こんにちは。ライターのたかやです。
いきなりですが、いま僕にはめちゃくちゃやりたいことがあります。
それは、徳を積み、徳を高くしたい…ということです。
“徳を積む”
善い行い(他人に親切にふるまうなど)をすることによって、神様が運気があげてくれることをいう。
僕の人生は、現在は就活に失敗して無職だわ、過去はファーストキスを小学2年生のころ同じクラスの男子に奪われるわ(トイレ掃除の時間に無理やり)…etc.と中々に悲惨なものです。
いままではそんな運命を恨んでいましたが、僕の日頃の行いが悪いからなのかな? と思い直しました。善いことをして徳を積めば、神様がご褒美をくれるはず。
こんなアンラッキー人生から脱却すべく、僕はモウレツに徳を積みたいのです。
…しかし! どうせなら、カッコよく徳をあげてみたくないですか?
カッコよさを付加して徳を積めば、神様にひいきして貰えるだけでなく、それを見た女性から「好き…抱いて…」という“モテポイント”が入るわけです。
なので、今回の記事では「カッコよく徳をあげる」方法をやってみたいと思います!
「木に引っ掛かった風船をジャンプして取る。」
うっかり紐を離して風船が木に引っ掛かってしまった。こんな状況、よくありますよね。
そんなとき僕が超アクロバティックな大ジャンプで風船を取ってあげれば「カッコよく徳を積めた」と言っていいでしょう。
突然ですが、こんな商品があるのをご存知ですか?
『ジャンピングシューズ スカイランナー』
こちら、海外で売っている大ジャンプをするためのスポーツ用品です。
たかがジャンプごときのために工学技術の粋を集めたようなこのメカ感。さすが海外は良いですね。
極めれば大ジャンプはもちろんのこと、空中で一回転もできるんだとか。
というわけで購入。ちなみに価格は2万円。俺の一か月の食費よりも高いので、購入ボタンを押すときは吐くかと思いました。
しかし、これも徳をあげるためには仕方のないこと…。
ちなみに、初心者のために説明書も同封されていたんですが…
全て英語でなに一つ読めませんでした。バカだからです。
唯一、Warning (警告)の単語だけはわかりました(わかりたくなかった)。
しかし! この商品のうたい文句は『大人も子どもも楽しめるジャンピングシューズ!』です。
箱の側面にはこんなダイナミックジャンプでポーズを決めている青年の写真もあるので、きっと僕でも余裕で飛べるハズ。
さっそく近所の公園に行ってみます。
あっ! 木に都合よく風船が引っ掛かっている!
よっしゃ~~!!!
すぐに俺が取ってやるからな。待ってろ待ってろ待ってろ~~~~~!
カチャカチャ…。
待ってろよ~。すぐ風船とってやるからな~。
「ちょっとキツく縛りすぎじゃないですかね…。」
マジであとちょっとで助けてやるからな~。
スタッフさんの準備が終わったら一瞬でとってやるからな~。
……。
商品を買ってからぶっつけ本番で公園にきたので気づかなかったんですが、このシューズ、一人で履くことができないめちゃくちゃめんどくさい代物でした。なので僕は脚立に座った状態で履かせてもらいました。
「すまん…」
このときの僕は何もできることがないので、自分の無力を嘆き、ただただ「すまん…」と心の中で呟くしかありませんでした。
「脚立に登って取ればいいんじゃ?」みたいな意見が出そうですが、それを言われたら何も反論できないし2万円が無駄になるので全て無視します。
5分くらいかけて無事装着が完了。あとは華麗に大ジャンプを決めて風船をとるのみ!
いっけ~~!!!! 見ててくれよ神様ーーー!
って、 え…?
いやいや…。
ズッシャァァ
乗れないんだけど?
…ジャンプどころか、歩くことすらできませんでした。脚立から離れた瞬間に身体のバランスが取れなくなり2~3歩でこけてしまいました。
どうせ厚底ブーツの延長ぐらいだろうと楽観していたんですが、ジャンピングシューズめちゃくちゃ難しい…。
どういうこと?
この青年のようにできるんじゃなかったの? お前、俺を騙したの?
起き上がるだけでも足がガクガクしてなかなか苦労します。
しかし目的はあくまでジャンプすること。
ジャンプはおろか歩行の段階でつまづくなんてカッコよさのかけらもありません。
ここは諦めずに再チャレンジしてみます。
いけいけいけいけーーーーー!!!
おおお?! なんだかいい調子じゃないですか?! 生まれたての子ヤギみたいだけど。
やはりこの商品の性能に間違いはなかった! 信じてよかった!
よっしゃーーーーーーー!
やっぱ無理。
…もうイヤ。
なにがジャンピングだ…。ふざけんな2万払ってんだぞ…。来月から俺なに食っていけばいいんだよ。豆腐とかか? 豆腐だよなぁ…
…って、あ゛!!
ズボン破けとるがな!!!!!
転倒の負荷でジーパンが破けてしまいました。
うそだろ? ジーパンって衣類界の中でも強度が高い素材なんじゃないの? 神様なんでこんな仕打ちを……。
ひ~ん
ショックのあまりハゲてしまい、顔もとんでもないブサイクになってしまいました。
こんなんじゃどうあがいてもカッコよくなんてできないでしょ…。
おかしい…。俺はただカッコよく徳をあげて自分が幸せになりたいだけなのに…。
風船は脚立で取りました。
坂道を転がるオレンジをゴッソリ拾う
先ほどのジャンピングシューズはどう頑張っても飛べず、あれだけ前フリを聞かせておきながらのまさかの「無しジャンプ」になってしまいました。
本当に飛べなかったので画像もありません。諦めてYouTubeとかで外国人の動画を見てください。
しかし大丈夫! 次はこんな「徳をあげる」行為ならどうでしょうか?!
袋からこぼれて、坂道を転がる大量のオレンジをすべてキャッチできたなら…これも「カッコよく徳をあげれた」と言えるはずです。
しかしながら全てを完璧にキャッチするのは難しいところ…。
そこで、「オレンジ大量にキャッチできるマシーン」を作ってみましょう。
まず、大きめの白い板を2枚用意します。
この板は、オレンジがどんな方向にバウンドしても決して取りこぼすことがないよう壁の役割を果たします。
ですが、このまま白い板を使用しても若干ビジュアル面がさびしいですね…
なので次に自分の腕の写真を大量にコピーします。細さが男の腕とは思えませんね。
あとは腕の部分だけを切り取り、板に貼れば…
完成
「オレンジ大量にキャッチできるマシーン」
どうでしょうかこの圧倒的なビジュアル。製作費も300円と驚きの安さです(先ほどのジャンプシューズで予算が尽きたため)。
全てを包み込む千手観音から着想を得たこの腕の密集。名前をつけるなら、『千手(アーマー・リング)』とでも名付けておきましょうか。
あとポイントとして、肘部分から別の腕を生やすとより嫌なリアル感がでます。仏感(ほとけかん)が、徳を積むのに適してそうじゃないですか?
「千手(アーマー・リング)」の間にはネットを取り付けました。
見た目はかなりキちゃってますが、この「千手(アーマー・リング)」とネットのコンボならば転がってきたオレンジを一つも取りこぼすことはないでしょう。
さぁ準備は万端!
いつオレンジが転がってきても大丈夫です。
あっ!
よっしゃー! またまた都合よくオレンジが転がってきた! どっかの馬鹿が袋からこぼしたんだなザマァー!!!! バーカ!!!
こいこいこいこいこいバッチこーい!
こんなに苦労したんだ!
俺に徳をよこせーーーーーーーーーーー!!!!!
っしゃあ!!!!
いや『千手(アーマー・リング)』意味ね~~~~~。
うすうす気づいてたけども。
しかし過程はどうあれ、無事にオレンジを拾うことに成功しました。
やった~~~~~^^
これで僕の今後の人生…徳積みまくりでギャンブルでは勝ちまくり女にモテまくり、なんとなく地面に穴を掘ってみれば石油噴出しまくり、「奇跡の人物」としてTVからもオファーきまくり、芸能人と毎晩パーティー開きまくり、そこからセレブ街道歩みまくり、自宅ではシャンデリア吊るしまくり、ペルシャ猫飼いまくり、リムジンチャーターしまくり、あったかい高級羽毛布団で寝まくり、ふとした瞬間に貧乏だったあの頃を思い出してちょっぴり涙を流しまくり、ペルシャ猫飼いまくり…そんな人生が歩めるってことですよね?!
ですよね~~~~~~ ?
\(^しあわせ^)/
「徳をあげる」といえば…
タカラトミーとKDDIがコラボした「au版人生ゲーム」が現在公開中です。
徳を積んだり減らしたりすることで、無料であなたの来世がわかるかもしれません。
今回、僕は徳をあげるのにめちゃくちゃ苦労しましたが、このゲームの中ならこんな感じで簡単に徳を積めます。
ほかにも、アイテムや乗り物のセレクト、シェイクやヘルプボタンのギミックなど、スマートフォンならではの要素も屋楽しみください!
ちなみに僕の来世は「質問サイトで『詳細が分からないので答えようがありません』と言う人」だったようです。なんて仕打ちだよ。
みんなも試してSNSでシェアしてみてね!