~前回までのあらすじ~

10日間誰とも口を聞かずに瞑想する「ヴィパッサナー瞑想」に挑む野田せいぞ。

「マインドフルネスはGoogleでも取り入れてるから」と親を説得し、10日間の瞑想合宿に挑む。

果たして野田せいぞは無事に10日間「聖なる沈黙」を守ることができるのか!

前編はコチラから

 

2日目

 

 

全然、集中できない…

スマホ以外にも過去の出来事や、終わって何をしようとか、ついつい考えてしまいます。気づけば午後の瞑想も終わってしまい、このままだと瞑想合宿にきた意味がないと焦ってしまいます。

 

シャワーを浴びても雑念が洗い流されることはなかった。

散歩して気を紛れさせよう…

シャワーを浴びたときに足が濡れたからポケットに靴下を入れてたのだった…

 

普段いかにスマホを見ているかを思い知りました…。

 


 

「講話」の時間が唯一の癒しです。

学校の授業中に映画を見るようなお得感があります。

コンテンツに飢えているので、スポンジのように話が頭に入ってくる…!

この日の講話では、タイムリーな話が2つ出てきました。

 

 

なるほど。今日一日、スマホを触りたいとか考えていたのは、ここ数年スマホを触ってきたクセなのか。

瞑想中に違うことを考えてるって自分でわかればすぐに瞑想に戻ればいいらしい。それの繰り返しでクセを無くすのだ。

 

みんな、ぶつかる壁は同じかもしれない。

5日目の夜にも逃げ出したくなると言っていましたが、理由は教えてくれませんでした。

そのくらいの時に限界がくるということなのでしょうか。

 

そして講話も終わって就寝時間に。

 

あと8日か…1週間以上ある!

1日目と変わらないスケジュールだったけど、あまり瞑想に集中できていないからか、短く感じた。

やっぱり空想は最大の暇つぶしですね。しかしこのままでは瞑想合宿にきた意味が無くなってしまうので、明日からは気を引き締めていきたい…。

今のところ食事と、夜の講話が生きる楽しみになってる。老後じゃん。

 

 

3日目

他のことを考えてるのを認識して戻す。悪いことじゃない、これはただのクセ…。

…だんだんと、自分の中で瞑想のコツがわかってきた。

無心は意識しないと作れない。頭をずっと動かして無心に近づけていく。

もっと修行を積めば、自然と無心になれるのかもしれませんね。

 

 

 


 

これでズボン問題は何とかなりそうだ!

(今、調べて見るとクエン酸はマジで消臭効果がありました。よかった…)

 

 


休憩時間のあいだ講話で話していたことを思い返していた。

 

ヴィパッサナっ子が印象的すぎて、なにを例えたのか忘れてしまった。

 


 

ティータイム中、辺りを見渡すとお湯を飲んでいる人がいました。

 

この合宿に2回目以上参加している人には、さらに3つの戒律が追加されるようです。

・正午以降、食事を摂らない。

・踊りや歌などの娯楽を避け、装身具などで身を飾らない。

・ぜいたくな高い寝台で眠らない。

 

食事を摂らないのはキツいですね…。食事は固形物以外に牛乳や豆乳も禁止されているようです。

古参の人たちは、お湯に生姜とレモンを入れてアレンジをして飲んでいました。

風邪のときにおばあちゃんが出すやつですね。

 


 

4日目

全然回復してなかったじゃん。

学校じゃないので誰も起こしに来ない。全部自分の責任です。7時に起きて朝食も食べ逃した。

いや、7時起きって普通ならまあまあ早起きなのに。

 

瞑想は置いといてパーティしようぜ!ってなればいいな。

 


 

今までの瞑想は序章だった…

これまでの瞑想は『ヴィパッサナー瞑想』ではなく『アーナーパーナ瞑想』というものだったらしいです。

つまりここからが本番ということです。

 

 

ここからヴィパッサナー瞑想へ!!!