ひとまずこれを見てください。

 

これは「ラバーハンド錯覚」「ラバーハンド・イリュージョン」と呼ばれる現象を扱った動画です。

 

「ラバーハンド錯覚」とは簡単に説明すると、自身の手が見えないようにした上で、ニセモノの手と本物の手を同じように刺激すると、ニセモノの手が本当の手のように感じるというものです。

 

上記のように、同じ箇所に刺激を与える

 

グーグルで調べてみると、脳の錯覚について論文など割とアカデミックなページが多くヒットします。

ですが、今回は全く学術的な目的ではなく、全くの興味本位で試してみることにしました。どんな感じなんでしょうか。脳を騙して生きていけるならそうしたいですね。

 

アマゾンで手を買いました。

 

 

最初に呼んだのは山口むつお。会社にいた人間の中で最も錯覚に弱そうだったので呼びました。

勘でやっているので、厳密には正式な実験方法ではない可能性がありますが、そこはご容赦ください。

 

本物の手とニセモノの手、両方とも軽く布で覆います。その間には板を立て、本物の手が見えないようにしています。

 

同じ部分を筆でなでていきます。

 

なでます。

 

ニセモノも同じ位置をなでます。

 

さあ、どのようなリアクションが…?錯覚しているのか…?

 

 

なぜか媚びるように笑いました

 

 

「なんか変な感じするわ……なんか…これ……なんやこれ…」

 

次はオモコロ編集長である原宿に試しました。

 

 

やはり笑います。

 

「最初そうでもないかと思ってたら、どんどん感覚が蓄積されていく感じする。長くやればやるほどマジの手になる。すごい」とのことです。

 

次はマンスーン。「錯覚しないぞ」と強く念じているのでしょうか。著しくスンとした顔で臨みます。

 

 

このポーカーフェイスを崩せるか…?

 

すぐ笑いました。なぜか恥ずかしそうに。

 

 

では理論派、ダ・ヴィンチ・恐山はどうでしょうか。こんなもの脳のまやかしだと歯牙にもかけないのか…?

 

満足そうに笑いました。手の感じも相まって、まるで子供の頭を撫でるような慈愛の笑みにも見えます。

 

 

…なんだか徐々に目的がそれていきましたが、結果としてみな一様に笑ってしまうことが判明しました。これはもちろん「ラバーハンド錯覚」が起きている故の笑みなのですが、なんとも不思議ですね。作り物だとは理解しながらも、抗いようもなく脳が錯覚してしまうと、そのギャップから人は笑ってしまうようです。

 

最後に自分自身でその感覚を味わうべく、実験してみたいと思います。

 

 

 

あっ…

 

すごい。頭では理解してるのに肌感覚がゆっくりとニセモノに移り変わっていくような…妙な気分です。

 

笹かまでやっても全然錯覚しますね。

みなさんも是非。