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はじめまして。「死ぬ前に1回やっとこう」を書籍化すべく頑張ってる編集のM田です(漫画に出てる豚の首です)。

 

 

 

『不良に絡まれたところに、男の人が颯爽と駆けつけ、死闘を繰り広げて助けてくれる』

 

 

 

壁ドンに続く、女の子の憧れるシュチュエーションですね。
壁ドンはイケメンに限りますが、助けに来てくれたら、吊り橋効果で誰にだってときめいちゃうわけですよ。

 

 

そんなことを思ったのかどうかは知りませんが、毎日18時間くらい「どうすればモテるのか」を考えている小山さんが私に言うわけです。

 

 

 

「死ぬ前に1回リアルファイトをやってみたいから、打ち合いをさせてくれるボクシングジムを探して」って。

 

 

 

「冷静に考えて、そんなんド素人にやらせてくれるところないよ~」

 

なんて思いながら、いくつものジムに電話し、断られること数十件……。

心が折れそうになって諦めようかと思っていたところ、なんと元WBA・WBC統一世界ジュニアライト級王者の沼田義明さんが「はい、いいですよ」と快く引き受けてくださったんです。

 

そして心優しい沼田さんご指導・ご監修のもと今回決行することとなりました。

 

 

実戦前、小山さんは猫パンチみたいなヒョロッヒョロのパンチを、「やぁっ!」とか、いかにも弱そうな掛け声を出しながら、練習していました。
不良に絡まれて、こんな猫パンチ野郎が来たら、「もういっそ自分で不良倒そうかな」って気になるようなレベルでした。

 

 

でもいざリングに上がったら違ったんですよ。「本当に殴られる」って思うと闘争本能が出るのか、小山さんは果敢に攻めていました。
必死になりながらも、相手をしっかり見てパンチを繰り出す姿は、あのクソみたいなネコパンチを繰り広げていた小山さんじゃありませんでした。

 

 

沼田さんも「あいつはスジがいい…」なんて仰ってくれていましたからね。

 

 

私にいたっては、「1ポンドの福音」のシスターみたいに「主よ、小山さんをお守りください」なんて気持ちになって、不覚にもときめいてしまいました。おわったあと「これがリアル」とかなんとかブツブツ言ってる小山さんを見て、現実に戻りましたけどね。

 

 

そんなわけでみなさんもぜひ、不良に絡まれる前に、死闘を繰り広げる練習をしておいて、吊り橋効果で彼女をゲットしたらいいんじゃないかなって思います。

 

 

 

編集M田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(おしまい)