原宿「まずりんさんまずりんさん」

 

まずりん「はい~」

 

原宿「今度オモコロでiPhoneカバーを作ってみようという企画があるんですよ。よかったらひとつやってみませんか?」

 

まずりん「わ~やってみたいです~!」

 

原宿「いいのを作ってバンバン稼ぎましょう!」

 

まずりん「はい!」

 

原宿「じゃあ早速ですけど、今週中にラフ案をいくつか考えておいてください。そこから良さげなやつを選びますので」

 

まずりん「わかりました~!オシャレなの作ります!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原宿「まずりんさん、もう土曜になりましたけど、ラフ案の調子はどうですか?」

 

まずりん「はい、いっぱいできました…。」

 

原宿「それは期待できますね~。じゃあ早速見せてください!」

 

まずりん「はい…」

 

 

 

 

 

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原宿「まずりんさん」

 

 

まずりん「はい」

 

原宿「これiPhoneカバーじゃなくて、イヤホンジャックカバーじゃないですか?」

 

まずりん「はい」

 

原宿「一応分かってはいるんですね。もしかして違いがわからないのかと思いました」

 

まずりん「…実を申しますと」

 

原宿「はい」

 

まずりん「最初はiPhoneカバーを考えてたんですけど、全然デザインが思い浮かばなかったんです。それでイヤンなって、イヤホンジャックカバーのらくがきをし始めたら、どんどんアイデアが溢れ出てしまって。最終的にもうiPhoneカバーとかどうでもよくなって、イヤホンジャックでいいんじゃね?って思い始めました」

 

原宿「なるほど」

 

まずりん「それに、最近ツイッターで『こんなイヤホンジャックカバーが欲しい』ってツイートしたら、あれよあれよと拡散されて商品化しちゃった、っていうのがあったじゃないですか。で、他の人たちも『あわよくば自分のアイデアも商品化されんじゃね?』って追随し始めて。」

 

原宿「ネコのやつですよね。確かにそういうのありましたね」

 

まずりん「私もその、ツイートしたらどこかの誰かが商品化してくれるかもっていう他力本願の甘え腐ったWin-Win関係の波に便乗しようと思いまして。こうやって特集とかにも載せれば、どこかの業者さんが声をかけてくれるのではないかと。ラクして甘い汁が吸えるのではないかと思ったのです」

 

原宿「まずりんさん」

 

まずりん「はい」

 

原宿「それは…いい考えですね!どんどんアイディアを出して商品化にこぎつけましょう!」

 

まずりん「はい!」

 

原宿「じゃあ、他のも見ていきましょう!」

 

まずりん「よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

まずりん「これなんか自信作なんですけど」

 

 

 

 

 

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原宿「ジャマです

 

まずりん「そうですか?」

 

原宿「もう少し実用的なものでお願いします」

 

まずりん「任せてください!実用的なものも用意してます」

 

 

 

 

 

 

 

 

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まずりん「ここで他のオモコロライターの方だったら、食べ物とか生き物とか概念とかを付けてくると思うんですけどね。私は曲がりなりにもデザイナーなので、そういうことはしたくない。あくまでも『商品化できるもの』『売れるもの』を提案したい。そこの線引きはキチンとしておきたいんです」

 

原宿「そのプロ意識があるんだったら、最初からiPhoneカバーを作ったらいいんじゃないですかね。こういうのはもういいから、もう少しかわいいヤツを出してくださいよ。まずりんさんの『ホンワカ村』のキャラを使ったらどうですか?まずりんさんの唯一のヒットじゃないですか」

 

まずりん「それは確かにそうですけど、別にそうハッキリと言わなくてもいいんじゃないですかね。まあ、じゃあ出しますけど」

 

 

 

 

 

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原宿「あ、かわいいですね。こういうのですよ、こういうの」

 

まずりん「こんなのもありますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「完全に落ちましたね」

 

まずりん「そうですね。あと、こんなのもありますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「おお~これはいいアイデアですね!女子中高生に人気出そう!」

 

まずりん「フフ…これがプロの力ですよ。さらに、こんなのもあります」

 

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「ジャマです

 

まずりん「そうですか?じゃあ、ちょっと毛色を変えたヤツも見て行きましょう。イヤホンジャックカバーに付加価値をつけてみたんです。まずは、防水機能です」

 

 

 

 

 

 

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まずりん「次に、エコ機能です」

 

 

 

 

 

 

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まずりん「更に、抗菌機能です」

 

 

 

 

 

 

 

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まずりん「あまり好きじゃない人にスマホを貸さなきゃいけないとき、こうしてラップでくるんで渡すんです」

 

原宿「…」

 

まずりん「あと、女子高生向けにオシャレなやつも考えました」

 

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「…」

 

まずりん「これは売れると思います。ホラ、iPhoneちゃんも喜んでますよ」

 

原宿「顏を描いただけじゃないですか」

 

まずりん「原宿さんにはiPhoneの気持ちなんてわからないんですね…」

 

 

 

 

 

 

 

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まずりん「これはバリエーションになりますが、至上最凶の殺し屋仕様です。ブルコワ~」

 

原宿「女子高生が桃白白に食いつきますかね~? iPhoneちゃん喜んでないじゃないですか」

 

まずりん「これは顏を描き忘れたのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

原宿「…まだ他にあるんですか?」

 

まずりん「はい、まだまだあるので、ガンガン見て行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「画面割れてませんか?」

まずりん「上手くなれば割れませんよ」

 

 

 

 

 

 

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原宿「これは意外に使えそう。救命丸じゃなくても、フリスクでも良さそう」

まずりん「はい。そう思ってバリエーションも考えました」

 

 

 

 

 

 

 

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まずりん「他人の足を引っ張るくらいなら自決した方がマシなので、これを考えました」

 

原宿「何と戦っているんですか。いずれにせよ、薬の開発の方が先ですね」

 

まずりん「早く開発してほしいものです」

 

 

 

 

 

 

 

まずりん「あとはまあ、説明しなくても分かるようなヤツなんで、バーッと見て行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

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まずりん「原宿さん」

 

原宿「はい」

 

まずりん「そういえばなんですけど、私つい最近iPhoneに替えたんですよ」

 

原宿「そうなんですか」

 

まずりん「その前はスマホでもなんでもない、普通のケータイだったんですけど。で、思い出したんですけど、私これまでiPhone関係のイラストの仕事結構いただいてたじゃないですか」

 

原宿「はい」

 

まずりん「で、iPhoneの知識なんてないのに、iPhoneのイラスト描いてって言われて、正直『みんながみんなiPhone持ってると思うなよ持てる者の奢りだよふざけんなボケ』って思ってたんですけど」

 

原宿「そんな風に思ってたんですか」

 

まずりん「はい。特にAppleサイトでiPhoneの画像を見ながらイラストに起こしてる時に強く思いました。でも自分がiPhone持つようになって、あの頃わからなかった事がようやくわかるようになって、iPhoneに替えて良かったと思いました」

 

原宿「それは良かったです」

 

まずりん「これからもがんばります」

 

 

 

 

 

 

 

 

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原宿「あ、これで最後ですね…。というか、これは何ですか?何かのパーツのような…」

 

まずりん「あ~、私コレ好きじゃないんですよ。どうやって使うかというとですね」

 

 

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まずりん「こうやって地面に穴を空けて」

 

 

 

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まずりん「カチッとつけて」

 

 

 

 

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まずりん「『地球がオレのイヤホンジャックカバーだぜ!』的な。
基本的にこういうヤツ大っ嫌いなんですよ。逆立ちして『オレ今、地球持ち上げてる』とか、ジャンプして『オレ今、地球上に存在しなかった。どうだった?オレのいない地球?』とか。死ねばいいのに

 

原宿「そんなに嫌いなら考えなきゃいいじゃないですか。まあともかく、かなりいっぱい出ましたね!」

 

まずりん「そうですね!これだけ出たら、どれか一個くらい商品化の話くるかも!バラまいた餌にいやしい魚がよだれ垂らして食らいついてくるのを待ちましょう!

 

原宿「例えがすごく悪いですね。」

 

まずりん「ワクドキです!商品化したいという業者様は下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください~」