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菓子盆とは鏡のようなもの。 それを変えるにはあなたを変えるしかない。

―アレイスター・クロウリー

 

 

「お菓子チョイスのセンスでその人の全てがわかる」をモットーに行っている菓子盆選手権。半年前に始めたばかりなのに、今回で早くも第五回を迎えます。

 

どう考えてもやり過ぎですが、「自分の好きなお菓子を盆の上に盛るだけで人間性が浮き彫りになってしまう」この不思議を解明するまではやり続ける所存です。

 

 

 

さて、今回は菓子盆選手権の第五回の模様をお届けしたいと思います。

 

「フリースタイル」「お題」「縛り」「なりきり」など、過去に様々なテーマを設けて行いましたが、今回は「飲み物」です。

 

 

 

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お菓子と切っても切れない関係にある飲み物を主軸に菓子盆を作ってもらいます。

 

どの飲み物と合わせるかは本人の自由。誰かとカブる覚悟で王道の飲み物で行くか、あえて外した飲み物で行くか、そのチョイスの段階から既に闘いは始まっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

↓ベースとなる菓子盆選手権のルールはこちら!

 

 

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さて、菓子盆選手権の審査員と言えばこの人しかいません。

 

 

 

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ダ・ヴィンチ・恐山です。

 

品田遊名義で作家としても活躍する彼は、現在日本で唯一の1級審判であり、既に国際A級ライセンスも取得済み。常に別所哲也の隣で見切れていること以外は欠点が見つかりません。

 

 

 

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あ、すみません。ちゃんと引きの写真がありました。

 

これは別所哲也さんがMCを務める「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」に出演した時の写真です。ラジオで早朝から菓子盆の話をしたそうです。

 

なぜなのかはわかりません。わからないのでこれ以上聞かれても困ります。本当にわからないんです。

 

 

 

 

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別所さんに「好きなお菓子は?」と聞かれて、ダ・ヴィンチ・恐山が「カントリーマアムです」と答えているところです。

 

これが8時30分からJ-WAVEで流れたそうです。なぜなのかはわかりません。本当にわからないんです。逆にわかる人います?

 

 

 

 

それではさっそく、「飲み物に合う菓子盆」スタートです!

 

 

 

 

 

エントリーNo.1 モンゴルナイフ(初出場)

 

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一人目は初出場のモンゴルナイフです。鬼太郎のエンディングに出てきた妖怪・蟹坊主のモノマネでしょうか? そっくり館キサラに出れるくらい似てはいますが、今大会は菓子盆を競うものなので、これによる加点はありません。

 

 

 

「麦茶に合う夏菓子盆を作りました♡ 夏がとっても嫌いなので、気分だけでも夏を楽しめたらいいなっ♡と思って夏の飲み物の代名詞である麦茶を選びました

 

 

 

「モンゴルナイフは夏が嫌い」という一生使わない知識とともに、麦茶を選択したモンゴルナイフ。さあ、気になる菓子盆はこちら!

 

 

 

 

 

 

 

モンゴル01

 

 

モンゴル02

 

 

●焼き小枝(森永製菓)
●BAKE クッキー&クリーム(森永製菓)
●ホリのとうきびチョコ(HORI)
●札幌おかき oh!焼とうきび(YOSHIMI)
●えだまめあられ(岩塚製菓)
●陸乃宝珠(宗家 源 吉兆庵)
●京の夏 竹水羊羹(二条若狭屋)

 

 

 

 

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「麦茶に合わないものなんてこの世にはな〜〜い♡と思っていましたが、気持ちさっぱりめのものにより合うかな♡と思ったので、普通の羊羹よりさっぱりしている水羊羹や、大福でも中身がマスカットになっているものを選んでみましたぁ♡

 

また、麦茶ととうきび(とうもろこし)の相性は♡バツグン♡だと思うので、地元・北海道の自慢のお菓子を置いてみました!」

 

 

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「夏は暑いので、普通のチョコでは溶けてしまうと思ったので、どちらも焼きチョコにして手が汚れないようにしてみましたぁ〜〜♡

 

こんなかわいい盆を作れるお嫁さんどうですか?欲しくないですか?欲しいですねっ♡

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「嫁にはいらんけど、菓子盆は涼やかでいいね」

 

「菓子盆と顔を取り替えたら?」

 

「とうきびチョコもおかきも美味い! 麦茶とも合うな~」

 

 

 

と、全体的に好評でした。菓子盆評論家ダ・ヴィンチ・恐山はこの盆をどう見るのでしょうか?

 

 

 

 

「飲み物に合うかどうか」という新たな観点が加わった今回の選手権。トップを飾るモンゴルナイフさんが選んだ飲み物は「麦茶」でした。麦茶は何にも合う万能飲料だからこそ、舵取りが難しい。しかし見事に涼しげな風情でまとめあげてくれました。

 

おかきは北海道産の焼きとうきびだそうです。定番から少し外してくる選球眼にくわえ、さりげないお国自慢が光ります。砂糖でくるまれたブドウも物珍しくて美味しい。しいて言えば、竹に入った羊羹が少々食べにくかったのが残念。ちょっと見た目にこだわりすぎてしまった印象もあります。

 

「Hanakoに載ってた情報を一も二もなく実践してる感」の呪縛から自由になれれば、さらによくなりそうですね。

 

 

と、チクリと刺したものの、全体的に高評価でした! 誰も想像してなかったモンゴルナイフの優勝があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

エントリーNo.2 あぐ味(初出場)

 

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2人目の出場者は、こちらも初出場のあぐ味。なんとなくの感想でしかないんですが、あぐ味ちゃんには大きな岩を持ち上げていて欲しいですね。そんな彼女が選んだ飲み物はコーヒー。一体どんな菓子盆を見せてくれるのでしょうか?

 

 

 

「そこまでコーヒーが得意でない私でも、『このお菓子たちがあれば五、六杯……いや七、八、九杯は飲めるような気がする!』というお菓子たちを無我夢中で集めました

 

 

 

 

 

 

あぐ味01

 

 

あぐ味02

 

 

●シルベーヌ(ブルボン)
●プレミアムうまい棒Wチーズ(やおきん)
●ミニバームロール(ブルボン)
●チャームピー(第一製菓)
●カステラドーナツ(菓道)
●うすピー(春日井製菓)

 

 

 

 

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「コーヒーは苦い。だからフワフワで甘いお菓子が最高に合うだろうという固定概念に襲われ、ブルボンのお菓子を主役におきました。

ただ、それだけだと飽きそうなので、カリカリでしょっぱい豆を下に敷きました。コメダ珈琲でコーヒーについてくる豆にヒントを得ています。これで『苦いコーヒー→甘いお菓子→しょっぱい豆→苦い→』という永久機関の完成です

 

 

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「うまい棒は、なんかコーヒーに合いそうなパッケージだったのと、友達と食べたら盛り上がるかなと思ったので入れました。博打です。菓子盆には博打も必要です」

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「うまい棒ハミ出し過ぎ。食いしん坊かよ」

 

「コーヒーとうまい棒が絶望的に合わない。ここまで博打に負ける人初めて見た」

 

「遭難した時に山小屋で食う菓子盆としては100点。平地では0点」

 

 

 

 

 

コーヒー。深い苦味に身を預けてしまえば、多少の甘味は受けとめてくれる飲料です。はたしてあぐ味さんの盆はどれだけの甘えを見せてくるのでしょうか。と思って盆を見たら、コーヒーの包容力に全体重をかけたメガトン級の盆が鎮座していました。甘えすぎ!

 

シルベーヌが3個入って鋭角がほぼ90°になっているところには遠慮の欠片もなく、無造作に突っ込まれた「プレミアムうまい棒」は巨砲のごとくそびえ立ちます。バキの登場人物が控室で食べてるやつです。どれだけ脳と体を酷使すればこの糖質を使い切れるのか。あぐ味さんは絶対にHanakoを読んでいない。

 

もはや「甘えん坊」を超えて「暴れん坊」としか言いようのない盆。食べ過ぎには注意してください……。

 

 

 

やはりその重量級の盆に唖然。最後は『食べ過ぎを優しく注意する』という生活指導の先生のようなコメントを頂きました。

 

 

 

 

 

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