出る。ニッチな文化でも説明が早くて助かるね。

向かい合って踊っているイラストですが、これは「流れた曲に対して即興で対応し、お互いに踊り合ってどちらのダンスが良かったか」というのを決めるものです。大喜利とほぼ同じですね。

MCバトルが分かる人ならそれのダンス版と思ってもらっても大丈夫です。

 

そして「サイファー」と呼ばれるものがあるのですが、これは複数人が輪になって流れている曲に対して踊っていく、という文化です。

これだけ聞くと盆踊りとほとんど区別がつかないのですが、違いとしてはスキルの鍛錬やダンサー同士の交流をメインとしたもので、一人が踊ってるのを見て「ええやん」と褒めたりします。

基本的には誰が輪に入ってきても暖かく迎えてくれるので「半年ROMって出直せ」などと言われることはありません。ヌクモリティ……

 

文化を広めたい

と、こんな感じで割と長いことダンスを続けているのですが、こういった文化の認知度はまだまだ低いものです。

先述したダンスバトルもイベントによってはアニソンJPOPなどの邦楽で行うイベントもあり、主観ではありますがダンスに詳しくない人でも楽しく見れるスポーツ的な一面もあるのかなと思っています。

 

「こういう文化があるんだよ!」ということを広めるために何をすればいいんだろう、と考えた結果、一つの結論に辿り着きました。

 

……ボードゲームを作ろう。

 

どのジャンルのゲームも好き

僕はボードゲームも趣味の一つです。プレイする相手もあんまりいないのでむしろプレイより買い集めることに気持ち良さを覚えてるかもしれません。良くないかも。

最近はダイソーで100円のボードゲームが売ってたりなんかして、世間でも親しみやすくなったのかなと思います。

 

様々なテーマのボードゲームがあって、その世界観ストーリーに入り込むのも楽しみの一つ。

何の前知識もない人が取っかかれる方法として、一番良いのがボードゲームだと考えました。ゲームを遊んでもらうついでに認知度を高めようという作戦です。

 

今回の趣旨にぴったり!よっしゃ!作るぞ!!!

 

 

………

 

 

…どうやって作るんですか?

 

ボードゲーム、普段遊んでいるけどいざ作るってなったらすごい難しい。な~んも分からん。消費者であり続けるってなんて楽なんだ。

 

…とはいえ今はネットで検索すればほとんどのノウハウ知恵が転がっている時代です。
「ボードゲーム 作り方」で調べてみよう。

 

 

 

 

ダメかも

 

コンセプトはダンスにするとして、ゲームのルールを作るってめちゃくちゃ難しいことだな。他のゲームのルールと被らずにちゃんと成立するルールを考えて、最低限遊べるボードゲームとして完成させないと!

 

色々難しいことはありますが、作ると決めたからにはやるしかありません。ひとまず出来ることから考えて並行して進めよう!

 

イラストを描く

まだどんなものを描くかは決まっておりませんが、イラストについては自分の頑張りで何とかなるんじゃないでしょうか。ダンサーを描くにしても普段からダンスはいっぱい見てるしアドバンテージがあるはず。

例えばLOCK(ロック)というダンスジャンルに「ファンキージャンプ」という技があるのですが

 

⇧ジャンプしてポーズを決める技

僕はロックダンスをやっていないので不格好ですが、空中で静止しているかのようにポーズを決める格好良い技です。これを参考にして、僕が実際に描いたものがこちらです。

 

 

 

…こんなところでしょうか。僕の絵は友人から見てて不安な気持ちになるね、と高い評価を受けたこともあります。人の心を揺さぶる絵が描けるというのは嬉しいことですね。

 

しかし今回は全てを0から作るとあって、ルール作成発注作業に僕の手が回ってしまうので、イラストは人に頼むことにしました。空いた時間を有効に使えるって寸法よ!

 

結構マジ

イラストレーターさんに今回の企画を伝えた上で依頼をしたところ、快く承諾して頂きました。イラストの完成を待っている間は、時間を有効に使おうと「サマータイムレンダ」を観て過ごしました。面白すぎる……

 

~~数か月後~~

 

数か月後、連絡が来ました。今回イラストレーターさんに頼んだのは、ダンサー4人のイラストです。

先述したロックダンスや、ブレイクダンスなどそれぞれ異なるダンスのジャンルで「個性が目立つ感じでオタクが好きそうなキャラを描いてください」みたいな感じの細かい要望を鼻息荒く伝えて、キャラデザインまで全ておまかせしました。

 

こういった依頼をするのも初めてだった為、こんな頼み方で良かったのかな、などと不安を残しつつ待っていたのですが、実際に届いたイラストがこちらです。

 

 

おい!めちゃくちゃ最高かい!!!

自分の伝えた要望がちゃんと実現されてるし、それぞれ誰かの性癖に刺さりそうな個性を持っていて嬉しいですね。全員えっちに見えてきた。

左からブレイクダンス、ヒップホップダンス、ロックダンス、ハウスダンス、と、沢山あるダンスジャンルの中から4種類をチョイスしました。

 

僕の描いたイラストと目元がそっくりですね。

 

僕の欲望をギュッと詰め込んだ最高のイラストが完成しました。これは良いものが出来そうです。ルールもちょっとずつ固まってきたし、この調子で制作を進めるぞ!と思ったのですが……

 

ゲームのカードにする

これ、どうやってカードにすればいいんだ

イラストだけ出来ておしまいじゃないんだ!今回はゲームのカードにしないと!

イラストを印刷して遊戯王のカードに貼り付ける、という手法も考えたのですが、「オリカは小学生まで」と教えられて育ってきたので、何とか踏み止まれました。

 

カードのデザインと言われても…

 

やはり僕に出来るのはこの程度です。折角のイラストを無駄にするわけにもいかないので、デザインも人に頼んでしまいましょう。創作は助け合いだ!

 

デザイナーさんに「このイラストを遊べるカードにしてください。ヴィレッジヴァンガードに並んでても違和感ないくらいに」などの要望を伝えて、デザインを全ておまかせしました。

 

~~数か月後~~

 

ちなみにデザインについて、事前の打ち合わせはあったのですが、自分の中でもイメージが難しく「こんなカードにしてほしい」といったことを言語で上手く伝えれていない可能性がある為、こちらも正直不安が残っています。

 

要望をしっかり伝えきれていない僕が悪いので何も文句は言えないのですが、届いたカードデザインがこちらです。

 

 

 

おい!完璧かい!!!

ちゃんとゲームのカードになってる!

というか背景の要望とかは全然伝えていなかったのですが、キャラクターに沿った素敵なものを描いてくれました。今にも踊り出しそうだ……

 

メインキャラクターだけではなく、他の使用するカードについても同様に依頼をして、パッケージも考えてもらっていたので、外身はほぼ完成したと言えるでしょう……

 

後は僕が作業をするターンです。ルールを練って、カードのテキストを考えて、説明書も作って…

一度完成したものはテストプレイを何度も繰り返して、ルールに修正を加えていきます。途中でルールが大幅に2回くらい変わって泣いちゃうかと思った。

 

そんなこんなで、ルールや必要なカードのデータも全て完成しました。完成が近づく度に「ゲームが形になっていく嬉しさ」「自分の創作物を人に遊んでもらう怖さ」が入り交じり、美味しいご飯しか喉を通りませんでした。

 

あとはカードやパッケージを各印刷会社に入稿、発注して、届いた現物をまとめると……

 

 

完成だ!

やった!商品すぎる!こっそりドン・キホーテに並べちゃおうかな。

ゲーム名は『サイコロサイファー』。冒頭に紹介させて頂いた「サイファー」をテーマにした、カードとサイコロを使うゲームです。

 

ダンスの文化をルールや効果に組み込んで、シンプルに楽しく遊べるものを目指して作りました。

 

さて、本懐としてはダンスの文化を広める為に作成しており、これを遊べばダンスのことが少しでも分かるのでは……? と思っているのですが、ダンスのことをあんまり知らない人にプレイして貰わないと実際は分からないよなぁ…

 

となると………

 

 

 

実際にプレイをしてもらいましょう。

 

>>踊れ!!!<<