ラブホ街へ
エロい街には、エロい中国語が隠れているのではないか?
というわけで、鶯谷(うぐいすだに)にやってきた。ここはラブホテルが多い。ということは、文句なしにエロい街だ。
さっそく撮ってみた。
●history of an(の歴史)※anは翻訳されなかった
●consistent thick(一貫した厚さ)
●a pick share it no(ピックシェアはない)
しかし意に反して、いくら撮っても翻訳結果はエロくなかった。街の雰囲気は関係ないのかもしれない。
ラブホが密集する路地裏を歩いていると、あからさまなあえぎ声が聞こえてきたので慌てて引き返す。
ねこがいた。翻訳してみよう。
全然ダメ。
ここで、スマホの充電が10%未満になってしまったので一旦家に帰ることした。
帰りの電車を待っていると、アパホテルの広告が目に入ったので翻訳してみる。
「aaaaaaa」のところをアパホテルの社長・元谷芙美子のあえぎ声ということにして、この企画を終わりにしよう……。
そんな邪念を振り払いながら、家路についた。
夜の街へ
家に引き返してスマホの充電をしているうちに、外はすっかり暗くなっていた。
夜は日中とは異なる趣きの翻訳結果が得られるかもしれない。というわけで、また外に出かける。
夜の自動販売機。はたして結果は……。
●brother beans(兄弟豆)
●mouth White(口白)
●self rock rock(自己ロックロック)
この企画はいつまで続くのだろうか。最初に公園で探してるときはすぐに見つかると思ったのに……。
助けてくれ、工事の人。エロワードを俺にくれ。
布でフェンスをつくるな!
両さん、中川、麗子……。たのむ、エロいことを言ってくれ。
「bad job」
一向にエロワードを探し出せない僕に対して、両さんは「お前はダメだなぁ」と言いたいのかもしれない。心にグサリと突き刺さる。
もうあきらめて帰るべきか……。
家に帰りたい……。
家に帰って、YouTubeが見たい……。
それでもめげずに撮影を続けていると、それは突然やってきた。
アナルだ――――――!!!!!
エロワードが出たから、企画終了〜〜〜!!!!!
【結論】イルミはエロい
クリスマスが今年もやってくる。街は着々とイルミネーションで彩られ、恋人たちは、今か今かとその時を待つ。
カップルで見るイルミは、心ときめくロマンス。
独りで見るイルミは、ただのまぶしい電飾。
独り身にはつらいシーズンだが、イルミの近くでいちゃつくカップルを見かけたら、こう思えばいい。
「アナルなんか見ちゃってさ」
乗り切ろう。たとえ涙が流れても、その涙は明日への糧となる。
(おわり)
【あわせて読みたい】
Google翻訳を使えば、アラビア語で「桃太郎」を朗読できるのか?