【原宿】干し○○
原宿の2巡目は「干し」と「青椒肉絲(チンジャオロース)」。
一体何が出来上がるのでしょうか?
まずは普通に青椒肉絲を作ります。
そして出来上がった青椒肉絲を…
干します。(思ってた以上に怖い映像になったので一部モザイクをかけさせて頂きます)
「絶対に干す工程いらない」
「すごい光景だ」
「全てがどうでもよくなってしまった保母さんはこうなる」
サーキュレーターで風を送って乾かします。
「前衛的過ぎるアート作品かよ」
「赤ちゃんのベッドの上で干せば、ベッドメリーの代わりになって泣き止むかもね」
「泣き止んだとしても新たなトラウマになる」
数時間干したら完成! 干し青椒肉絲です!
「うわ、カッピカピですね…」
「原宿さん、自分で食べてください」
「うん…、うん…」
「どうですか?」
「意味ねぇ~~~」
「当たり前だ」
「炒め物のジューシーさとか、中華料理のいい部分が干すことで全部なくなった」
「知ってました」
予想通り過ぎる失敗に終わった干し青椒肉絲。奇跡は起こりませんでした。
【まきの】○○刺し
次はまきの。「パン」と「刺し」のカードを引きました。
「パン刺し…?」
「へい、お待ち!」
「早い!」
「パン切っただけですからね」
「でも、確かに醤油とわさびでパンを食べたことないですね」
「じゃあARuFaくん先に食べていいよ」
「いただきます」
「あ、これ刺し身だ…」
「パンだよ」
「後味はパンなんですが、一口目は確実に刺し身でした!」
「確かに『醤油+わさび=刺し身』って脳に刻み込まれてるもんね」
「どれどれ、俺も一口…」
「あ、刺し身だわ。居酒屋でこれが出てきても怒らないかも。全然、日本酒飲めるわ」
意外と好評だったパン刺し。
経営がマジでヤバくなってきた居酒屋の方は一度お試しください。
【ARuFa】○○ナゲット
次は再びARuFaの番。引いたのは「スピード」と「ナゲット」でした。
「いよいよ意味がわからないな」
「『スピード』って何? このカード入れたの誰だよ」
「なるほど。スピードナゲットですか。わかりました」
「なんでわかるんだ」
一体何なのかよくわかりませんが、成功です。
ちょっと混乱してきたので次で最後にしましょう。
【永田】○○しいたけ炊き込みご飯
最後ということで3枚引いてみた永田。
出たのは「ミント」と「しいたけ」と「炊き込みご飯」でした。
「まずそ~~」
「『ミントしいたけ』っていう字面がもうヤバいな」
「既成概念を破れよ!! 成功体験に囚われて新しいことをできなくなったその心が業界に停滞をもたらしてるんだよ!! いい加減気付けって!! なあ!!」
「怒った勢いで誤魔化そうとしてるけど、『ミントしいたけ』は絶対マズい」
ミントとしいたけを刻みます。
醤油と酒で味付けしたお米の中に、ミントとしいたけを放り込んで炊くだけです。
炊飯中は、ものすごく清涼感のある蒸気が吹き出してくるのでご注意ください。
「くっせ~~」
完成! ミントしいたけ炊き込みご飯です!
「意外と見た目は悪くないね」
「見た目だけはね…」
「永田さん、早く全部食べてください」
「いただきます…」
「ちょっと自分でも引いてるじゃん」
「ん~~~…」
「一口食べたら急に推理中の名探偵になった」
「おかわり探偵・満腹田 太(まんぷくだ ふとし)」
「ちょっともう1口…」
「え? 美味しいんですか? それともやっぱりマズい?」
「ん~~~…」
「推理を始めるな」
「おかわり探偵・満腹田 太(まんぷくだ ふとし)」
「いや、なくはないのよ。全然食えないレベルじゃない。むしろある。何かがある。ここに住んでる。ただそれが何かはわからない」
「そう言われると気になるな。ちょっと俺も食ってみようかな…」
「あ~、わかる。なんか食えば食うほどありになってくる」
「むしろ美味いかもしれない。海外旅行行った時とか。これが出たらまあまあ当たりだなって思うもん」
「嘘でしょ?!」
「ちょっと水気が多いのと味が薄いのをなんとかすれば、普通に美味いかも」
「レシピに改良の余地ありますね、これ」
「まさかミントしいたけが…!」
驚くべきことにミントしいたけ炊き込みご飯、まあまあアリです。
誰かレシピを改良してください! もしかしたらかなり美味くなるかもしれません!
というわけで、みなさんも新しい料理を開発したければこの方法を試してみてもいいかもしれません。それでは、さようなら。
「ちょっと待って! 最後にもう1回だけ引かせてください!」
「え、どうしたって言うんですか?」
【原宿】???
「おやおやおや~~?? 気が向いたのでたまたま引いてみたら……」
「『板チョコ』と『アイス』…。これってぇ、もしかしてぇ…」
「森永製菓さんから出てる全国のスーパー・コンビニで好評発売中の『板チョコアイス』のことじゃないですかぁ~~~??」
「え~~!! それって、板チョコのパキッとした食感と、滑らかな口どけがおいしい、新品質のアイスクリームの『板チョコアイス』のこと?!」
「ベルギー産のチョコレートを一部使用することで、カカオの風味が強く、より本格的なチョコレートの味が楽しめるあの『板チョコアイス』の話をしてます?!」
「程よい甘さのひんやりバニラアイスがチョコのおいしさを引き立てるんですってぇ??!」
「ったく、偶然こんなカードを引いちゃうんだから、俺も引きが強いよナ」
「タハハ、こりゃ『板チョコアイス』を買うしかないってことかいな」
アラララララ、や~っぱり板チョコアイスが満点だネ♪♪♪♪
「お~い、みんな~~、『板チョコアイス』買えよ~! 歯ぁ磨けよ~!」
「ほな、さいなら~」
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