インターネットをご覧のみなさん、こんにちは。
オモコロ編集部です。
みなさんはTwitterでこういうツイートを見かけたことはありませんか?
ねぇ…騙されたと思ってさ…。
にんじん細切りにして、マヨネーズとカラムーチョとあえて食べてみて…。人参嫌いの子供が無限におかわりする悪魔の食べ物が出来るから…。にんじん農家イチオシの食べ方だから…。にんじんがあっという間に数本なくなっていくから…。
酒が美味くなりすぎるから…。 pic.twitter.com/e0vtWOa22k— 亜蘭 (@Charl_e_s_) 2018年4月28日
めっっっちゃくちゃバズってる。
こういうのめっっっっっちゃくちゃバズってる。
卑しくもそんなことを考える男たちが4人…。
しかし、もちろん我々にはレシピを開発する能力などありません。
そこで偶然の力に頼ることにしました。
バズりそうな食材や調理法をあらかじめ大量に単語帳に書いておきました。
これを小汚い白い箱ことハイパーバズレシピマシーンに投入し、ランダムで2枚を引きます。
するとどうでしょう?
手元にはバズ確定の最新レシピが完成してるというわけです。
それを実際に調理し、試食の上、Twitterにレシピを投稿。
実際にバズを巻き起こした人間が優勝!
そう、既に闘いは始まっているのです。
原宿 「四川風パンケーキ」
というわけで、さきほど原宿が引いた四川風パンケーキからスタートです!
「ちょっと待っててください、本当にうまい四川風パンケーキを食べさせますよ」
「1ミリも食いたくない」
「まずはホットケーキミックスに卵と牛乳を入れてよくかき混ぜます」
「その中に唐辛子粉を一袋全て入れます」
「終わった」
「焼く前のパンケーキが失敗するところ、初めて見たかもしれません」
「タラモサラダみたいになっちゃった」
「どうすんだよ、これ」
「どういう感情?」
「崖から主人公を突き落とす時の悪人の顔じゃん」
「どろっどろ!」
「うわ、煙が目に痛い!」
「煙が辛いし甘い…」
「ほっ」
「ほっ、じゃねえ」
「バターの代わりに甜麺醤を塗って、砂糖の代わりに一味唐辛子をまぶし、メープルシロップの代わりに麻婆豆腐をかけて…」
「さらっとすごいこと言ってる」
「小ネギをちらせば…」
「四川風パンケーキの完成でいっ!」
「見た目は意外とおいしそう」
「いや、騙されるな。うまいはずない」
「じゃあ、そういう永田くんに試食してもらおうかな」
「食いたくねぇ~~」
「この断面、やばくない?」
「早く」
「ああぁぁぁ~~~~~~~~~」
「どんな味なんですか?」
「最初の0.2秒だけ甘くて、あとずっっっっっっっっっっっっっっっっっと辛い!! それ以外の味はない!!」
「よし、成功だ」
「ちょっと僕も食べてみていいですか?」
「うまっ!!! めちゃくちゃうまい!!!」
「ARuFaさん、辛いものが好きだから…」
「ただの舌壊人(ぜっかいびと)」
「よーしよしよし、みんなの感想を取り入れて、バズレシピのツイート文が完成しました!」
原宿のツイート
辛党にも甘党にもオススメなのが「四川風パンケーキ」。
牛乳と卵を入れてかき混ぜたホットケーキミックスに粉唐辛子をドバドバ入れ、焼き上がったら表面に甜麺醤、粉砂糖代わりに一味唐辛子、シロップ代わりに麻婆豆腐をかけていただくだけ!
エクストリームなお食事パンケーキの完成!
「これで大バズを頂きだ!!!」
「こんなもん甘党が食ったら死ぬぞ」
「気軽にオススメしないで」
永田「博多明太ミックスナッツ」
続いて、永田の引いた2枚は「博多明太」「ミックスナッツ」。
「草野球チームの名前みたいですね」
「これはもらった! 当たりの2枚だわ!」
「こんなもん、ナッツを砕いて…」
「明太子混ぜりゃ…」
「完成だろが!」
「おお、こりゃ確かにうまそう。いただきまーーーす!」
「本当の本当にバズるレシピが生まれてしまう…?!」
「あーん」
「ふふ、うますぎて後ろにぶっ倒れたりしないでくださいよぉ、くすくすくす…」
「微妙だわ」
「な……」
「お手軽だし、本当においしかったらウケそうだったのに…」
「こ、こいつが俺のバズレシピに嫉妬してるだけだ!! うまいに決まってる!! どけ!!」
「俺が試食する!!」
「…どうですか?」
「歯痛のおばさんになっちゃった」
「無念」
「なんというか、全くシナジーが生まれてないんだよね。1+1が1.6くらいにしかなってない。それぞれ個別で食べた方がうまい」
「くそぉぉぉ…! だが、まだだ! このバズレシピダービーの真髄はツイートにあり!」
永田のツイート
これをな、こうして…こうじゃ!!
これだけで最高のご飯のお供ができちゃうんです…。明太子の辛味とコリコリとしたナッツの食感、ああ…。ご飯を8合炊いても追いつかない…。米が溶けていく…。
「これでよし。いわゆる『これをな、こうして』構文、これこそがバズレシピの最適解よ」
「ウソばっかりのツイート」
「本当にご飯8合炊いちゃう人がいたらどうするんですか?」
「冷凍しろ」
「最悪の人間だ」
恐山「ピザのはさみ揚げ」
続いて恐山の引いた2枚は「ピザ」と「はさみ揚げ」。
「ピザのはさみ揚げ?」
「なんて頭が悪そうな料理なんだ」
「まずははさみ揚げのタネとなるハンバーグを作っていきます」
「ピザにハンバーグをはさむの?!」
「過度なダイエット中の人が見る悪夢」
「夢だけで1日分のカロリーありそう」
「焼けたハンバーグをピザに載っけます」
「バカ野郎か!」
「やりたい放題過ぎ」
「ピザではさんで、パン粉をまぶしていきます」
「も~知らん!」
「揚げます」
「人殺し~~~~~~~~~!!」
「揚がりました」
「うまそっっっ!!!」
「うめぇーーーーーーーっ!!!」
「食うの早っ」
「お二人もぜひどうぞ」
「いや、こんなの食ったら一瞬で胃もたれするって」
「そうそう、それに僕らはARuFaと違ってお子ちゃまじゃなく、舌が成熟した大人であるからして……」
「うっめぇわ、これ」
「1位」
「ピザとハンバーグと揚げ物を同時に食べた味がして最高です」
「これはバズレシピダービー、私がいただきかもしれませんね」
恐山のツイート
友人が「れんこんのはさみ揚げってあんじゃん。れんこんをピザにしたら美味いんじゃね?」と狂ったことを言うので作ったのがこちらになります。
2枚のピザの間にパティを挟んで、小麦粉卵パン粉をまぶして揚げれば完成!
正直めちゃくちゃ美味いですが胃が完全に終わるのでオススメはしません。
「こんなこと言ってる友人なんてどこにもいなくね?」
「野暮なこと言いなさんな…。これくらいは脚色というものですよ…」
「バズレシピツイート技法『変な友人フォーマット』を使いこなすとは、さすが恐山…」
「そうなの?」
「ちなみに、ことレシピツイートに限って言うと『変な夫(or 嫁)』の方が強いという統計もありますが、果たしてどうなるか…」
「バズレシピの塾行ってた?」
ARuFa「石焼きお子様ランチ」
ARuFaが引いた2枚は「石焼き」「お子様ランチ」。
「お子様ランチはわかるが、石焼き…?」
「はたして…」
「まずはお子様ランチを作ります」
「まずは、というか、もうこれでいいですけどね」
「充分うまそう」
「ここにアッチアチに熱した石鍋があります」
「まさか…」
「全て投入します」
「よせーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「お子様への冒涜」
「混ぜます」
「どうしてそんなことを…」
「お子様の天敵」
「なぜなら、これが石焼きお子様ランチだからです」
「旗を立てるな。余計みじめだ」
「うん」
「そんなにリアクション薄いことある?!」
「いや、おいしいですよ。石鍋に入った具の多いチキンライスだし。ただ、これをおいしいと言ったらダメな気がして…」
「あ~~~、わかるわかる。別にまずくないし、まあうまいんだけど…」
「けど、何なんですか?!」
「子どもの残飯食ってる時と同じ気持ちになるわ。別に嫌ではないんだけど、なんか『メシってそうだったっけ?』っていう」
「確かに、子どもの残飯をずっとメインで食わなきゃいけない料理だとしたらしんどい」
「残飯じゃないし!! 新品だし!!」
「まあまあまあ」
ARuFaのツイート
何を言っているかわからないと思いますが、お子様ランチを石焼きビビンバみたいにして食べたところ、一口で『子ども味の全て』を味わうことができたので、全てがどうでもよくなった時に是非やってみてください。
「頼む!! これで行ってくれ!!!」
「さてさて、どうなることやら…」
この記事は、JRA「くっきーけいば」の提供でお送りします。