お願い!マッスル!めっちゃモテたいよ!

 

こんにちは、ライターのたかやです。

自分は運動とは無縁の人生を送ってきました。おかげで身体もヒョロヒョロのガリガリ。

 

ムキムキの肉体を手に入れてカッコイイって言われたい……!

 

そんな訳で、いま僕はフィットネスジム界でも最大手である「ゴールドジム」の前に来ています。

 

ゴールドジムとは…

アメリカ・カリフォルニア発祥のフィットネスクラブ。アーノルド・シュワルツェネッガーの主演映画の舞台となり、一躍その名前が世界中に知れ渡る。

日本では現在80店舗以上展開されている。

店舗検索はこちら

 

スポーツジムといえば、最近では『ダンベル何キロ持てる?』という、筋トレをテーマにしたアニメがかなり人気を呼んでいましたね。この作品に登場する「シルバーマンジム」の元ネタになっているのもゴールドジムです。

 

※余談ですが、僕はアニメ「ダンベル何キロ持てる?」のOP曲がめちゃくちゃ好きで100回以上は聴きました

 

天下のゴールドジムなら、ヒョロガリWEBライターでもマッチョになれるはず!

 

ただ、僕のような初心者がジムに通っても大丈夫? 笑われたりしない?

これを読んでる読者のみなさんも、「ジムには行ってみたいけど、初心者だから不安……」って人が多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、今まで一度もジムに行ったことがない僕が、ゴールドジムに潜入してみます! 筋トレだけじゃなくてダイエットについても聞いてきたので、痩せたい人も読んでくださいね!

 

ゴールドジムのトレーナーが凄い!

まずは僕の体型がどんなものか、ご確認ください。

身長161㎝・体重50キロ。ガリガリだけど、最近は下っ腹がちょっとぷよぷよしてきました。

過去に運動経験はほぼ無し。得意なファイトスタイルは「対話」です。よろしくお願いします。

 

ではさっそく、施設の案内をしてくれるトレーナーに登場してもらいましょう!

ゴールドジム・アドバンストレーナーの加藤さんです!

 

…………いや、

 

すっげぇですね?!?!

 

加藤直之さんの輝かしい経歴

2012年 ジャパンオープンボディビル選手権 優勝

2017年 アジアボディビル選手権70kg級 3位

2019年 日本ボディビル選手権 3位

 

加藤さんはゴールドジムのトレーナーである他、現役のボディビル選手としても活躍されています。予想以上のマジの人が取材対応してくれました。

 

背中も見事な肉体美。鬼神宿ってんじゃん!

 

「では早速ジム内を見学させてください…と言いたいところなんですが、その前に1つお願いしてもよろしいでしょうか」

「なんでしょう?」

「ボディビルダーの人って“自分の身体を魅せるプロ”じゃないですか。なので写真に撮った際に、筋肉があるように見えるポージングを教えてくれませんか?」

「筋肉があるように見えるポージング……?」

「僕みたいなヒョロヒョロでも、ポーズによっては筋肉があるように見えるのではないでしょうか。その写真をSNSに投稿してチヤホヤされたいんです」

 

「そうですね、漫然とポーズを取るのではなく、角度を意識するといいですね。例えば、このヒジをもうちょっと上げて腕を軽く前に傾けると、上腕二頭筋にが生まれます」

「なるほど、光と影のコントラストをつけることで、筋肉が浮きでるんですね」

 

教わった通りにポージングしてみました。筋肉ついてるように見える~!

世の貧弱男子達~! ポージング次第で、ちょっとだけ筋肉があるように見えるよ~!

 

「こんなに強そうな自分、人生で初めて……(泣) かなり有益な情報をゲットできたし、今日はこれでお開きということで」

「いや、『あるように見える』で満足しないで、ぜひ本物の筋肉を作ってください」

 

ゴールドジムはこんなとこ

ジム内を上半身裸で歩いてはいけないので、トレーニングに適した格好に着替えました。ちんちくりんですいません。

ちなみに着ているTシャツはゴールドジム・オリジナルTシャツ。記事の最後ではこちらのTシャツをプレゼントするのでお楽しみに!

 

今回お邪魔した『ゴールドジム東陽町スーパーセンター』は、国内にあるゴールドジムの中でも最大級の充実した設備が整っています。この膨大な数のトレーニングマシーンを見てください!

 

多目的な運動に使える体育館もあります

 

意味もなく走っちゃお

 

プールまであるの?!

※店舗によって設備内容は異なります

 

「凄い。ビルの3~6階までがトレー二ングできる空間だ。筋トレ好きにとっては夢の城ですね」

「他にも、東陽町店では、ヨガスタジオや格闘スタジオ、スポーツフィールド、プールやサウナなどもあります。会員になって頂ければこれらの施設が全て利用可能です!」

「施設内には、平日の昼間だというのに利用者が結構いますね。マッチョな人はもちろん、女性やお年寄りまで!」

「はい、筋肉をつけたい男性や、ダイエット目的の女性、運動不足解消のためにご年配の方まで、色んな人が利用してます。だから初心者でも気後れすることはありませんよ!」

「僕みたいな人間はジムでは浮いちゃうかなと思ってたんだけど、一安心……」

 

トレーニング開始!

ここからは実際にトレーニングを体験してみます

 

「たかやさんは『筋肉をつけたい』とのことなので、まずは大胸筋()や上腕三頭筋(の外側)に効果のあるベンチプレスをやってみましょう。運動をやったことがないなら、ウェイトはつけずにバーだけでいいです」

「加藤さん、いくら僕でもバーだけなら楽勝ですよ。ハハハ」

 

あ、やっぱ重(おめ)ッ!

 

「うそうそうそ! なにこれ!? このバー何キロあるの!? 」

「20kgです」

「うそだ~2トンはあるよ! 無理ィ゛ィ゛ィ゛……」

「いけます! 絶対いけます! 息を吐きながら、この部分に力を入れて、そう、良いっ!」

「うぅぅぅ~~~~(プルプルプル)」

 

ザァァィスッ!

 

ひィん…

 

「きっつ~。アイシールド21で『セナのベンチプレス20kg!?弱すぎwww』って笑った過去の自分を殴りたいです。バーだけでこんなにプルプルしてる自分が恥ずかしい……」

恥ずかしくなんてありません! まずは無理せず軽いものから始めて、正しいフォームを覚えることが大事です。最初は誰だってそうなんだから、笑う人なんていませんよ

「そっか、20kg持ち上げるのがギリギリでも普通なんですね。ちなみに加藤さんのベンチプレスの最高記録はどれくらいですか?」

「僕は150kgです」

「次元が違う……」

 

続いてのマシンはこちら。ラットプルダウン。主に背中の筋肉を鍛えます

 

これで背中に集中するヒットマッスル(打撃に使用する筋肉群)を鍛えれば、パンチも強くなる……けど、つらい!

 

「実は背中というのは、自宅で鍛えるのが難しい部位なんですよね。特に広背筋は、近くの公園に懸垂できる鉄棒でもなければ、なかなか鍛えられない」

「背中ってそんなに鍛える必要ある?」

「カラダの前面と背面は、同じくらいに鍛えたほうがボディのバランスがよくなります。見た目的にも、逆三角形の背中はかっこ良くないですか?」

「逆三角形……男らしさの代名詞的なやつだ。うらやましい~」

「あと背中は筋肉が大きいですから、ダイエットにも最適ですよ!」

 

背中の次は!ということで、チェストプレスというのをやってみました。アニメ『ダンベル何キロ持てる?』の4話で見たー!

 

今回は取材ということで加藤さんがつきっきりで教えてくれましたが、それぞれのマシンに使い方を説明した紙が貼ってあるので、一人でも利用できます

 

続いてのマシンに行ってみましょう。これはレッグプレス。太ももお尻を鍛えます

 

「お尻の筋肉なんて今まで使ったことなかったから、効きがハンパない。でも頑張ろう。『お尻の形は筋肉によるものだから、“運動せずに痩せてもお尻は垂れちゃう”』と聞いたことがあるんです。お尻だけは垂れたくない……!」

「それなら、こういうのもありますよ」

 

こちらは『ブーティービルダー』というマシン。重りのついたベルトを、腰の力で浮かせることによって、お尻の引き締め効果があります。

ちなみにこのマシン、結構珍しいものなんだとか。

 

こちらは「バトルロープ」と呼ばれるトレーニング。重いロープを上下に動かし波打たせることで、全身の筋肉を鍛えます。格闘家がこれやってるのよくテレビで見ますよね。

脂肪燃焼効果も高く、短時間でカロリーを消費できるそうです。

 

うわわわわ……

 

これなら簡単だろと思ったんですが、重いロープを振るのに肩と腕の筋肉めっちゃ使う! 波打つロープに腕が持っていかれそうになるので、踏ん張る力バランスを保つ筋肉も必要。これは全身に効く…!

関係ないけど「腕が持ってかれる」って台詞、ハガレン以外で使うことあったんですね。

 

想像すらしてなかった器具もありました。巨大なタイヤ……?

 

「なんでこんなところにタイヤが落ちてるんですか???」

「こちらは『タイヤフリップマシン』と言います。重たいタイヤを起こす動作により、全身の筋力アップ筋肉の連動性が向上するんです」

「おもしろそう……やってみよう」

 

だから重(おめ)~~~

 

「無理無理! こんなん人類には無理ですよ!? 加藤さんだって実はできないのでは?」

 

ヒョイッ

 

嘘ぉ……

 

「わかった! これ加藤さんみたいなマッチョモンスターじゃないと持ち上がらないやつだ。普通の人は無理なんですよ、きっと!」

 

試しにカメラマンに挑戦してもらったら、普通に持ち上げてました

 

「あらためて自分の筋力不足を実感しました。凹むなぁ」

「初めてなんだから上手くできないのが当たり前ですよ。でも自分に合ったウェイト、ペースをこなせば、必ずできるようになります。人間のカラダって、そういう風にできてるんで」

「でも、どの運動をどれくらいやればいいとか、わかんないんだよなぁ……」

「それです! ジムに来る最大のメリットは、その人に適した運動や回数を、トレーナーがアドバイスしてくれるってことなんです。初心者講習もやってますから、何でも聞いてください」

「設備よりも、“どう鍛えるべきか”のアドバイスが一番のメリットってことか……」

 

他にも色々とマシンを体験したんですが、マジで体が限界だったので、ここでひとまず終了。マジのマジで限界。

最後は入念にストレッチを!

 

「ジムの設備を一通り体験しました! ここ数年で一番運動をした気がします。汗をかくって気持ちいいなぁ」

「満足していただき嬉しいです。運動したら喉がかわいたでしょ? ゴールドジムにはプロテインバーラウンジもあるので、そちらにも行ってみましょう」

「プロテイン……? 飲んだことはないけど、たしかドロドロしておいしくないやつですよね?」

 

ゴールドジム内にあるプロテインバー。人気のストロベリー味を頂きます。

 

あれ? 普通においしい!

ちなみにトレーニング後、45分以内の栄養摂取はゴールデンタイムと呼ばれています。これが血となり肉となり、理想の筋肉をつくっていくんだ。

 

ジム内にはカフェスペースもありました。 高タンパクかつ低脂肪なメニューが揃っていますね。マジで住めるぞここ。

 

「運動したあとに食べるご飯はさぞかし美味しいでしょうね。そういえば、加藤さんってどんな食生活なんですか? プロテインだけで生活している?」

「いえいえプロテインのみってことはありません。今日は妻がお弁当を作ってくれています。持ってきましょうか?」

愛妻弁当なんですね! 見たい!」

 

愛妻弁当、羨ましいですね~。どんなおかずなんでしょう。フフフ。

 

「持ってきました! こちらです!」

「え」

 

そーいう感じ!?

 

こちらが現役ボディビルダーの昼食です。オカズとサラダはシェイカーの中に入ってました。加藤さんのような筋肉を目指したい人は是非ともご参考ください。

 

「さっきまで『愛妻弁当って羨ましい~』と思ってたんですが…。愛の形はいろいろありますね…」

「でも美味しいですよ! 筋肉にとって食事はめちゃめちゃ大事なんで、すごく気を使ってます」

 

筋トレ・ダイエット、初心者が気をつけること

ここからは同じくゴールドジムのトレーナーである荒川さん(左)にも加わってもらい、筋トレやダイエットについて詳しく聞いていきましょう!

 

ちなみに荒川さんもパワーリフティングの全日本チャンピオンという、これまたとてつもない人です。

 

荒川孝行さんの輝かしい経歴

パワーリフティング歴22年
全日本パワーリフティング選手権優勝5回(100kg級、93kg級)
2017 世界パワーリフティング選手権93kg級 7位
デッドリフト93kg級 日本記録保持者

 

「僕の場合は『筋肉をつけたい』と思ってジムに来ましたが、『ダイエット』が目的の場合、トレーニング内容もガラッと変わるんですか?」

「いえ、どちらも筋肉をつけるための運動を優先してやっていきます。筋肉をつけないと身体の基礎代謝が上がらないんですよ。だから、筋トレもダイエットも初めは似たトレーニングになりますね」

「痩せたい人はジョギングや自転車など有酸素運動をすると思ってました」

「もちろん脂肪を直接燃やす一番の方法は有酸素運動です。でも基礎代謝を上げないと、せっかく痩せたボディを維持しにくいので、まずは筋トレからって感じですね

「ダイエットといえば、『運動せずに食事を抜く』という方法も、ネットではよく見ますが……」

「ジムをやってるから言うわけじゃなくて、痩せたいなら運動はしたほうがいいです。運動しないで痩せる場合、体重は落ちるけど体型はあまり変わりにくいので」

「食事制限だけだと、痩せはするけど綺麗なプロポーションにならないってことか……」

 

「僕は今日初めてスポーツジムというのを体験したんです。お二人のようにムキムキマッチョの人が行くべき場所であって、僕のようなヒョロガリが行ったら笑われるものだと……」

そんなことは絶対にありません。実は僕も高校生時代はガリガリで……母親と腕相撲をしても苦戦してたくらいです」

「僕もそんな感じでしたね」

「えー! うっそぉ~! そこから鍛えて、こんなスーパーボディになったんだ!」

「スタートは誰だってそんなものです。だからそれを笑うような人は真のマッチョではありません」

「心強い! ただ、筋トレもダイエットも、『自宅でトレーニングを行なう』という選択肢がありますよね? 自宅と比較して、ジムならではの良さってありますか?」

筋トレって英語の勉強と一緒なんですよ」

「急に何の話!?」

「英語って自宅で参考書を読むことでも勉強できるじゃないですか。でも、それだけでマスターできる人って、かなり才能と努力が必要ですよね。それなら英会話教室でプロに教わる方が……」

「あ、あぁぁ~~!! そういうことか! 確かに自宅で英語を勉強しようとしたら、サボっちゃったり、わからない部分をそのままにして、結局すぐ諦めちゃうかも!」

「筋トレも同じです。ジムに通ってプロに教えてもらったほうが、身につきやすいし、挫折しにくいんです」

「めっちゃくちゃわかりやすい!」

「決して自宅での筋トレを否定しているわけではなくて、自宅でやるならジムで基礎を憶えてからのほうが良いですよってことです」

「ゴールドジムのインストラクターたちは、『スクワットのやり方』ってテーマで8時間は語れるような人ばかりなので、トレーニングのことなら何でも聞いてください」

「ちょっと怖いわ」

「あと、ジムならではのメリットというと、やっぱり環境ですよね。充実した設備を最大限使えば、時間の面でもお金の面でも、実はジムを使ったほうがほうがコスパが良いと思います」

「なるほど。ちなみに筋トレってどれくらいの期間で効果が出るんですか?」

「筋肉の細胞が入れ替わるのは3カ月と言われています。なので個人差はありますが2~3ヶ月で体つきは変わると思いますよ」

「よ~し! もしムキムキになったら、バズッてる後輩ライターに『数字はキミが上かもしれないけど、筋肉じゃ僕に敵わないよ?』って言ってやる」

「ま、まあ……目標は人それぞれですから、頑張ってください」

 

「さっき『自宅でのトレーニングを否定するわけではない』とおっしゃってたのが気になってるんですが……経営的には、多くの人がジムに来てくれたほうが儲かるわけですよね?」

「ゴールドジムは『トレーニング人口を増やす』ことを目的にしてまして。だから究極、自宅でやるならそれでも良いんですよ」

「え?」

「例えば『引越し先にゴールドジムがないんです』とお客様から相談されたら、私たちは他のジムを勧めます

「ええ!それってゴールドジムさんにどういうメリットがあるんですか?」

「直接的にはメリットはないです。でもトレーニングをやめられるよりは、他ジムでも自宅でもいいから、トレーニングを続けてほしい

「な、何その考え方……???」

 

「『自分たちのジムだけ続けばいい』っていう考えだと、業界が先細りしちゃうんですよね。業界全体で盛り上がり、トレーニング人口を増やしたい!というのが、ゴールドジムがアメリカで生まれた時からの願いです」

「実際、現在はジムの利用者さんがかなり増加してまして。嬉しい限りです」

「なるほど。興味深い話をありがとうございました。最後に、いちばん大事なことを聞かせてもらってもいいでしょうか?」

「何でも聞いてください」

「『ダンベル何キロ持てる?』は見てますか?」

「全話見ました。ED曲の『マッチョアネーム?』が頭の中でリフレインしております」

「紗倉ひびきちゃん可愛いですよね」

「ありがとうございました」

 

まとめ

以上!!!

ジム未経験の貧弱ライターがゴールドジムに潜入してみました。

懸念していた「初心者でもジムに行っても大丈夫?」という問題ですが、全然OK。むしろ「ジムは自宅で筋トレするためのステップ」というのは目から鱗でした!

なお、普段まったく運動しないので、僕は翌日 全身筋肉痛になりました。

 

今回体験させてもらったゴールドジム東陽町スーパーセンターは、レギュラーメンバー・全営業時間利用可能な「フルタイム」で月1万円。

他にも「平日だけでいいんだけど」(8000円)とか、「土日だけ」(6000円)など、利用頻度に合わせて無数のコースがあります。店舗によっても違うので、詳しくは公式HPを!

 

 

 

これを機に、興味を持たれた人は是非ともゴールドジムに入会してはいかがでしょうか!? よろしくお願いします! お願い…お願い……

 

お願い!マッスル!

 

<おわり>