バケモノじみたパワーで敵をねじ伏せる。特殊能力で相手を翻弄する。

私たちは、そんな漫画の最強キャラにいつだって憧れています。

 

中でも憧れるのは、最強キャラだけに許されているあのシーン……

 

登場するだけで周囲に恐れられるやつ!

「あの男、組織を1人で壊滅させたらしいぜ…」と周囲の人間が噂したり、姿を見ただけでモブが失禁したりするあの感じ。一度でいいから体験してみたいですよね。

最強を示す逸話が一人歩きして、誰もがその人を最強と認めているなんてカッコいいんだ!

 

 

しかし、裏を返せば、こうも言えるのではないでしょうか?

強さを象徴するエピソードさえ持っていれば、私たちでも簡単に最強キャラになれるのでは?

エピソードが強ければ、実力はなくても「こいつ…ただものじゃねえッ!」と相手をビビらせることができるのではないでしょうか。

 

 

 

ということで!

今回はエピソードの力だけで最強キャラになりきる大会を開いてみました。

 

 

題して!

 

僕たちに足りないのは力じゃない! エピソードだ!

 

今回、最強になりたいメンバーはこの4名。

子どもと一緒にアルミホイル玉を作る途中で手首を痛め、完治するまでに10日かかった。

小学生の頃にやった遠投の測定結果にまだ納得がいってない。

大人になってからやった体力測定でぶっちぎりのドベになり、それ以来体を動かすことをやめた。

38歳になってようやく自転車が乗れるようになった。

 

強さとは無縁のエピソードしか持っていないので、今回は「最強っぷりを示す逸話」を自由に捏造してきてもらいました。

階段を登っただけで息切れを起こす彼らは、本当に漫画に出てくるような最強キャラになれるのでしょうか?

それでは、まいりましょう!

 

 

この記事は「サイコミ」の提供でお送りします。

 

 

 

 

コツ……コツ……

 

 

女「本当にこんな場所でやってるの? その”ウラ”の猛者が集う大会ってのは……」

男「わからない。とにかく全てが謎だからな」

 

男「誰もがその噂を耳にしたことはあるが、存在を確かめた者はいない。それが魔駆業羅選会だ……」

女「いやに画数の多い大会ね」

 

「おい」

 

「お前たち、どこから入った」

男「ひっ! だ…誰だ、あんた!」

 

「ここは一般人が来るようなところじゃない。とっとと帰りな」

女「何よ! あんたみたいな半裸の変態にそんなこと言われたくないわ!」

 

男「ちょっと待てよ…? まさかあなたは……」

 

「み…Mr.パンフリスク!?」

 

男「人類最強の男がこんなところに! やっぱり噂は本当だったんだ!」

女「この男が人類最強ですって? 冗談でしょ?」

 

女「どう見ても中肉中背の優良サンプルじゃないの。大人がこんな格好して恥ずかしくないのかしら」

男「バカ言え…。彼は全生物の頂点に立つと言われる男だ」

 

男「教えてやるよ。彼の逸話を──」

 

 

エピソード01. かんち

男「数年前、Z県が壊滅したあの事故を覚えているか?」

女「もちろん。ガス漏れによる大規模な爆発事故でしょ」

男「表向きは…な。実はあの爆発は、Mr.パンフリスクが引き起こしたんだ」

 

男「その日はMr.パンフリスクのジュニアが5歳になる誕生日だった」

 

男「ミスターは息子を喜ばせようと、大きなクマのぬいぐるみをプレゼントしようとしたらしい」

 

男「しかし、彼が用意したのは手のひらサイズの小さな箱」

 

男「当然2mを超えるぬいぐるみは入らない」

女「袋でラッピングすればいいのでは?」

男「普通の人間ならそうする。でもミスターは違うのさ」

 

男「彼はそのケタ外れのパワーで巨大なぬいぐるみを小さく折りたたんで……」

 

男「折りたたんで……」

 

男「折りたたんで……」

 

男「箱に詰めちまったんだ」

女「嘘でしょ……」

 

 

男「プレゼントをもらったジュニアは大喜び。その場で箱を開けたそうだ……」

 

 

男「次の瞬間、箱の中に凝縮されていたエネルギーが一気に放出して……」

 

 

女「そんなデタラメな話が……!」

男「ジュニアはぬいぐるみと大きな広場が手に入って大満足だったらしい」

 

 

 

男「今は、その大きな広場を使って親子でキャッチボールをして遊んでいるそうだ……」

 

 

 

男「その日は、偶然にも県民全員が国外旅行に行っていたから奇跡的に死者は出なかったが、もしそうじゃなかったと思うとゾッとするぜ!」

女「ヒぃ〜〜〜!!」

 

中学生の頃から、鏡の前に立つたび「俺ってプロレスラーみたいな体してるなぁ……」と思っていたので、夢を叶えました! 我ながら、なかなかの「ただものじゃなさ」が出せたと思います!

 

※後日、会社の同僚にも見てもらいました

<冷静な人のコメント>

・中年のおっさんが何やってんだ

・この話で一番強かったの、ぬいぐるみじゃない?

・「パワーで県を壊滅させた」って規模デカすぎてピンとこないな

 

ちなみに、Mr.パンフリスクの由来は、パンを握りつぶしてフリスクみたいにしちゃうからです

 

とにかくめちゃくちゃパワーが強い男なんです。牛丼が食べたくて松屋を店ごと持ち帰ろうとしたこともあります

<冷静な人のコメント>

・強いけどバカじゃん

・足し算できなさそう

 

本人は冷静な目線など持っていないので、自分で作り出した世界観にうっとりしてました。そういう意味では本当に最強なのかもしれません。

 

 

エピソード02. ダ・ヴィンチ・恐山

男「なあ、もう帰ろうぜ。こんなウラの世界に俺たちが首を突っ込むなんて無謀だよ」

女「お願い、もう少しだけ。この目で確かめたいの。あの男のパワーが本物かどうか」

 

 

女「ミスターに動く気配はないわね。お尻は冷たくないのかしら」

男「誰かを待っているようにも見えるな」

 

 

「……。」

 

「……来たか」

 

 

「あれ? 気付いちゃった?」

 

「ふん…そんなに殺気を垂れ流しておいてよく言うぜ」

 

 

男「ななな!? どこからともなく仮面の男が!」

女「一体どうやって!? すっごくただものじゃない感じよ!」

 

 

男「い…いや、落ち着け! 見た目は結構ただものだぞ!」

女「たしかに! 仮面をつけてるくらいで特に変わったところはないわ!」

 

 

女「見た目も文化部が精一杯盛り上げようとした仮装パーティって感じだし」

男「登場した時は一瞬”ただものじゃないのかな?”と思ったけど、やっぱりただものだったようだな」

 

女「でもあの仮面、どこかで見たことがある気が……」

 

「あっ! まさかあの男は!」

 

「逃げて! Mr.パンフリスク! この勝負、あなたは勝てない!!」

男「どうしたんだ急に!?」

 

女「私、聞いたことがあるの。あの男が参加したゲームの話を……」

 

 

女「あの男には

 

 

パワーなんて通用しないのよっ!!」

 

 

 

「見たところ、普通の民家だが」

 

 

「本当にこんなところに『奴』がいるのかねぇ……」

 

 

カチャ……カチャ……

 

 

「オマエ、か…?」

 

 

「シッ、静かに。いま良いところなんだ……次こそはクリアできそうな気が……」

 

 

ブツッ

 

 

ザ――――――――――……

 

 

「う~ん…やっぱりダメかあ」

 

 

 

 

 

「ルービックキューブの解き方って知ってる?」

 

 

「基本は覚えゲーでさ。まずは1面を揃えるんだけど、パターンがあって…」

 

「おい」

 

 

「お前が数々の猛者を再起不能に陥れてきた『能神 縺(のがみ れん)だな?」

 

 

「……」

 

 

「キミ……ゲームは得意?  僕はとにかくゲームが苦手でね」

 

 

「ルービックキューブは未だに6面揃えられないし、魔王から世界を救ったこともない」

 

「……?」

 

 

「将棋、チェス、麻雀……ジャンケンですら勝てたことがない」

 

 

「”特異体質”ってやつなんだろうね」

 

 

「僕が遊んだゲームは、かならず壊れちゃうんだ」

 

 

「……ッ!」

 

 

「だから僕はゲームに勝てたことがない。もちろん、負けることもできない」

 

 

「あーぁ……まただ」

 

 

「また6面揃えられなかった」

 

 

「僕はゲームに勝てない。ゲームを”壊す”ことしかできない」

 

 

「疑ってるみたいだね。試しにジャンケンでもしてみる?」

 

「小学生の頃、僕とジャンケンした同級生は手首から先が……」

 

 

「……お前の探しものはこれだろ?」

 

 

「あいにく、頭脳ゲームは苦手でね。今から10数えて、こいつをかけた『鬼ごっこ』で遊ぶのはどうだ?」

 

 

「……。」

 

「残念だけど、そのゲームは受けられないなあ」

 

 

 

「そんな状態じゃ、鬼ごっこなんて成立しないよ」

 

 

 

「…………っ!!?」

 

 

 

 

 

二番手のダ・ヴィンチ・恐山は、因果を狂わせる系の異能力者エピソードを披露しました。

「強さになんか興味ない。僕は穏やかに暮らしたいだけなのに」みたいなのが一番カッコいいと思います。みんなも素直になってください

<冷静な人のコメント>

・キッツぅ〜〜〜〜〜

・オタクってすぐに因果をいじろうとするから困る

・空想の中でくらい、真っ当に強くあれ

 

・「GAME IS NO GAME」が最高にダサい

 

ダサくないよ

<冷静な人のコメント>

・ダサいよ

 

ちなみにこの写真は、恐山本人が「私が急に背後に現れるってどうですかね? カッコよくないですか?」とか言い出して撮らされた写真です。キッツぅ〜。

 

 

エピソード03. 加藤

「お前が能神 縺か。随分とただものじゃないって聞いてるぜ?」

 

「自分がただものか、ただものじゃないかなんて気にしたことないな」

 

「ただ一つだけ言えるとしたら」

 

「僕はただものじゃない……ってことかな」

 

(ただものじゃない奴とただものじゃない奴が話してる。これはただごとじゃないぜ!)

 

 

「いやあ2人とも。見たところ、相当お強いようですなあ」

 

「すばらしい。是非この”ニエゴ”も混ぜてはいただけませんか?」

 

女「ニエゴ…? 聞いたこともないわね。一体何者なのかしら」

男「キミはどう見る? アイツはただものじゃなさそうかな?」

 

女「どうかしら。見た目はレベル1のペテン師って感じだけど」

男「そうだな。公園でインチキ太極拳を教えてそうだし。さすがにアイツはただものだろう」

 

「ちッ! イカレ教祖のお出ましか。こいつは厄介だな」

「ふ〜ん。気が変わったよ。このゲーム、少しは楽しめそうだ」

 

女「あの2人は認めてるみたい。ということは、ただものじゃない寄りね」

男「一体どんな逸話を持つ男なんだ……?」

 

 

──某月某日。宗教法人「否環の家」にて

 

 

「ニエゴサマについてですか? えぇえぇ、もちろんお話ししますよ。なんせ私たちの教祖様なのですから」

 

「まずはニエゴサマの素晴らしい教えについて……」

 

 

「え? ニエゴサマは強いのかって?

 

「ん〜……あはは……」

 

「やっぱりあなたはニエゴサマのことを分かっておられないようだ」

 

「強いとか武術に長けているとか、そういう次元の話じゃないんですよ」

 

「まぁ、たしかにニエゴサマに勝てる人はいないでしょう。そういう意味では最強と言ってもいいのかもしれない」

 

「かくいう私も昔はヤンチャをしていたのですが、ニエゴサマには一切敵いませんでしたからね」

 

「その時の話を? わかりました、お話ししましょう」

 

「あ、食事をしながらで失礼しますね。これもニエゴサマの大切な教えですので」

 

「あれは10年ほど前でしょうか……。当時の私は手が付けられないチンピラでした」

 

「相手がプロであろうと堅気であろうと関係ナシ。街ではちょっとした有名人でしたね」

 

「あの日の私は、気分が高揚しておりました。何しろプロの連中をこの手で殺め、ついでに戦利品まで手に入れたもんですから……」

 

 

「フフ…あの時は自分が最強にでもなった気がして。本当にもう、誰でもよかったんですよ」

 

「適当な奴にイチャモンをつけて、銃をチラつかせて脅かしてやろうと……。私も若かったんですなあ」

 

「その時でした。ニエゴサマと初めてお会いしたのは」

 

「とにかく不気味な男でしてね。私の風態を見てもまったく物おじせずに、こう言うんですよ…」

 

「これ以上、無駄な殺生はおよしなさい。あなたの魂は汚れている」

 

 

「イカれてると思いました。銃口ごしに私に説法を始めたんですから」

 

「その後も、ヒトを殺めてはならないだの、日々いただいている食物も無駄な殺生だの、妙ちきりんなことばかり抜かしやがるんです

 

「何かを殺して生きるのはもうおやめなさい」

 

「あなたはこの私から、生を奪うこともできないのだから」

 

 

「ウフフ……意味がわからないでしょう? 私もカッとなっちゃってねえ」

 

 

「えぇ、そうです。お望みどおり、引き金を引いてやったんですよ」

 

「何度も……」

 

「何度も……」

 

「何度もね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誓って言います。私は数発の銃弾を彼の口にぶち込みました。間違いありません」

 

「なのに、彼は平然とした顔でただほほ笑んでいるだけだったんです」

 

「その時初めて目にしましたよ。ニエゴサマの御業“不死の力”を」

 

「トリック? 幻覚?」

 

「ハハ……まあそう思うのも無理はないでしょうなあ」

 

「しかし、私はその後もニエゴサマの奇跡を何度も目にしました。常人なら死んでいるであろう状況でも、あの方の息の根は止まることがないんです」

 

「腕を切り落としてもすぐに再生してしまう。血を何リットル抜こうと顔色ひとつ変えない」

 

「私は理解しました。この世には自分とは比べ物にならない高位の存在がいると。そして、ニエゴサマの門下にくだることになったのです」

 

「ニエゴサマは神が我々にもたらした奇跡そのものですよ。この世のありとあらゆる死に方を試し、いまだに死ぬ方法を模索されているのですから」

 

 

 

ゴク…ゴク…

 

 

カチャ…カチャ…

 

くちゃ…くちゃ…

「あの日以来、私は他の命を一切殺生することなく、祈りの日々を過ごしています。これも全て、ニエゴサマのおかげでございます」

 

 

「嘘じゃありませんよ。我々は殺生などしておりません」

 

 

「ここにいれば私たちは何の命も搾取せずに生きていくことができるんですよ」

 

「ニエゴサマの……いや」

 

 

贄子様の御業のおかげでね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなた」

 

「強い人を探しているんですよね?」

 

 

 

「だったら贄子様、きっとお喜びになりますよお」

 

「あのお方は自分を殺してくれる人をずっと探していらっしゃいますから」

 

「この世界の力では、あのお方を殺せないのですから」

 

 

 

 

 

加藤が生み出したキャラは不死身の男でした。飄々として、それでいて最強って感じが好きなんだそうです。

肌が弱くて不健康なので、真逆のキャラになってみました!「最強……でもそれゆえの悩み苦しみを持っている」みたいな設定を込めています!

<冷静な人のコメント>

・怖すぎるって。もうちょっと優しくしてくれ

・不死身キャラって無限に打たれ強いだけだし、最強のイメージないけどな〜

・でも、他人にインタビューする形式で逸話を披露するのって憧れるね

 

・この人が一番怖かった。こいつが出てこいよ

 

海賊版のアベンジャーズか?

加藤扮する”ニエゴ”が参戦し、3種類の変態がここに集結しました。早く解散してくれ。

それでは、最後のファイターの入場です。

 

 

エピソード04. 原宿

男「役者は揃ったようだな。いよいよ史上最強のバトルロイヤルが始まるぜ」

女「待ちきれないわ。早く血とか出ないかしら」

 

 

コツ……コツ……

 

 

男「ん? 何者だ、あんた。こんなところに来たら危な──」

 

 

「うわあああ!!! あ、あなたは!!!!」

 

「ひいいいい!!! こ、この男は!!!!」

 

「ただものじゃない奴の中でも最もただものじゃないと言われているただものじゃない男!!!!」

 

「終わりだわ……この男まで参戦するなんて……」

 

男「見た目こそ意識が低いハロウィン参加者にしか見えないが、その実力は本物だ!!」

 

男「何せこの男は──」

 

「489戦無敗!! 最強のチャンピオンなんだ!!!」

 

 

 

 

男「伝え聞くところによると、この男の強さはオフの日の過ごし方にあるらしい──」

 

 

 

 

男「週末になると近所のスーパーに買い出しに行き」

 

 

男「次週の分の食事を、すべて常備菜として冷蔵庫に保存しちゃうんだ」

 

男「れんこんのきんぴら、ほうれん草のおひたし、牛肉のしぐれ煮……。ときには、味玉だって作るらしい」

女「しかも、作業に慣れてしまえば、一時間もあればこれぐらいの仕込みは簡単にできるって聞いたわ!」

 

 

男「オフの日にしっかりと常備菜を保存しておくことで、自炊時間の短縮にもつながり、平日の空き時間を効率的に利用できるんだ」

 

男「それだけじゃない。奴は常備菜を作ることによって生まれた時間を……」

 

 

 

 

男「経済誌を読み、老後の資産形成のために利用しているという」

女「ぶるるっ」

 

男「不確定な未来のために、今日できることをしっかりと準備する。それがヤツの強さの源なんだ……」

 

 

 

 

 

 

何をしてくるか分からない。そんなトリッキーなキャラクターを目指しました

<冷静な人のコメント>

・ふざけんな

・せめて最強ではあってくれ

・「何をしてくるか分からない」じゃねえよ。何もしてこないだろコイツ

 

・律儀にリアクションするこの2人も悪い。大人を甘やかさないで

 

 

ということで、無事ここに最強キャラ4名が揃いました。

それぞれのエピソードのおかげか、心なしか裏最強トーナメントのような雰囲気が漂っていますね。気のせいでしょうか?

 

 

男「嗚呼、神はなぜ同じ時代にこの4人を産み落としたんだ! 万博でも開くつもりか?

女「この試合、一瞬も目が離せないわ! 血とかいっぱい出るわよ!」

 

 

「久しぶりに全力を出せそうだな。お前ら、せいぜい楽しませてくれよ」

 

 

「このゲーム、とっととクリアさせてもらうよ。やり込み要素には興味がないんでね」

 

 

「うふふ。お願いしますよぉ?」

 

「私を、殺してください」

 

 

チャク…チャク…

 

 

「始まるぜ! 世界最強を決める本物の闘いがっ!」

「いやあぁああああ!!」

 

 

ピ──……ン

 

ズオッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペチ……ペチペチ……

 

ペチペチ……ペチ……

 

ペチペチ……

 

ペチ……

 

ペチ……

 

 

 

 

 

 

ただものじゃないといえば…

皆さんは、サイコミで連載中の格闘漫画『TSUYOSHI  誰も勝てない、アイツにはをご存知ですか?

見てください、この表紙。いかにもただものじゃないタッチですね。中身を少し見てみましょう。

 

主人公は一見普通のコンビニ店員、川端 ツヨシ。

どう見てもただのフリーターにしか見えないこの男が──

 

デタラメに強い!

全男子の妄想を具現化したみたいで最高です。この暗闇で全反射するメガネとか売ってほしい。

ちなみにこのツヨシは、“最強”を求めた者が必ず行きつく人物というポジションらしいです。いいな〜そういうの。

 

やっぱり「コイツただものじゃねえ…ッ!」に効く1番の演出って、荒くれ者をぶっ飛ばして実力を見せつけることなんですよね。

なんですかカチョエペペ熊心臓って。いい加減にしてください。

 

そんな「TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには」を掲載しているサイコミは、現在再創刊2周年を記念した大感謝祭を開催中!

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ペチペチ……