突然ですが、新書はお好きですか?

 

なんとなく、新書ってすごく読む人と全く読まない人にはっきり別れる気がするんですが、何はなくともまずは2016年上半期の新書ベストセラーのランキングをご覧ください。

 

 

1位 京都ぎらい

 

 

2位 本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方

 

 

3位 戦略がすべて

 

 

4位 語彙力こそが教養である

 

 

5位 糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて

 

紀伊国屋調べ

 

短く衝撃的なタイトルから、「読まないとヤバい!」と危機感を煽るものまで、どれも手に取ってみたい魅力的なタイトルだと思いませんか?

 

そう、本を売る上でタイトルというのは非常に重要なのです。

 

 

しかし、なんというかこう、革命的で新しいタイトルの本がもっとあってもいいんじゃないでしょうか。

 

 

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脈絡なく唐突に小汚い箱をお見せしてすみません。しかし、もしかしたら、このやっつけで作った箱が、出版業界に新たな風を吹き込むことになるかもしれないのです。

 

そう、書店で見かけたら思わず手にとってしまうような、「今まで聞いたこともないような引きのあるタイトル」の新書を、この簡易トイレ然とした箱が生み出すかもしれません。

 

 

つまりこういうことです。

 

 

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箱の中にはあらかじめ、当企画の参加者達が書いた適当な単語を300枚入れてあります。

そしてもっと簡単にこの企画を説明しますと、この記事の第二弾です。

 

 

 

 

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今回挑戦するのはこちらの3人

左から順に、原宿、手についたウンチの匂いを嗅ぐダ・ヴィンチ恐山、永田となっております。

 

 

 

 

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この3人で大ヒット確定の新書タイトルを見つけ出し、印税で大儲け。その後はマンションを購入し、不動産収益で一生食べていこうと思います。

 

 

 

 原宿の新書一冊目

 

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記念すべき一発目に、原宿が引いたカードはこの二枚でした。

 

 

 

「これを新書にしなきゃいけないのは難しいですね」

 

「ドラクエの攻略本にしかならなさそう」

 

 

 

さあ、このワードから原宿はどんな新書を作るのか?

 

 

 

 

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「貴重な体験談の数々が収められた本です。我々はあの経験を忘れてはいけない、絶対に」

 

「生き残ったスライムいるんですね」 

 

「全体に130~150ダメージを与えられても生きてたスライムだからね、説得力が全然違うよ」

 

「無理やり新書にした感がすごいけど、読んでみたいですね」

 

 

 

 

 

永田の一冊目

 

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このように2つの言葉を組み合わせて新書のタイトルを作っていきます。続いては永田。

 

 

 

 

 

 

 

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「この本の通りに育てられた子どもの瞳には光がないと思う」

 

「最近の育児書って『怒らない』とかばっかりなので、そろそろこういう子育てが持て囃されると思うんですよね」

 

「逆張りが過ぎる」

 

「帯は戸塚ヨットスクールに書いてもらおう」

 

「やめてください」

 

 

 

 

 

ダ・ヴィンチ恐山の一冊目

 

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「味噌ギツネ……?」

 

「誰だ、こういう存在しない単語を入れた奴は」

 

 

 

苦悩するダ・ヴィンチ恐山が無理やり作ったタイトルはこちらです。

 

 

 

 

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「著者の名前も含めて、何が何だかわからない」

 

「大企業が即煮したい味噌ギツネを人気順に100個紹介する本です」

 

「???」

 

「まあ、カードの引きが悪かったよね。『味噌ギツネ』を入れたのは俺だけど」 

 

「何でそんなことするんですか?」

 

 

 

 

 

原宿の二冊目

 

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二周目です。どんどん行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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「失礼過ぎるだろうが!」

 

「人生が楽しくて仕方ないタクシー運転手だってたくさんいますよ」 

 

「そう? まあ、だったらいいけどね…。みんながそれを胸に手を当てて言えるならいいけどね…」 

 

「何なんですか?」

 

「頼むから炎上してくれ」

 

 

 

 

 

永田の二冊目

 

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「これはもう、こうでしょう」

 

 

 

 

 

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「松岡修造チックな人の顔が浮かんできますね」

 

「ただただポジティブなワードが列挙してあるんだろうな」

 

「めちゃめちゃ雑なリュウのコスプレ写真とどこかで見たような明るい言葉が並ぶだけの本。その荒さが逆に僕らを元気づけてくれるんです」

 

「確かに読んでたら、悩みとかどうでもよくなりそうですね」

 

 

 

 

 

ダ・ヴィンチ恐山の二冊目

 

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さあ、ダ・ヴィンチ恐山の2冊目です。ベストセラーなるか?!

 

 

 

 

 

 

 

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「バイトに全然馴染めてない人達の、絶望的なインタビューが載った怪書」

 

 「すぐ辞めるだろうから『2016』が付いてるのも納得ですね。来年はガラっとメンバーが変わってるはず」

 

「逆に何で海の家でバイトしようとしたのか気になります」

 

「そうだね。あと、まあ僕はこの本、立ち読みぐらいでいいかな。なんか気が滅入るし」

 

「俺も」

 

「ぐっ…」

 

 

 

 

 

原宿の三冊目

 

 

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慣れてきたので、次からは単語の数を3つに増やしてみます。

 

 

 

「やっぱり3枚にすると一気に難易度が上がるな…」

 

 

「3枚は無理ですって」

 

 

 

 

 

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「ほら、意味わかんないじゃん」

 

「『貝ヒモ先生』って誰なんですか?」

 

「え? 知らない? あまりにも口が臭すぎてそういうあだ名を付けられた社会科の教師。口の臭い生徒に『いいんだよ』って言って回る人格者だよ」

 

「それは夜回り先生では?」

 

「『N.Yに行く』っていうか、ただ左遷されただけなんだろうな」

 

 

 

 

 

永田の三冊目

 

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「だから存在しない言葉を入れるなって!」

 

「誰だ!!!」

 

「………」

 

 

 

 

 

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「今、最新の研究ではこういうことになってるらしいですよ」

 

「『猿エステ』と『SEXジム』、一体どっちがEDの特効薬なの?!?!??!」

 

 「ここだけの話………」

 

 

 

 

 

 

「『猿エステ』らしいです」

 

「ふ~ん」

 

 「こんなに無益な会話もなかなかないですね」

 

 

 

 

 

ダ・ヴィンチ恐山の三冊目

 

 

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「大体手触りいいだろ」

 

「その程度のことでもポジティブになっていいんだ」

 

「もう世の中にポジティブな思考法って飽和してるので、これくらいでちょうどいいんです」

 

「碁石とセットで売るとか、そういう小賢しいことをやってそうだな」

 

「後の『ダ・ヴィンチ商法』と呼ばれる悪名高きセット販売」

 

「不名誉な形で名を残させないでください」

 

 

 

 

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