こんにちは! 鬼谷です。

今日は、長年ぼんやりと気になっていた千葉県銚子市に行ってみようと思います!

 

銚子でやりたいことは2つ。

①銚子名物の「キンメダイ」を食べたい!

②太平洋に突き出る岬「犬吠埼」に行ってみたい!

両方やっちゃうぞ!

 

銚子へGO

銚子までは東京都心から電車で片道約3時間。

遠いといえば遠いですが、読書をするにはちょうどいい時間ですね。

 

私は道中のお供として『チェンソーマン』を持ってきました。

 

車窓からの景色を楽しんだり、「マキマさん、好きだ」と思ったりしていると……

 

午前10時ごろ 銚子駅に到着!!

 

駅前のロータリーも歓迎ムードで楽しいです。

一応言っておくとこの日はがっつり曇天だったので、記事中の写真は最後までほぼグレーです。GOGO!!

 

ロータリーの横には「日本初の修学旅行到達の地」という石碑がありました。

明治19年、徒歩と船で11日間かけて東京⇆銚子を往復したのが日本最初の修学旅行だそうです。

修学旅行というか、ほぼ修行ですね。

 

銚子での移動手段は電動レンタサイクルにしました。

銚子駅に併設される銚子観光案内所で、2時間500円から借りることができます。私は1日乗り放題1500円にしました(いずれも返却時間は17時)。

ちなみにレンタサイクルの台数は限られており、休日は人気になるとのことなので事前に電話予約をしておくのがよさそうです。(私は数日前に予約していきましたが、10時半ごろ観光案内所に行ったら私の前にいた人でちょうど全台埋まりました)

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キンメダイのお店へGO

まず自転車で向かいたいのは「キンメダイ料理」を食べられるお店。

銚子漁港は日本近海の寒流と暖流がぶつかる場所として漁獲高に恵まれ、その中でもキンメダイは特産として有名なのです。社会科のビデオみたいでどうもすいません。

 

キンメダイ料理のお店について観光案内所の方に聞いてみると、駅から離れた穴場のお店を教えてくれたのでそこに向かいます。(駅から近くて比較的有名なお店もあるのですが、ちょうど前日にテレビで取り上げられたらしく、大行列ができていたので諦めました。いとうあさこと三宅健が来たらしい)

 

店に向かいつつ自転車を走らせると、いきなり大量の水が!

海かと思ってしまいますが、これは海ではなく利根川です。

銚子市には日本一の流域面積を誇る利根川の河口があり、栄養をたっぷり含んだ川の水が流れ込むことも銚子漁港が栄えている理由の一つなのです。もうっ、恵まれすぎだゾ!

 

ああ、こういう街の特色を成り立たせる背景を感じながら歩くのが本当に楽しい。

 

楽しいーーーーーッ!!!

 

社会科のビデオ最高ーーーーーッ!!!

 

銚子といえば、醤油も名物です。

ヤマサやヒゲタといった有名な醤油メーカーが工場を構えていますが、現在はコロナの影響であいにく工場見学は休止中。

醤油、ペロペロしたかったーーーーーッ!!!

 

そんな悔しさと共に自転車を漕ぎ、ついにキンメダイの煮付けが食べられるお店へ到着!

港に面したナイスな店先です。穴場と聞いていたもののそれなりに人は並んでおり、銚子の魚の人気がうかがえます。

 

潮風を受けながら待つこと1時間……。

 

祝! キンメダイ!!!

 

とにかく脂が乗っており美味いです。煮付けの味も最高!!
目玉もぷるぷるしていて絶品です!!

ちなみにキンメダイは時価で提供しているお店も割とあり、この日も店に着くまでいくらで食べられるかよく分からなかったのですが、私がいただいた定食は2000円でした(たぶん安いほう)。大満足です!

 

帰り際、隣のテーブルで食事をしていた初老の夫婦の妻が「やだ、ごはんも全部食べちゃった」と言っており、このぐらいの歳の人がメシを褒めるときの言葉として最上級のフレーズだなと思いました。

 

お店を出て、気になるところに立ち寄りながら犬吠埼(いぬぼうさき)を目指します。

 

銚子の地理を感じる

思いがけず目に入った「犬岩」の看板。

その先へ進むと……。

 

あっ!

 

犬の形をした岩だ!!!

犬すぐる!!!

ぐう犬!!!

 

近くにあったプレート曰く「義経が頼朝に追われ奥州に逃れるとき、海岸に残された愛犬が主人を慕って7日7晩鳴き続け、岩になった」と言われているそうです。1週間鳴き続けた犬がいきなり岩になったら、相当静かになるでしょうね。

 

さらに自転車を走らせると、屏風ヶ浦に着きました。

なんと50メートルほどの高さにもなる断崖が10キロ先まで続きます。写真だと遠近感がわかりづらいですが、なかなかの迫力です。

 

波によって削られた屏風ヶ浦の岩壁とパチリ。

 

一旦内陸に向かって進み、坂を登り続けると「地球の丸く見える丘展望館」に到着。

銚子市で最も高い位置にある展望台からは、建物などに眺望を邪魔されることなく、地平線と水平線を堪能できます。

 

いい眺めです。しかし写真では360°のパノラマは表現しきれませんでした。すいません。
本当に地球が丸く見えるかどうかは、ご自身の目でお確かめください。

 

銚子市は恋愛シミュレーションゲーム「アマガミを原作とするアニメの聖地でもあるらしく、登場キャラの絢辻詞さんが展望台への来訪を歓迎してくれました。

私はアマガミのゲームを持っていますが、七咲逢というキャラと交流しているときに「これ以上七咲のことを知ったら、好きになりすぎてしまう」と思って以降、一度もプレイしていません。

 

うっかり思い出してしまった昔の恋心を振り切るように、グイグイと自転車を漕ぐと……

 

漕ぐと……!

 

ついに目的の……!

 

犬吠埼だーーー!!!

 

ああ……

 

くぅ…… 

 

たまらない……

 

すこだ……

 

私は犬吠埼に対して特別な思い入れがあったわけではなく、ただシンプルに「力強い海と岩が見たい」という気持ちを抱いてここまでやってきたのですが、その欲求は完璧に満たされました。来てよかったです。

この日は終始曇り空で風もかなり強く、自転車を漕ぐには向かないコンディションでしたが、海とともに形作られてきた銚子という街を体験するにはうってつけの天候だったのかなと思います。

 

実は犬吠埼は関東最東端の岬。

犬吠埼の一番端に立っていた私は、このとき「関東にいる人間の中で最も東にいる男」だったわけです。今後なにか辛いことがあっても、このことを思い出せば自信を取り戻せそうですね。東、最高!

 

犬吠埼の先端には犬吠埼灯台があり、入場券を買えば上まで登れます。

登りました。

 

太平洋が丸見えで最高!

犬吠埼、めちゃくちゃ楽しかったです!

 

駅に戻ってきて夕飯

というわけで17時ごろ銚子駅に戻り、自転車を返却。

まだ帰るまでには時間があったので、案内所の方におすすめの夕飯を聞いたら「イワシ料理も美味しいですよ」と教えてもらいました。行くっきゃない!

 

うめー

 

うめすぎるー

 

本当にうめすぎたのですが、お店の方曰く「まだ今(5月頭)の時期のイワシは骨っぽい。梅雨に入る頃にはもっと脂が乗って美味しくなる」とのことでした。

つまり私が行ったときはまだイワシの旬ではなかったものの、記事が公開される頃はちょうど美味さのピークに差し掛かるタイミングである可能性が大!!!

こりゃ梅雨のイワシも見逃せないぜ!!!

 

さらば銚子

以上、銚子市を観光してきました。
案外狭い範囲に観光地が集まっているので、1日かけて自転車で回るにはちょうどよかったです。

 

帰りがけにお土産として「銚子電鉄のぬれ煎餅」「銚子山十のひ志お(ひしお)」嘉平屋のカレーボール」を買いました。帰宅後食べたら全部うまかったです!(食べる醤油と言われる「ひ志お」はしょっぱくてごはんが進む味で、刻み玉ねぎが混ぜ込まれたカレー味の練り物「カレーボール」はぎゅむぎゅむとした食感でうまい)

 

そんな「見てよし、食べてよし」の銚子!

皆さんもぜひ遊びに行ってみてね〜!

 

あと電車旅で漫画を読みたい場合は電子書籍を買うのがおすすめです!
さようなら!