どうも、こんにちわ。マッハキショ松です。今週はトイレットペーパーが天使に見えた話です。

 

今はどうか知りませんが当時の小学生にとって、学校の便所でうんこするのは闇の魔術みたいなものでした。突然の謎の腹痛に取り憑かれた不幸なヤツらが手を染めては「うんこマン」「ばい菌」「ブリーフじじい」「ハゲババア」などなど、次第に関係のないあだ名をつけられるという恐ろしい呪いをもたらす暗黒の秘法だったんですよ。超怖いじゃないですか。うんこしただけで、終いには「妖怪ハゲ魔人四天王のチン毛」とか呼ばれちゃうんですよ。何者なんだよ、そいつは。

 

 

もちろん僕も例に漏れず、ノーうんこライフを貫いていたんですけどね。6年間一度も体調を崩さない、ってのはムリなわけで、こっそ~りトイレの個室に入ることもありました。

 

僕が小学5年生だったある日の休み時間。誰かに見つかるんじゃねえか、うんこしてるところ見つかっちまうんじゃねえか、ってブルブルぷりぷりしてました。 何事もなく用は足せたんですが、お尻を拭こうとしたら無かったんですよ。トイレットペーパーが。

 

 

絶望。絶望としか言い様がない。 涙目で、「う、うんこ出ちゃった!出ちゃったよぉおおお!!紙が無いよおお!トイレットペーパー投げてぇええ!!」 地平線の彼方の遠くの漁船でも何でもいいから、とにかく僕にトイレットペーパーと温かいスープを分けれてくれ。それから電報でジェーンに伝えてくれないか、「君と結婚する約束、忘れていないよ」……って感じでうんこまみれのまま叫びました。

 

 

廊下から笑い声。たまたまトイレの前を歩いていた友達が、「わかったよー(笑) 泣くなって」って感じでトイレットペーパーを、ポーンと個室の上の隙間から投げ入れてくれました。

 

 

絶望に身を伏していた僕に訪れた、神の祝福。泣くほど困っているところにたまたま友達が歩いてるなんて、どう考えても奇跡でしょ。

 

 

あの瞬間なら神の存在を信じたかもしれない。白くはためくトイレットペーパーが、美しい純白の衣装をまとった天使に見えた。

 

 

のもつかの間、トイレットペーパーが便器にストーン!

 

 

ホールインワーーーン!!

 

 

 

 

マジで死のうと思ったところで、今週のオモコロまとめをどうぞ!