シカ

かわい~

 

 

シカ

いいよね

 

 

 

シカ

かっこいいぜ

 

 

ライターの藤原です。今日はよろしくお願いします。

 

 

シカっていいですよね。

 

つぶらな瞳。雄大な角。

日本のいたるところに住むマジェスティックな生物。それがシカ。

 

今回はそんなシカにまつわる不思議なツアーに参加するため、山中湖村にやってきました。そのツアーこそが

 

 

名前の通り、山に落ちているシカの角を採集するツアーです。春はシカの角が生え代わる時期なので、山中を探索すると落ちているシカの角を見つけることができるらしい!

さらにはシカの角のみならず、野生動物の骨なども見られるそう! うおー!!!

 

 

 

こちらが今日ガイドをしてくれるTHE HIGHEST PEAKの大森さん。

 

大森さんは地元・山中湖出身の自然ガイド/猟師。私が自然ガイドをしていたときの先輩でもあります。

 

おひさしぶりです! 今日はよろしくおねがいします!

今シーズンはじめてのシカ角採集ツアーだから、なんとかシカ角を見つけたいね。

大森さん、こういうご時世になってしまいましたが、正直いまガイドの仕事はどんな調子なんすか。

干からびそうです。

 

ツアーの出発地点はペンションNaughty Cao。愛犬と一緒に泊まれるお宿です。

 

シカ角採集ツアーは愛犬といっしょに参加することができるツアーです。人間だけではシカの痕跡を追うのが難しいので、犬の嗅覚を利用して探すんですね。実際のシカ猟でも犬を帯同することが多く、訓練された猟犬は狩猟の成果に大きく影響します。

 

私は犬を飼っていないので、今回はガイドの大森さんのツテで犬と犬の飼い主さんたちにも参加してもらいました。

 

本日ツアーに同行するのはこちらのみなさん!!

 

好きなたべものは鹿肉

好きなたべものは馬肉

好きなたべものはお肉全般

好きなたべものは砂肝

好きなたべものは砂肝

好きなたべものはジャーキー

 好きなたべものは馬肉

好きなたべものは馬肉

好きなたべものは口に入るものすべて

好きなたべものは口に入るものすべて

 

犬が多いほどシカの角が見つかりやすくなるのは自明。さらに、もしシカの角が見つからなかった場合でも犬のかわいさで記事を成立させることが可能。たのもしいぜ。

 

それではシカ角採集ツアーに出発だ!

 

こんなツアー参加したことないので楽しみです

シカの角は自然物なので落ちてない可能性も十分にあるけど、今日は取材だから見つかってほしいな~

シカの角は春ごろに落ちるんですか?

そう、だいたい3月のおわりぐらいから落ちはじめる。落ちかけのシカの角は人間の乳歯みたいにグラグラしていて、ふとしたきっかけで落ちる。だからケモノ道に沿って行けば落ちている可能性が高い。シカは毎日同じ道を通るから、こういうケモノ道を重点的に探していくよ。

 

ケモノ道だ。出発地点のペンションから歩いてすぐなのに、もうシカのケモノ道が見つかるんですね。

シカとヒトの生活圏は思っている以上に近接しているよ。ほら、ここ見て。

 

 

さっそくガイドの大森さんがシカの痕跡を発見。

昨日ここでシカが寝ていたみたいだね。よく見るとシカの毛が落ちているよ。

 

ホントだ。よくみると落ち葉の下の地面が露出していて、そこにシカの毛がたくさん落ちてる。

 

俺、ハウスダストアレルギーだからこういうの見るとコロコロしたくなるな。

 

 

フンもある。

 

シカのフンだ!! テンション上がるなあ。

ここにはたくさんのシカが寝ていたみたい。角が落ちている確率も高い。

 

 

犬にははっきりとシカの残り香が感じられるようでめちゃめちゃ興奮していました。犬の嗅覚はすごい。

俺にはわからないけど、シカのにおいがするんだな。

 

 

 

これはシカが角を研いだ跡だね。ナワバリを示すためだとか言われている。

 

どんどんシカの痕跡が見つかりますね。木にここまで跡がつくなんて、シカの角ってかなり硬くて鋭いんだ。

ケンカが好きなシカはどんどん角が摩耗していくから先が丸くなっていったりするけど、それでも人間相手には十分な凶器になるよ。野生動物は本当にこわいからね。

動物(ゾオン)系こそ最強ってロブ・ルッチも言ってました

 

 


こっちにも傷ついた木がありますね。これも角でつけた跡ですか?

これは角を研いだんじゃなくて、シカが木の皮を食べた跡。本来シカは草を食べるんだけど、食料が不足するとこういう硬くておいしくない木の皮まで食べざるをえなくなってしまう。

 

それは単純に、シカの数が多すぎるのが原因。その結果エサが不足して、こうして木の皮を食べるようになってしまったり、食べ物をさがしに人間の生活圏まで降りてきて作物を荒らしたりする。

車を運転していてシカと衝突しそうになったの、一度や二度どころじゃないです。

栄養の補給は野生動物にとってなにより優先すべきタスク。ただ、こうして木の皮を食べられると木は簡単に枯れてしまうので、長期的にみると土砂災害を起こしかねない。シカが増えすぎないためには猟師の存在が大切なんだけど、なかなか担い手がいなくて…。

狩猟免許を取得しても、それから銃の免許を取って猟友会に所属して定期的に活躍するというのは一般的な会社員ではかなり大変なのが実情…

後継者不足です。

興味がある方はお住いの都道府県庁のホームページを見てね。

 

 

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