こんにちは、ARuFaです。

 

突然ですが、皆さんは強くなりたいですか? 僕はなりたいです。

 

生物が『強さ』に憧れるのは、弱肉強食の世界を生き抜くためのいわば本能。僕も一人の男として、パワフルな肉体最強武術を身に付けたいものです。

 

でも……

 

そう、僕、すっげ~弱そうなんです。そして実際、すっげ~弱いんです。趣味、お散歩だし。

 

恐らく、今の僕が強くなるには、長い年月血のにじむような努力が必要でしょう。しかし僕は一日努力をすると二日寝てしまうので、これは現実的ではありません。

 

……そこで僕は、こう思いました。

 

 

ならせめて、自分を強そうに見せたい!

 

そう、強くなれないのなら、嘘でも自分をメチャクチャ強そうに見せて、相手をビビらせてしまえばいいのではないでしょうか。いわゆる『ハッタリ』というやつです

 

実際、野生動物の中には自分より強い動物のマネをし、ハッタリだけで生き延びている種もいるとのこと。ハッタリって意外と効果的らしいのです。

 

……ならば、ベビーカーに轢かれて骨折した経験を持つ貧弱な僕でも、ハッタリさえ極めれば格闘家をビビらせて勝つことができるのではないでしょうか?

 

つまり……

 

 

ハッタリを極めたら、柔道家にも勝てるんじゃない?

 

そう、ありとあらゆるハッタリで自分を誇張し、極限まで強そう(怖そう)に見せれば、強さの象徴である『柔道家』をも怖がらせ、戦う前に戦意喪失させることができるのでは、と考えたのです。

 

誰もが憧れる柔道家……それにハッタリだけで戦わずして勝利したとなれば、ハッタリの実用性が証明され、誰もが強くなれる時代が幕開けることでしょう。

 

全国のモヤシっ子たちのためにも、ここは僕が身体を張って検証するしかありません。インターネットは君たちの味方だよ。

 

というわけで、早速ハッタリだけで柔道家と戦うべく、まずは都内の柔道道場にコンタクトを取ることに。

 

なお、今回は『ハッタリ』だということがバレたら効果がないため、対戦相手には「記事の企画で柔道勝負を取材したい」という内容で依頼をし、ハッタリをかますことは伏せることにしました。

 

……すると数日後、まんまと1件の道場から撮影の許可が下りたため、さっそく僕はハッタリの準備を開始。

 

相手の柔道家をビビらせられるよう、ハッタリに使用する小道具衣装を用意したり、細工を施したりして、対戦日に向けて万全の準備を整えました。

 

これらの小道具がどのように使用されるのかは、対戦当日に明らかにされることでしょう。

 

……さあ、あとはこのハッタリを存分にブチかますだけ。弱肉強食の世界がひっくり返る瞬間を楽しみにしていてください。

 

 

そして対戦日……

さて、そんなこんなで対戦当日。僕は都内にある『朝飛道場』へやってまいりました。

 

本日はこの道場で柔道家の方にハッタリをかまし、めっちゃめちゃにビビらせて爆裂勝利するという予定です。

 

もちろん、この日のために準備したハッタリ小道具も忘れていません。

 

最終的にかなりの量になりましたが、なにせ相手はマジの柔道家。全力でハッタリをかます必要がありますからね。

 

……また今回は、ハッタリをする上で複数人の協力が必要なため、それぞれに台本を作り、事前に入念な練習も済ませてあります。

 

土日を潰して考えたこの台本通りに段取りが進めば、きっとどんな柔道家をも戦意喪失させられるはずです。

 

そして、本日の対戦場所となる道場内部がこちら。お邪魔してみると早速……

 

今回の対戦相手である、柔道家の鷹木(たかぎ)さんがいらっしゃいました。

 

この道場の指導者をしているらしく、想定していたよりも『マジ』寄りの人です。

 

……なお、対戦者である僕は、登場時からハッタリをかます予定なので、ネタバレ防止のために鷹木さんとは会わずに裏でハッタリの準備をしています。

 

ちなみに今回、鷹木さんには僕の情報を伏せており、さらに『命の危険を感じた場合は棄権をしてもいい』と事前に伝えてあります。そう、ハッタリはすでに始まっているのです。

 

僕が鷹木さんの立場なら、この時点でビビって失禁確実なわけですが、鷹木さんいわく、

 

「……まあ、やってみましょう」

 

とのことでした。全くビビっていないばかりか、むしろ闘争心を高めてしまった気がします。

 

そしてこれは、その返答が聞こえた瞬間の僕の表情です。帰りたい。

 

……現時点では僕の方がビビっているわけですが、とはいえ、こちらは入念なる準備をしているから大丈夫なはず!

 

圧倒的なパワーを前に、知恵と工夫が勝利するところを見せてやろうではありませんか!

 

 

なお、今回のルールはこのような感じ。試合開始までに多くのハッタリをかまし、どれだけ相手の戦意を喪失できるかが勝負のポイントになります。

 

……それでは準備も整ったところで、さっそく検証を開始したいと思います。

はたして僕の全力のハッタリは、柔道家をビビらせることができるのでしょうか?

 

 

ハッタリで柔道家をビビらせられるのか?

さあ、そんなわけで「ハッタリで柔道家をビビらせられるのか」という非常に根暗な検証が、秘密裏にスタートしました。

 

それでは早速、鷹木さんが準備運動を始めるなか、いよいよ対戦相手である僕の登場です。

 

 

ガラ………ガラ………

 

………ガラガラガラガラ

 

ガラガラガラガラガラガラガラガラ………

 

ガシャッ……

 

 

まずは、ファーストインパクトとして、エグい拘束されながら警察研究者に連れられて登場し、『ヤバい研究施設から送り込まれてきた殺戮マシーン感』を演出。

 

また、息をフシュフシュさせて、知性や理性がないことを相手に察させるのも忘れません。知性と理性が欠けた奴ほど怖い存在はいませんからね。

 

……さあ、この登場に、鷹木さんはどんな反応をしているのでしょうか?

 

 

あれっ

 

ビビってる?

 

先程とは明らかに表情が違う気がします。これはビビっているのでしょうか?

 

……しかし、現段階では戦意を喪失しているとは判断できないため、このままハッタリを続行することにしましょう。

 

 

というわけで、荷台から降ろされた僕は、警察の手により拘束具を解かれていきます。

 

ちなみに、僕の登場により道場内の空気は一変しており、もはや拘束具を解く音しか聞こえない状況です。

 

そして、おおよその拘束具が解かれた時点で、ようやく対戦相手である僕の顔が公開されます。

 

ちなみに僕はこの日のためにダイエットをし、「普通に屈強な奴よりも、痩せてる奴の方が逆に強い」という『アニメあるある』も演出しておきました。

 

ちなみに最後は研究者により、腕の拘束具が外されますが……

 

手錠だけは、最後まで外されずに着けたままにします。

 

これは、拘束具を全て解かないことにより、相手に「手錠が無いとマジでヤバいんだろうな……」というイメージを与えることができるからです。

 

……が、それをした上で、

 

 

……ギッ

 

バキャッ!

 

漫画とかの強いキャラってすぐ手錠を破壊しますよね。なので僕もやってみました。

 

事前に鎖に切れ目を入れて細工しただけですが、シンプルな力強さを見せつけることができるでしょう。

 

 

鷹木さんもこの表情です。

 

……しかし、手錠が破壊されたとなれば、警察が黙っていません。

 

 

貴様ーーー!!!

 

バゴッ!

 

あの警察が一瞬の躊躇もなく武器を使う……。それだけで僕がどれだけ驚異的な存在なのかを見せつけることができるはずです。

 

実際には後方の荷台を殴っているわけですが、鷹木さんからの視点だと僕を殴っているように見える角度になっています。

 

しかし……

 

 

えっ…?!

 

……は?

 

一体何が…?

 

「フシュー……」

 

あの一瞬で警棒を切り取ったというのでしょうか。

 

人は、理解できない現象を目の当たりにすると恐怖を感じると言われていますが、攻撃したと思っていた側が攻撃されていることほど恐ろしいことはありませんよね。

 

※もちろん警棒には事前に細工がされています。

 

 

止まれーー!! 止まりなさい!!

……フッ……フシュ…!

 

手錠が破壊され、警棒も効かないため、たまらず警察官が拳銃を取り出して大声で威嚇します。

 

しかし、そんなもので歩みが止まるはずもなく、警察との距離をどんどん詰めていく僕。

 

すると……

 

 

スッ……

 

プスッ

 

ドッ……

 

活動停止の手段が「麻酔」しかないって、最終手段すぎて単純に怖くないですか?

 

また、このハッタリにより、僕がもはや『ヒト』ではなく『獣』に近い存在だということも相手に刷り込めたはずです。

 

……そして、これら一連の流れを見た鷹木さんの反応を確認してみると、

 

 

足首をほぐしながら固まっていました。

 

良い調子だと思います。

 

ちなみに全然関係ないのですが、僕に麻酔を打ちこんだ研究者が、登場時から熱心に見ているバインダーは、

 

クロスワードパズルになっていて、暇を潰せるように配慮されています。

 

 

……さて、そんな研究者によって麻酔を食らった僕は、念のため再び拘束具を付けられ、

 

警察に引きずられて医務室へ。

 

そして、麻酔から目覚めるまで、ベッドに寝かされることになりました。

 

実際は麻酔になどかかっていないわけですが、マジ感を出すために30分ほどこのままで待機します。

 

鷹木さんにもスタッフから事情が説明され、そのまま30分待機してもらうことに。

そしてこれは台本に書いていなかったのですが、麻酔を刺した研究者も責任を感じて謝罪していました。

 

……そしてここからが、僕のハッタリのラストスパートになります。

 

 

そして30分後……

さあ、そんなこんなで30分が経過したため、研究者が医務室を覗きに行きます。

 

はたして、麻酔は切れているのでしょうか?

 

………。

 

「うわあああああーーーーッ!!」

 

突如、道場内に響き渡る叫び声……、研究者に一体何があったのでしょうか。

 

 

…………

 

……ペタ……ペタ……

 

ペタ……

 

引きちぎられた拘束具、ボロボロの白衣、破られたバインダー……。もはや研究者が犠牲になったことは容易に想像できます。

 

そして、麻酔を扱う研究者が犠牲になったということは、この化物を止める術が無くなったことも同時に意味するのです。

 

そしてさらに、研究者の白衣から謎の薬品を取り出し、

 

ザーーーーーーーーーーーーーーー

 

ガッッッ!!

 

見るからに怪しい謎の薬品(クッピーラムネ)を大量に服用しました。

 

健康を害するであろうドーピングにも一切の躊躇がない……これは、相手が善良なスポーツマンなほど恐怖するはずです。

 

……そしていよいよ、次が僕からの最後のハッタリとなります。

 

 

フシュ……じゅんび…うんどう……

 

薬を飲んでドーピングした僕は、興奮状態のまま……

 

フラフラと外に出ていき……

 

そして10分後…… 

 

 

みんな……こわれちゃった……

 

外に出て行った狂人が、他の道場の看板大量の黒帯を持って帰ってきたとなれば、「道場破りをしてきた」としか考えられません。

 

準備運動で道場破りをするほどの凶暴さ……これほどシンプルな強さに恐怖しない人などいないでしょう。

 

……そして、以上で僕のハッタリは全て終了。最後はずっと着けていたマスクを外し、臨戦態勢であることを表します。

 

さあ、あとは鷹木さんに勝負をふっかけ、戦意喪失しているのかを確認するだけです。

 

フシュッ!フーッ…… にんげん……こわす……

 

というわけで、ついに息を荒げながら鷹木さんとの距離を詰める僕。

 

登場時から立て続けにハッタリをかまされた鷹木さんは、恐らく今、最大の恐怖を味わっていることでしょう。

 

よく見てみると、最初に比べて完全に顔つきが変わっています

 

……いや、これマジでいけるんじゃない? これ完全にビビってる顔ですよね?

 

あ~、これは行けるわ。完全にビビってる。完全に流れこっちだわ。

ん? ……ってことはさ、ここまで完全にビビってるってことはさ、

 

 

うおおおおおおおおおおおおーーーーー!!!!!

 

ビビれオラァーーーーーー!!!!

 

 

あっ

 

 

 

ッバーーーーーン!!!

 

ッバーーーーーン!!!!

 

 

 

?????????

 

 

 

 

 

 

ダメでした。

 

 

なんかバレてたっぽい

すみません、全然ダメでした。一瞬で身体が宙を舞っていました。

 

……その後、ネタばらしというか、すべての事情を鷹木さんに説明したのですが、「やっぱりですか~」とのこと。

 

悔しいので詳しく聞いてみたところ、

 

……なんというか、強い人かどうかは歩き方とかでわかるので、ある程度の強さは最初の段階でわかってました

え? じゃあ最初の時点でバレてたってことですか?

あ、でも手錠を壊したのは驚きました。あと警棒? 折ってましたよね? あれで『力はあるのかな?』とは一瞬思いましたね

……じゃあ、その時はビビってたんですか?

いや、強い雰囲気が全く無かったので怖くなかったですね。『ああ、何か強そうに見せてるんだな~』って思ってました

恥ずかしすぎるので帰ったら一週間寝ます。さようなら。

 

……どうやら、歩き方や雰囲気などで、強くないことはバレていたとのこと。

 

で、その上で僕の台本に付き合ってくれていたらしく、それを聞いた僕はメチャクチャ恥ずかしくなりました。

 

 

ちなみに、この後にめちゃくちゃ不意打ちで襲ってみたりもしたのですが、

 

完全に負けました。

 

ハッタリも効かない上、不意打ちでも完璧に負けてしまったので、柔道家の人って本当に強いんだと思います。

 

というわけで、今回の検証結果は……

 

ハッタリを使えば一瞬くらいはビビらせることもできるとは思うのですが、本当に強い人はそれがウソだとすぐに見抜けてしまうそうです。

 

なので強くなりたい方は、ハッタリなんてせずに今すぐに柔道を始めてみてはいかがでしょうか?

 

それではさようなら。

 

 

 

さて「強い」といえば……

さて、「強い」と言えば、このたび『メンズビオレ』の洗顔シートが、より”強く”リニューアルしたそうです。

 

独自開発のタフテックシートという技術を使い、丈夫で液たっぷりなシートになったらしく、従来よりも破れにくいのでガシガシ拭いても大丈夫なんだとか。

 

このように思い切り引っ張っても破れません。洗顔シートを引っ張るのが好きな方にはたまりませんね。

 

また、顔だけでなく上半身も拭けるらしいので、これからの季節、スポーツのお共にピッタリです!

 

みなさまも、ハッタリで柔道家に挑む際などに、是非ご購入くださいませ。