目的地に到着

さて、やって来たのは京阪電鉄・橋本駅です。

関西以外の方には「マジでどこ?」という感じだと思いますが、大型ショッピングモールでお馴染み、あの樟葉(くずは)駅の隣にあります。
「樟葉ってどこ?」という声もありそうですが、聞こえないフリをします。
 
そんな橋本に来たのはある場所に投票箱を置くためです。
 
 
駅から西側へ5分ほど歩くと…ありました!置くぞ置くぞ置くぞ…
 

ドン!!
 
 
いや〜、置けました。よかったよかった。
外に持っていくのを思い付いた瞬間から、まずはここに置きたかったんですよね。
 
県境(けんざかい)。
 
 
 
そう、ここは大阪府と京都府のちょうど境目なんです。
 
投票箱と、意図せずすしざんまいみたいなポーズになっている僕の右側が大阪府、左側が京都府。丁度ど真ん中に”僕たち”はいます。
 
投票箱っていつも決まった地区の真ん中あたりに置かれてるので、こういうどっち付かずな場所にあるのを一度見てみたかったんですよね。
 
 
心なしか「大丈夫?ここで合ってます?」と不安がってるようにも見える。
ちょっと可愛いかも。
 
 
実際、ここに置いたら大阪と京都どっちも投票出来るんですかね?一票の格差も縮まったりするのでしょうか。

一票の格差(いっぴょうのかくさ)とは、同一の選挙の選挙区間で有権者数あるいは人口数が異なっていることで1票の価値あるいは選挙区民一人ひとりの価値が異なっていることを指摘する言葉。

引用元:一票の格差_Wikipedia

つまり、人口が違うと1票の重みも変わるよということ
 
 
いや、そんなに簡単な話じゃないか…そもそも選挙箱を動かしていいかも選挙が必要なのでは…じゃあその「選挙の選挙」の選挙箱はどこに…?それも選挙で…??んん…??
 
頭がこんがらがってきました。多分気のせいですが、政治の難しさの片鱗を味わえた気がします。
 
…そう考えると世の中には山ほど選挙があって、その選挙の数だけ、投票箱は有権者の色々な思いを受け止めてきたんですね。
急に投票箱がいじらしく思えてきました。お疲れ様…いつもありがとう…。
 
せっかく外に連れ出したので、次はそんな投票箱を労ってあげたいと思います!
早速、リフレッシュできそうな所へ移動します。
 
 
この辺りから、恥じらいの感情はほぼ無くなっています。
 

投票箱と遊ぼう

 
電車に揺られること数十分。
 

さあ、やって来ましたよ…ここが…
 
 
鴨川だ〜〜〜!!!!
 
 
京都を代表する一級河川こと鴨川幸いなことに天気にも恵まれています。
 
いつもは体育館や公民館の、無機質な風景しか見ていない投票箱。
今日はたっぷり綺麗な景色を見てリフレッシュしてもらいましょう!
 
 
ほーら見てごらん、これが鴨川だよ^^
綺麗だね^^
 
 
いいねいいね!涼しげな感じが出てるよ~気持ちよさそう!
 
 
こういう段差って、何のためにあるんだろうね~。
 
 
日光が気持ちいい!投票箱も気持ちいい?
 
 
投票箱に興奮するヤバい変態が撮影したグラビア?
 
 
お腹が減ってきたので「今一番食べたいもの」を投票しました。
 
公園があったのでシーソーで遊びました!きゃっきゃ。
基本は紙で出来ているのでめちゃくちゃ軽いです><
 
 
僕、ジュース買ってくるから休んでてよ。何がいい?
 
 
ねぇ、投票箱やってて大変だったこと、ある?
 
 
うん、うん…そっかそっか…大変だよね…。 あ、
 
 
鴨(かも)いんじゃん。
 
 
鴨川めぐりもラストスパート!
一緒に飛び石で向こう岸まで渡っちゃいます。…って、
 
 
 
ちょっとちょっと~!落ちたらひとたまりもないんだからしっかり捕まってて!
まったく、はっくん(投票箱)ったらお茶目なんだから~!
もう~~!きゃっきゃ!うふふ!きゃっきゃ!
 
 
うふふ…あはは…
 
あはは…
 
はは…
 
 
 
 
はぁ。遊んだ遊んだ。
2kmほどの距離を3時間ほどかけて、何とかギリギリ正気を保ったまま歩きました。
今なら大抵のことは恥ずかしがらずに出来る気がする。
 
…自分で作った投票箱ですがこうやって長時間一緒にいると、不思議と愛着が湧くものですね。
堅苦しいイメージを持っていた選挙そのものにも、少し抵抗が無くなった気がします。
 
皆さまもご興味ありましたら、是非「My投票箱」を作ってみてはいかがでしょうか?
外に連れ出したときの周りからの視線は、自己責任でお願いします。