ビートルズ解散

溝は深まっていくばかりだった。

 

メンバーの頭のなかには常に「解散」の2文字があり、そんな状態で演奏しているとベストなパフォーマンスを発揮できず、それによってさらに溝は広がっていった。メンバーの誰もが「もう昔のようには戻れない」とわかっていた。

 

そんなある日。コンサートを終えた帰りに今後の方向性について話すことになった。

 

 

4-1

 

誰かが「解散」の2文字を口にすれば、すべてが終わる。メンバーはしばらくの間、何も話さず、ただひたすらジュースを飲んでいたという。

 

そんな沈黙を破ったのがジョンだった。

 

 

4-2

 

%e3%82%b7%e3%82%99%e3%83%a7%e3%83%b32
「僕はソロでやる。ヨーコとも歌う」

 

 

4-3

 

若干もめたが、最終的にメンバーはジョンの意向を受け入れることにした。

 

 

pol
「俺もソロでやっていくよ。自分の音楽を追求してみたい」

 

joji
「自分探しの旅に出かける」

 

ringo
「テレビに出たい」

 

 

こうして正式に解散が決定した。

 

解散のニュースはビートルズ来日時と同じように、新聞各紙が号外で取り上げた。「ビートルズが解散したので」という理由で会社を休む者も多かったという。

 

ちなみに、ビートルズが最後にリリースした曲は、世界的に有名になった『レット・イット・ビー』である。

 

 

 

同作は、世界で1億枚以上の売上を記録し、ビートルズ史上最大のヒット作となった。

 

 

2-9

 

世界中で解散を惜しむ声が聞こえるなか、メンバーはそれぞれの道を歩んでいくこととなった。

 

Let it be……なすがままに。

 

 

 

解散後のビートルズ

 

●ジョン・レノン

ソロ活動をスタートし、『イマジン』『パワー・トゥー・ザ・ピープル』などのヒット曲を次々に生み出す。ヨーコとも度々デュエットした。しかしその後、街を歩いているときに射殺されてしまう。

 

5-1

 

5-2

 

5-3

 

5-4

 

犯人はジョンの熱狂的な信者であり「自分がジョンを殺せば、自分だけのものになると思った」と供述している。ジョンの死は世界中のビートルズファンを悲しみのどん底に陥れた。

 

 

 

●ポール・マッカートニー

ポールは現在も精力的に音楽活動を行っている。最近日本で公演を行った。

 

 

 

 

●ジョージ・ハリスン

ジョージは自分探しの旅へ出かけたきり行方不明に。

 

6-1

 

6-2

 

goodby%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%b8

 

一説によると、病死の可能性が高いといわれている。

 

 

●リンゴ・スター

リンゴは、日本のリンゴ関係のCMに多数出演した。

 

7-1

 

7-2

 

7-3

 

 

●オノ・ヨーコ

ヨーコは、愛と平和(LOVE&PEACE)を唱えている。

 

8-1 

 

8-2

 

ちなみに、街でたまに見かける「フリーハグ」は、ヨーコが考えたものである。

 

 

8-3

 

 

今日も世界のどこかでビートルズの曲が流れ続けている。

 

 

でも

 

 

ぼくたちはビートルズをあまりよくしらない。

 

%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%99%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%ab

 

(おわり)

 

※ この物語は勝手な想像で作られています。実在の人物及び団体等とは関係ありません