グランディア
我が家にあったけど、兄の所有物だったからやらせてもらえなかったパターンですね。手に入らないものより、壁一枚へだてた兄の部屋で楽しそうなグランディアの音楽が聴こえるぶん、怨念はつのります。世界観もキャラクターも最高にいいんですよね。
ファイナルファンタジー7
ぼくはドラクエ派で、ファイナルファンタジーシリーズを一作もプレイしたことないんですよね……。
発売当時、7の衝撃にゲーム業界は死ぬほど盛り上がってたんですけど、「なんだよチャラくせえしカッコつけやがって」と毒づきながら、ゲームショップで見たオープニングムービーにはめちゃめちゃ胸震えていました。
今でもファイナルファンタジー7を思い出深い作品No.1にあげる人は多いし、正直にならなかったことをすごく後悔しています。
シーマン
シーマンはみんなが気になりましたよね。ただ、男ばかりの家族で殺伐としていたため、茶の間にあるテレビモニターにマイクを通じて話かけるなんてことは御法度だったわけです。
なにかあればすぐにバカにし、揚げ足をとって笑い者にする兄弟の前で、「シーマン、今日も元気?」なんて言った日には声色をマネて復唱されたうえで大笑いされる。そんな状態だったんですよね。
シェンムー
開発費70億円以上だよっていうロボットレストランみたいなふれこみも聞こえてきて、「えー!70億円が6800円のソフトでプレイできるなんて超お得〜お得すぎて困っちゃう〜価値ある情操教育〜」と、当時中3だったぼくが説得力たっぷりにお母さんにおねだりしたけどダメでした。
そもそもドリームキャストも持ってなかった。
ブルードラゴン
鳥山明先生も本気を出していることが絵からも伝わってきて、デスノートで有名な小畑健先生の作画でメディアミックスマンガ連載、アニメ化、カードゲーム化と四方八方から迫ってきた恐るべき作品。
ただ当時22歳のぼくは、学費を返さなくちゃいけなくて人生最大にお金がなく、どん兵衛ばかり食べていた。Xboxの導入なんて夢のまた夢だったのだ。
バーチャロンフォース
このシリーズは最初ゲームセンターから出たものだったので、小学生〜中学生にかけて近所のセガワールドに通いつめてました。
17歳頃に稼働がはじまったバーチャロンフォースは、筐体が置いてるゲームセンターも少なく、三重県に住んでいたぼくにはときどき大阪に遊びに出たときに難波の大きいお店に行ってプレイするくらいしか出来ず……。
しかも当初1プレイ200円だったりするので高校生の経済力では腕を磨けなかったんですよね。楽しそうにプレイする大阪の若いサラリーマンがうらやましかった。
今、自宅でできるなんて変な感じです。
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やってないゲームの4コマを想像で描いてみましたが、どれも思い返してみれば名作と話題だったものばかりで、当時リアルタイムでやりたかったなあという気持ちが募りました。
あの「クロノトリガー」も当時あまのじゃくな心(みんながやってるものをやりたくないという気持ち)が邪魔してプレイしてなかったんですが、最近になってバーチャルコンソールでやってみたんです。が、もはや発売当時と同等の興奮を手に入れるなんて無理な話で、輝く砂を手で受け止めようとしてもサラサラと隙間から落ちてしまうような、そんな感じでした。
やっぱりその作品が最先端にある短い期間、楽しく情報交換できる人がいるうちに無理してでも買わないとダメですね。老後の楽しみにとっておこうとも思ったけど、リアルタイムで味わって、何年後かに「あれはよかった」と分かち合える時間こそかけがいないですね。
【お知らせ】
今回の内容とはまるで関係ないんですが、「osaka.sora」という本をだしました。やはりできたてホヤホヤのリアルタイムで読んでほしいということで、なにとぞ〜!
(おしまい)
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