エントリーNo.3 まきのゆうき(初出場)

 

05

 

3人目も初出場のまきのゆうき。どうかしてる髪型と同様、女子の気を引くことはできるのでしょうか?

 

 

 

「第一回の菓子盆選手権を見て、『自分のマジのセンスが否定される』という憂き目にあった選手を何人も見てきたので、正直、かなり緊張しています。何とか爪痕が残せるように頑張ります!」

 

 

 

 

 

 

C

 

 

●ラムネ(安部“ラムネの山”より)

●塩キャラメル(森永)

●のり巻あられ(みながわ製菓)

●たけのこの里 & きのこの山(明治)

●カスタードケーキ(ロッテ)

●ポッキー ゆきのくちどけ(グリコ)

 

 

「第一回で気になったのは、『単色だとやや地味な印象を受ける』という点。さらに今回は『彼女を呼ぶ』という大きなくくりがあったので、見た目のカラフルさでわくわくした印象を与えられるように努めました。また、ゴミが散乱してしまうというデメリットがありますが、『手を汚させたくない』という思いから、チョイスは全て個包装に。大きいものは奥、小さいものを手前に配置することでバランスを整えています。一番奥にはペーパーを一枚、ずらして二つ折りにして設置して、全体を包み込む安心感を演出しています」

 

 

 

 

 

 

03

 

「たけのこの里、きのこの山を2つ配置したのは、ネットでもお馴染みの『どっち派か?』という話のタネを作るため。そして色彩的な観点から、ロッテのチョコパイではなく対抗馬のカスタードケーキをあえて一つ配置。全体を三角形でおさめるようにしています。ちなみにこのカスタードケーキは彼女にあげる用です(本来は6個入なので、帰ったあとに自分が残りの5個を食べます)。しょっぱさをのり巻きだけで賄おうとしてしまい、全体的な味のバランスが崩れてしまった感があるのは、『女の子は本来甘いものが好き』という先入観があったからかもしれません」

 

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「たけのこの里、きのこの山が話のタネになるというのは確かに」

 

「色味がにぎやかでいい。でもラムネってこんなにたくさん食う?」

 

「ペーパー折りは今までに見たことがない手法!」

 

 

 

 

アミューズメント感の光る菓子チョイスに、会場はまずまず好反応でした。果たして気になる審査員の評価は?

 

 

 

 

icon_d01

キッチンペーパーを折って敷くというテクニックは、彩り的に面白いですね。ヨッピーさんに引き続き個包装だけですが、「手を汚さないため」という理由があるのも良いです。チョコパイではなく「カスタードケーキ」という変化球を使っているのも素敵です。しかし……どことなく荒っぽい印象があります。理由をしばらく考えたのですが「全部ゲーセンのお菓子すくうやつで取れそう」だからだと判明しました。写真見てるだけでガサガサ音がしそう。「きのこたけのこ問題」で話題を作ろうとするのもそうですが、小手先感があります。この盆を見た彼女は「さては、雑に抱かれるのでは?」と危惧するかもしれません。

 

 

 

 

3人終わっても、優勝の行方は全く分からない展開となってきました。残る出場者はあと4人です!

 

 

 

 

 

エントリーNo.4 ARuFa

 

06

 

前回大会の「あまりにも共感能力を欠いた菓子盆」で、会場の恐怖のどん底へと突き落としたARuFa。今回はそのリベンジ戦です。2回目の出場だけに、学習能力が期待されますね。本人の意気込みはこちら。

 

 

 

 

 

「女性に出す菓子盆ということで、女性に喜んでもらえそうなお菓子を選びました」

 

 

 

 

 

 

 

D

 

●ゴールドベアグミ(ハリボー)

●小枝イチゴ味(森永)

●ソフトプルーン(共立食品)

●アスパラガスビスケット(ギンビス)

●黒棒(クロボウ製菓)

●ハイエイトチョコレート(フルタ)

●まごころの言葉チョコ(チーリン製菓)

●ドデカベビースター(おやつカンパニー)

 

 

 

 

 

07

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「マジで怖いって。なんなの『いつもありがとう』って」

 

「ハリボーのクマは子供の死体、ウネッてるベビースターは腸、奥には卒塔婆が立ってるし、この菓子盆を出された女性は絶対にこの後おそろしい目に合う」

 

「本来は可愛いはずのピンク色の小枝すら、この菓子盆の中では湿疹まみれのお菓子に見える」

 

 

 

 

 

icon_d01

サイレントヒルの新作かと思ったら菓子盆でした。前回の反省を活かしていることを期待したのですが、「廃墟の遊園地」を髣髴とさせる菓子盆がそこにあり、困惑しました。彼女にマーブルチョコの小袋で感謝の気持ちを伝えてくる彼氏、あまりにも信用なりません。私が彼女ならトイレに行くフリをして帰宅します。もう既に鍵が開かなくなっているかもしれませんが……

 

 

 

 

 

ARuFaの恐怖菓子盆、健在でした。この菓子盆を出された人は、いますぐ助けを呼んでください。

 

 

 

 

 

 

エントリーNo.5 リックェ(初代菓子盆王)

08

 

5人目は前回の覇者、ディフェンディングチャンピオンのリックェが登場です。追われる者の重圧に打ち勝ち、前回がフロックで無かったことを証明できるのでしょうか。王者の戦いに注目しましょう。

 

 

 

 

「今回のカギは、『女の前で見栄を張りたい自分自身に打ち克つこと』でした。『エゴは迷い盆の母』ですから。そのため菓子選定の段階で、エゴの萌芽たる十数種のおしゃれ菓子、話題菓子を選外とし、配置前の“空盆”を目の前にして、さらに半数の菓子を除く異例の設盆でした。引き算の極みともいえる今作は、空間を生かし、色味もおだやかで、安心できる男の盆になったと思います」

 

 

 

 

 

 

E

 

●チロルチョコ(さくらもち、抹茶タルト、抹茶あずきもち)

●チップスター(ヤマザキナビスコ)

●ホワイトチョコがけイチゴ(マシュー)

●じゃがビー・バターしょう油味(カルビー)

●プレッツェル チェダーチーズ味(スナイダーズ)

●抹茶スリムサンド(ヤマザキナビスコ)

 

 

 

 

 

~ 会場の反応 ~

 

「ごたくがうるせえけども、この菓子盆の配置は美しい!」

 

「盆全体から漂ってくる気品がある。枯山水的なわびさびすら感じるね」

 

「塩気と甘味のバランスもほどよい。王者の貫禄を感じさせる、安定の一盆だね」

 

 

 

 

icon_d01

素晴らしい。たたずまいの美しさに思わず声が出ました。暖色系菓子を使わない、それも緑の菓子を多用する場合、ヘタするとお供えものみたいになってしまうのですが、この菓子盆はどこかモダンですらあります。このまま有料写真素材として配布できそうで、直感型盆師としてのセンスの良さが光りますね。チロルチョコも個売りの大きいものではなく、本来の小さいサイズだったのが好印象。ただ、抹茶サンドの味のクセが少し強くて万人受けしなそうな味だったのが少し気になりました。唯一の緩みと言えば、その点でしょうか。

 

 

 

 

ついにここにきて高評価の菓子盆が登場! 第一回に続き、リックェの連覇が近づいてきました。残す出場者はあと2人です。

 

 

 

 

>>リックェ連覇なるか?! モテお菓子王は一体誰の手に?<<