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パズルを解かないと次のページに進めない機械仕掛けの木製パズル本「Codex Silenda」


レーザーカッターでカットした木の板で複雑な機械仕掛けのパズルを製作し、本の形でまとめて、プレイヤーがパズルを解かない限りページをめくれないようにしたのが「Codex Silenda」です。

Codex Silenda: The Book of Puzzles by Brady Whitney — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/2119414279/codex-silenda-the-book-of-puzzles

これがCodex Silenda。


Codex Silendaは全5ページのパズルブックで、それぞれのページのパズルを解かないと次のページへ進めない仕組みです。


Codex Silendaがどんなアイテムなのかは以下のムービーを見ると理解できます。


画像に写っているのが、Codex Silendaと、作者のBrady Whitneyさん。


既存のパズルには「解決法を1度見つけてしまうと、その後に楽しむ方法がない」という問題点があります。また、パズル市場には「複雑な作りのパズルは高価すぎ、安価なパズルは単純すぎる」という傾向があり、2者の間を取ったパズルがあまり存在しない、という市場の「穴」もあります。そこで、これらの問題点を解決すべく作られたのが「Codex Silenda」です。


パズルは機械仕掛け。解くための基本的な動作は「ねじる」や「回す」といったもので、ルービックキューブのような感じですが、ルーブックキューブとは異なり、プレイヤーは物事の知覚方法や変え、解法を考え出す必要があるとのこと。なお、「本」という形を取っていることからもわかるようにCodex Silendaには物語的な要素もあります。レオナルド・ダ・ヴィンチは弟子の技量を見極めるために工房でテストを行うがありましたが、Codex Silendaはプレイヤーが後継者候補となってダ・ヴィンチのしかけたワナに引っかからないようパズルをクリアし、仕掛けの中に潜む秘密を見つけ出すというストーリーになっているとのこと。


横から見るとこんな感じで、ちゃんと木製のパズルが5枚とじになっています。


最初のページ、中心にある円の横にあるつまみを下にスライドさせると……


円が開きます。


さらに円の中にある仕掛けをいじると……


ページが開きました。


表紙を開けて1ページ目のパズルはこんな感じ。


1ページ目のパズルもクリアすると、2ページ目へと進めます。


3ページ目。


4ページ目……と進んでいき、表紙+本文4ページの計5つのパズルがセットになっているわけです。


Codex Silendaはレーザーカッターでカットされたパーツを組み合わせて製作。


細部は以下のような感じです。


Codex Silendaは製品化のためにクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資を募っており、目標額3万ドル(約300万円)のところ、締切まで21日を残した時点で16万1000ドル(約1600万円)以上を集めることに成功しています。出資を行うことでCodex Silendaをゲットできる……というプランだったのですが、既に出資枠は全て埋まっており、製品をゲットするにはここから連絡して待機リストに載せてもらう必要があるとのこと。Codex Silendaは少数チームによって手作業で組み立てられているため、一度に大人数に対応することができず、これ以上出資枠が拡張されることはないそうです。

なお、待機リストに載せられた場合や実際に市場販売が行われるようになった時の価格がどうなるのかは不明ですが、Kickstarter上では55ドル(約5500円)以上の出資でCodex Silendaが1つゲットできるようになっていました。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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