「ロンッ! お前こんなところにいたのかよ……!!!」
「探したんだぞ……まったく……」
ポッター。賢者の石は本当にあるのかしら? |
……すっかり忘れてたっ!!! 依頼者のところに行かなくちゃ! |
だいぶ待たせちゃってるし、フルーツかなにか持っていったほうがいいんじゃない? |
……怒ってるかもしれないもんな。 よしっ! スーパーに寄っていこう……!!! |
「フルーツといっても、種類がたくさんあって悩むなぁ……」
「りんごもいいし、みかんもいいねぇ」
「キャベツにしよう! きっと喜ぶぞ!」
ポッター急ぎましょう! |
そうだな……早く行こう! 早歩きで行こう! |
「依頼者の自宅にやっと到着しました」
「賢者の石なんて本当にあるんでしょうかねぇ……」
ピンポーン……
ポッター! 逃げるわよ……!!!! |
「えっ……なんで!?」
いいから逃げるの!! はやくしろ――――っ!!! |
「くっ……」
「ちきしょ―――――――!!!!!」
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ…………」
「あっ……!!!!!」
「うわぁぁぁあぁっ!!!!!!」
「痛――――――――いっ!!!」
「キャベツ――――!!!」
「ハーマイオニ――!!!!!」
「ハ……ハーマイオニー! キャベツ! だ……大丈夫か……!?」
「うっ……」
「うわぁ〜〜〜〜!!!!」
「……ううっ……ちっきしょう……なにが賢者の石だ……
こんなくだらない依頼さえなければ……こいつら死なずに済んだのによぉ……」
「許さない……俺は依頼者を絶対に許さない……!!!」
「……うっ……ううっ……」
お わ り