こんにちは。めいと と申します。コメダ珈琲店に来ています。

 

「コメダ珈琲店」と言えば、美味しいコーヒーにボリューム抜群のフードメニュー、ゆったりくつろげる空間……と、”全て”が揃った喫茶店で、僕も普段から愛用しまくっているチェーン店の一つです。知覚過敏に耐えながらシロノワールを頬張るのがたまりません。

 

「さんかく屋根の下」というコメダ珈琲店が運営しているファンコミュニティにも最近参加しました。

 

SNSの機能もあるので、TwitterやInstagramが閉鎖したら皆でここに集まりましょう。

 

そんな愛してやまないコメダ珈琲店ですが、中でも根強い人気を博しているメニューがあるのをご存じでしょうか。

 

それがこちら。

 

コメダの豆菓子!

ドリンクメニューを頼むとおつまみとして一袋付いてきます。これがうめ~~~のよ。

ほんのり効いた塩味にカリッとした食感が小気味よく、食べ飽きない味に仕上がっています。「めちゃくちゃ美味い!」とオーバーリアクションするほどではないんですけど、素朴に美味い豆なんですよね。手が止まらんやつ。

 

1袋8粒程しか入っていない小袋で提供されますが、もっと食べたい場合は10円でおかわりができます。10円て。

ちなみに正式名称は「カロリー豆」らしいです。あまりにも馴染みがない為、この記事内では「コメダ豆」と呼ばせて頂きます。ご了承ください。

 

さて、そんなコメダ豆をいっぱい買ってきました。100袋入りです。喫茶店から出てきた人間が100袋の豆を抱えて出てくる状況、コメダ珈琲店ではそれもおかしくはないのです。

 

カフェで出てくる豆なのに、普通にお酒に合うのもベストなポイントです。気を抜くと100袋が一瞬で無くなる。

 

今回はこのコメダ豆の可能性を探ります。食べていくうちに、只の豆菓子で終わらせるには惜しいポテンシャルを感じたので、色々応用してもっと美味しく頂ければ…と思いました。

 

考えてみれば“豆”という食品をメインで食べることはあまりなく、前菜だったり色々な料理に混ぜ込まれたりされているはずです。その要領で色々試してみます。

 

やるぞ!!!!!

 

ちなみにコメダ珈琲店で初めてテイクアウトを利用したんですが、コメダンディが”自分のマークが入った珈琲”を飲んでいる絵柄のイカした紙袋が貰えました。エコバックにしてほしいデザイン。

 

コメダ豆の甘煮

とりあえず最初は豆のシンプルな調理法、“煮”を試します。甘煮にします。台所汚くてごめんなさい。

 

目分量で砂糖をブチ込みます。豆の甘煮は甘ければ甘いほど美味しいと思っているからです。

 

1時間ほどコトコト……

 

煮詰まるのを待つ時間に、「そういえば見た目とか味が似てるなぁ」と前から思っていた、でん六の「ポリッピー」とコメダ豆の食べ比べをしました。

コメダ豆の方が甘みが若干強いのに加えて、カリッと感がやはり段違いです。味だけではなく、この食感も人気の秘訣なのかもしれません。

 

そしてそのカリっとした食感を全て台無しにしたコメダ豆の甘煮が出来ました。なんだ君は。納豆になり損ねたか?

 

あー見た目通りで、出来損ないの小豆って感じ。甘くはあるけど、自然な甘さじゃなくて本当に砂糖を上乗せしただけの甘さ。

コメダ豆のカリっとした食感に加えて素朴な塩味も全て無くなってしまったので、良いところが全てなくなりました。煮ればいいってもんじゃない。

 

コメダ豆のポテサラ

手軽にアレンジが出来て美味しい料理といえば、やはりポテトサラダではないでしょうか。そして豆とサラダの相性はバツグン。期待できそうなので早速作ります。

 

と思って意気込んだのですが、我が家にジャガイモはおろかマヨネーズすらもなかったので、出来合いに逃げます。ファミマのポテサラ美味しいよね~~~

 

ジャガイモ にんじん、たまねぎ、だけのシンプルなコンビニポテサラ。そこにコメダ豆を混ぜ込みます。

コンビニにチルドカップで「コメダのミルクコーヒー」が売ってたりしてるので、これも美味しかったら同じように「コメダのポテサラ」として置いてほしい。

 

色合いや見た目はほぼ変わりませんが、どうでしょうか。

 

あ、美味しい!良いアクセントになってる!

サラダに混ぜ込まれても、意外と豆の塩味が主張してきて抜群の味に仕上がっています。何よりポテサラのおつまみ感が増しました。結構マヨ味と合うのかも!

こりゃ調理も楽でいいね!

 

コメダ豆大福

豆といえば僕の中では豆大福を一番に思い浮かびます豆の塩気とあんこの甘さを求肥で包み込む、和菓子の王道的存在です。

普通の豆大福も文句のつけようがないくらい美味しいのですが、そこに唯一足りていないものは食感。今まで大福にはなかったコメダ豆のハードな食感を加えたらどうなるのでしょうか…!

 

ポテサラ作りをなまけてしまったので、豆大福は頑張って手作りしました。初めて求肥作ったけど意外と簡単!

手はべちゃべちゃの粉まみれになったりしたので、顎でカメラのシャッターを押したりしていました。

 

あんこを包むのが難しすぎて不格好にはなってしまいましたが、完成です!自分一人の手で和菓子を完成させることが出来るなんて…!

 

そんでめちゃくちゃうまい!

あんこの甘味に豆の塩気が丁度良く、ポリっとした食感も面白い。求肥の柔らかさも丁度良くて、普通に人に振舞えるくらいの味になってるぞ!!!

よく考えたらコメダ珈琲店には「小倉トースト」や「小豆小町」といったあんこのメニューも充実してるので、合うはずですね。

 

コメダ豆コーヒー

美味しい豆といえばコーヒーですよね。ましてやあのコーヒーが美味しいコメダ珈琲店の豆菓子。美味しいコーヒーになる充分なポテンシャルは秘めてるのではないでしょうか。

 

ミルで豆を砕いていきます。電動ミルの方が圧倒的に楽ではあるのですが、やはり手動のミルは味があっていいですね。豆を”砕いてる感”が段違いです。

 

しかしゴリゴリと砕かれてはいるはずなのですが、一向に粉が落ちてこずハンドルも空回りし始めました。壊れちゃった?

 

豆クソだ。

どうやら豆の衣がペースト状になって詰まってしまってたようです。衣の甘じょっぱさがこんな所で足枷になるとは。

 

ひいん

詰まっては挽き、詰まっては挽き、爪楊枝で豆クソを熱心に取り出しながら豆を挽くこと数十分……

 

 

 

挽けました。おがくず?

結構な粗挽きですが、豆は粗挽きにするとスッキリとした味わいになるらしいので、万事オッケーでしょう。

 

この光景を家族に見られてしまうと「おがくずに湯を注ぐ狂人」と思われてかなり損なので、早めに抽出を終わらせたいところです。

 

しかし抽出がめちゃくちゃ遅い。全然お湯が落ちていかない。それでも一滴ずつ確実に抽出はされているので、ここは辛抱強く待ちます。

 

抽出を待つ時間に冒頭で紹介した「さんかく屋根の下」を閲覧していたのですが、コメダオリジナルのzoom背景を無料で配布していました。

 

 

そのおかげでいつもお世話になっているコメダンディに感謝を伝えることが出来ます。いつもありがとうございます。こんなラフな顔でしたっけ?

 

~20分後~

 

完成!

抽出が終わったコーヒーがこちらです。もう豆そのものの色。結構な時間待ったんですが、エスプレッソくらいの量しか出ませんでした。量より質やね。

 

意外と香りは結構いい感じで、豆の素材が生きてる感じがします。ひょっとして塩気と甘味がブレンドされためちゃうまコーヒーが出来てる?

 

コゥェ

喉がキュってなった。豆の煮汁だ。いやコーヒーも豆の煮汁なんですけど、そうじゃなくて。

口に含んだ瞬間にド直球な豆の風味謎の苦味が襲いかかってきて喉がキュッてなります。いや豆の風味と苦味があるのもコーヒーだ。じゃあもうこれ立派なコーヒーだよ。

 

飲み干すのに根性がいるコーヒーは初めてなので戸惑ってしまいましたが成功です。やったー!二度とやらねー!

 

結局そのままがいいんよね

…色々試しましたが、やはりそのまま普通に食べるのが一番という結論になりそうです。

そもそもコメダ豆単体で味のバランスが完成されきっている、ということが改めて分かりました。それだけでも色々検証した甲斐はあったようです。

 

100袋も買うとシュリンプカクテルならぬ、ビーンズカクテルを作って楽しむこともできます。この量でも飽きずに食べれるんですよね。

 

 

皆さんもコメダ珈琲店に行った際には是非、コメダ豆のことを思い出してみてください。ドリンクを頼めばそこにはひっそりと佇む、甘じょっぱい名脇役がいるはずです。

 

以上、コメダ珈琲店からお送りしました。ありがとうございました!