冬がはじまるよ。

突然ですが、出会いのシチュエーションって大事ですよね。
図書館で本を取ろうとした手が触れ合って恋が始まる

teni

略して

 と し ょ て こ
図書手恋 ですね。

 

マンガや小説では古典芸能といっていいほど、使い古されてますが、現実にあるんでしょうか。出会い厨のみんなは気になっているはずです。

それが起きる確率を求めます。そう!数学でね!!

 

トラフィック理論

計算に必要なデータは、図書館調査事業委員会の公共集計(2015) という資料を使います。蔵書数や図書館利用者数などがまとめられています。

計算にはトラフィック理論ってのを使いますよ。

トラフィック理論

たとえば、トイレ入ろうとしたら誰か入ってた。それは日常茶飯事の出来事ですが、その確率は、トイレが多ければ下がるし、利用者が増えれば上がる。その関係性の理論。

限られた何か(この場合トイレ)を一時的に占有して何人かで使いまわすケース、電話回線や、ネット接続、お店の回転率、渋滞、なんでもトラフィック理論当てはめられます。

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今回は、トラフィック理論で図書館の本をとる瞬間の手と手の衝突確率を求めようというわけです。

 

 

計算してみる

図書館で本を取ろうとした手が触れ合って恋が始まる確率(図書手恋率)

今回の計算に必要なのは以下の通りです。

  • S : 書架の本が手に取られる時間 5(秒)
  • A :1冊の本が年間に手に取られる平均回数 7.8(回)
  • Y : 年間の図書館の開館時間 9216000(秒)

これを S × A / Y として解けば良いです。簡単ですね!

値は事前に計算済みです。難しくはないが大掛かりなので、個々の計算は別ページにまとめてます。苦手じゃないなら読んでみて。

 

結果

さあ結論!S × A / Y を解くと 図書手恋率がでます

 

S × A / Y

= 5×7.8/9216000

≒ 1/236000

 

計23万冊の本を手に取ったとき、うち1回手が触れ合って恋が始まるくらいのレアリティ といえるでしょう。

これでは図書館は出会いのコスパ低いと言わざるをえない。でもじつは図書館の出会いはもうひとつあるんですよね。

 

>>もうひとつの図書館の出会いとは?<<