ど、どうしたの?

いや、ちょっと『こぶしファクトリー解散ライブ 2020~The Final Ring!』のことを思い出して…

こぶしファクトリー……?

 

 

ハロプロを23年間応援し続けている男が泣いた瞬間

 

こんにちは。トラックドライバー兼漫画家のぞうむしと申します。
今日はトラックの漫画ではなく、22年ハロヲタ活動を続けている友人のてっちゃんに、ハロープロジェクトを応援してきて印象に残った場面を聞いてみました。
 
てっちゃんは僕の同級生で、昔一緒にハードコアパンクバンドをやっていました。
今でも盆と正月に会って交流は続いています。
 
 
※今回の記事は、あくまで てっちゃんの個人的な記憶と感情であり、ハロヲタ全体の見解ということでは全くありません。
 

【ハロヲタとは】ハロープロジェクトのコアなファン。ハロー!プロジェクト(Hello! Project)は、アップフロントグループ系列の芸能事務所に所属する女性アイドルグループ・女性タレントの総称。(Wikipediaより抜粋)

 

 

てっちゃんがハロヲタになったきっかけ

私がハローを好きになったのは、初代モーニング娘。の福田明日香さんがきっかけです。
 
休日に友人と行ったレンタルビデオ店で、酒の肴にとネタで借りた『Memory青春の光ツアー』のビデオを観終えた時。福田明日香さんが脱退することで泣いているメンバーたちの姿を観て、一緒に見ていた友人が「嘘泣きじゃない?」と言ったことに対して……

 

と号泣してしまい、すでにファンになっていました。

『モーニング娘。』の皆さんが、懸命に努力する姿に嘘はないと感じたのも大きかったです。

周りのメンバーが泣いていただけで、福田さん自身は飄々としていた姿も印象に残っています。

 
ちなみにこの時のライブは、当時アイドルとしては珍しい生バンドによるファンクな演奏、コーラスが多用された歌唱の楽曲。
アップフロントグループが楽曲に力を入れてことが分かる、クオリティの高い映像作品です。
 
古参ヲタの中には、この時期のアルバムを超えるモノは未だに出てきていないと言う人もいます。

 

 

 

イッパイのありがとう!

2012年5月。

新垣里沙さん(5期メン)と、光井愛佳さん(8期メン)の卒業ライブ「モーニング娘。コンサートツアー2012春~ウルトラスマート~」での、新垣里沙さんの卒業セレモニーは泣けました……

 

「私の大切なファンの皆さんへ。沢山の声援ありがとう。黄緑色一色のペンライトありがとう。黄緑のTシャツありがとう。イッパイのお手紙ありがとう。イッパイ歌ってくれてありがとう。イッパイ踊ってくれてありがとう。イッパイ跳んでくれてありがとう。イッパイの笑顔と愛をありがとう」

 

何度も何度も「イッパイのありがとう」を伝えようとする新垣さん。

私は今まで数々のメンバーを見送ってきましたが、ファンへの感謝の気持ちがこれほど伝わった卒業の言葉は初めてでした。

加入時は、ファンの勘違いから多くの心無い言葉を受け続け、『モーニング娘。になって辛かったこと』のアンケートを空欄で提出した新垣里沙さん。

そういった声にもめげずに活動し続けてくれた。そんな彼女からの 11年の思いが込められた沢山のありがとうです。

新垣さんを応援していて本当に良かった、と心の底から思えた、忘れられない卒業セレモニーです。

 

今でも思い出すだけで泣いてしまいます。

 

 

 

 

Berryz工房 熊井友理奈さん

2010年3月。

アニメ「イナズマイレブン」のEDテーマ曲でもあった、Berryz工房の『雄叫びボーイ WAO!』という曲があります。

 

2000曲を超える ハロプロの楽曲遺産の中でも、恐らく一番テンション上がって何度も何度も聴いた曲です。

この曲をライブで体感したかったので、福岡ドームで行われたLIVE&トークショー(握手会)に参戦しました。

 

事務所公式発表の身長が176cmという、高身長の熊井友理奈さん。

握手会では、衣装のブーツのせいか約180cmの私より大きく感じて、存在感に圧倒されてボロボロと泣いてしまいました。

 

5年後の2015年7月に出演した、SMAP 中居正広さんの冠番組「ナカイの窓」では、ファンがずっと気になっていた熊井友理奈さんの身長を測るという企画が遂に実現しました。中居さんが測り、測定器が示した身長は…「181cm」。

長らく測定していなかったようですが、いつの間にかさらに背が伸びていたようで、「すごい!」と何だかめちゃくちゃ嬉しくなりました。

 

ちなみに週刊少年ジャンプの『呪術廻戦』に出ている「東堂葵」の推しアイドル「高田ちゃん」は、熊井さんがモデルといわれています。

呪術繋がりで、まーちゃんことモーニング娘。佐藤優樹さん(10期メン)のハンドサインが、五条悟の「領域展開 無量空処」の形をしていたというのも話題になっているようです。面白いですね。

 

 

 

“推し”が誕生した瞬間

『ユーストリー娘。』というモーニング娘。が出演する配信番組の「9期メンを語る」という企画での話です。

「メリハリ」というダメ出しをされてる最中に、新人の生田衣梨奈さん(9期メン)が突然「切り替え!」と大声でダメ出しを遮ったのです。

(学校では先生に「メリハリ」と言われると、「切り替え」と返さないといけない決まりらしい)

重かった空気が一気に弾けて、楽しい雰囲気になりました。

その瞬間、僕の心に「生田さんを応援したい(推したい)!!」という気持ちが生まれました。

今まで「DD」として活動してきたのですが、初めて特別な推しができてしまった。

そのことに感動して泣きました。

※DD=誰でも大好きの略

 

これは完全な余談ですが、ライブグッズのペンライト本体の底面にはカラーを変更するための「進む」&「戻る」ボタンが付いています。

先輩、年長のメンバーカラーから順繰りにループする作りになっていて、メンバーのソロパート毎に素早く切り替え、応援することが出来るんです。

便利ですよね。

 

1ヶ月近く前にハロプロのペンライトが「ハロー!プロジェクト ペンライト21」に新しくなりました。

ハロメン全員参加のハロコン(ハロー!プロジェクトコンサート)に対応したもので、ハロメン全員のカラーが入った全21色あります。

ペンライトトップを推しの名前が入ったものにカスタマイズ出来、色変えボタンも底面から横に変更。特にこのカラー数を出すのが大変だったらしいです。

 

 

 

 

4年間の想いが爆発

2016年12月。

「モーニング娘。’16コンサートツアー秋~MY VISION~日本武道館公演」に、私はライブビューイングで参戦しました。

 

そこで13期メンバーのお披露目があり、ハロプロ研修生として、当時最長の4年間に渡り研修を受けていた加賀楓さんが、モーニング娘。の新メンバーとして名前が呼ばれたんです。これが余りにもサプライズ過ぎて、私は映画館にも関わらず「うわあああああああああああああああああああやったあああああああああああああ!!」と叫んでしまいました。

 

一際大きな歓声を浴びながら、センターステージへの階段を涙を噛み締め、降りてくる加賀さんの姿を拝めた事が、ヲタ活をやっていて、一番悦びに満ちた瞬間だったかもしれません。当然、声にならないぐらい泣きました。

研修生時に指導していた子達の後輩として、モーニング娘。に加入した加賀楓さん。真面目が服を着たような性格なのに極度のアニメ&ゲームオタクだったりと、とても人気のあるメンバーです。これからも本当に応援してます!

 

 

 

カッタリーナの忘れられない一言

2014年10月。短いながら強烈で忘れることが出来ないMCがありました。

「スマイレージライブツアー2014秋~FULL CHARGE~」に参戦した時のこと、その日はとても暑い日でした。

 

MCの質問に対しマルかバツかで左右に分かれ、メンバーが質問に答えるコーナーがありました。
その際、スマイレージ2期メンバーの勝田里奈さんが、マルの位置から全く動かないので、メンバーにその事を尋ねられ、返ってきた彼女の答えが、

 

カッタリーナの異名を持つ勝田里奈さん。

普段あまり喋らず、目立とうとしないけど、強く自分を持ってる。

「これでこそ勝田さんだ!」

と嬉しくなり、ほんのり泣きました。絶対に周りに流されない勝田さんを確認できて嬉しかったです。

スマイレージはその後アンジュルムに改名し、現在も活躍を続けています。

 

 

 

ヲタ人生で最も泣いた瞬間

思い出すだけでもう泣いてしまうのですが……こぶしファクトリーというグループの解散の日です。
もう5人ならではの圧倒的なパフォーマンスを観るのは最後……という無観客ライブ。
 
コロナ禍の映画館上映で声出し、ペンライトはNG。
この日は始まりからもう、嗚咽が止まりませんでした。
 
こぶしファクトリーの解散ライブ2020~The Final Ring!~
「懸命ブルース」
 
 
それぞれメンバーが歌うソロパートの後に、アドリブで言葉を投げる箇所があります。
このライブを最後に、芸能から身を退く和田桜子さんが「ずっと忘れないでね」と小さな声で囁いた時……
 
 
 
私は泣き崩れてしまいました。
 
喪失、そして感動。
 
終わったんだ……と、自分の青春の1ページが閉じたような感覚になりました。
 
 
 

まとめ

 
いかがだったでしょうか?
 
22年もの間、積み重ねた記憶の中から、エピソードを選ぶのは難しかったと思います。
 
てっちゃんは、今でも誰かに伝えるなんて考えず「ただ好き」というだけでハロプロを追いかけています。
 
彼はいつも「自分には詳しいもの、語れるものなど何も持ってはいない」と言ってます。
けれども僕はてっちゃんのハロヲタ話が大好きで、ハロプロの事を語っている時はとても輝いているし、大切なものを持ってるように感じます。
 
 
 
僕も漫画以外で何か夢中になれるものを探したくなりました。
 
最後に公開前に記事を読んだ、てっちゃんからの註釈が入りました。
 
 
今回の表紙は一階席で応援してる感じだね。
(着席が義務付けられたファミリー席もある)
 
少し前からハロプロではジャンプ等、周りの迷惑になる応援行為は禁止なんよ。
 
今はコロナで声出しどころか立つのすら禁止だからね。
汗掻いて動き踊ってる感じでなくサイ振って応援してる方が「今のハロ」っぽいけど……
まあ昔のイメージとしてならいいかも!
 
あとこぶしのファイナルは3月30日やけん、あの絵は服装が違うよ。
でも、あとはだいたい合ってる!
 
文章の部分は……記憶が積み重なり過ぎて、思い出せない部分があって歯痒いな。
ニワカっぽくない?? 本物のヲタはこんなレベルじゃないもんね。
 
 
これでニワカ…?
知らない人間からするとそうは思えませんが、その世界の奥深さが窺えます。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!