やあ (´・ω・`)

 

 

うん、「また」なんだ。こういう記事の繰り返しがインターネットだと思うし、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、リンクをクリックしたとき、君はきっと言葉では言い表せないトキメキみたいなものを感じてくれたと思う。殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないでほしい。そう思って、この記事を書いたんだ。

 

じゃあ、本題に入ろうか。

 

 

 

 

彼の名前はマッハ・キショ松(27歳)。好きな食べ物はご飯とお米、そして白飯。中学生のころから、ずっと大飯食らいなのだという。

なんでも運動部で日々汗を流し、体を鍛えていたため、どうしてもカロリーが必要な時期だったらしい……というのは、当時の同級生たちの話。キショ松本人は完全な幽霊部員だったにもかかわらず、自宅でTVを見ながら、ワッシワシ食っていたそうだ。

 

 

……で、今もそういう食生活を続けているから、かれこれ10年以上、ひたすら米を食いつづけていることになります。おかずもあんまり食べません。こう見えて、僕はすごくトガった男なんですよ、栄養学的に考えると。

 

――そうなんですか。すると……

 

 

 

――栄養バランスをグラフ化するとこんな感じでしょうね、たぶん。

 

こうなりゃトコトンやってやろうというわけで、今日はひとつチャレンジしてみようと思いましてね。

 

 

大好きなご飯を、たった1日で1升食べきって……

 

 

 

「栄養バランス」という名の富士山を登りつめてやろうと思うんですわ!

 

先に言っておきますけど、米1升って要するに10合分、重量にして約3.3キロ。お茶碗中盛換算にすると、22杯分ですよ!

普通、2合も食べればお腹いっぱいでしょ? その5倍を食べるということは……

うわあああ!考えるだけでゾクゾクしちゃう! きっと未知なるお米ワールドにたどり着けるはずです!!

 

 

――ふーん。

 

 

 

【AM10:00】準備

 

 

食材の買い出しを済ませ、1升米を食うチャレンジの準備が始まった。さすがに米好きとあって、キショ松の米を研ぐ手つきは慣れている様子だ。

 

 

――自炊、よくしてるんですか?

 

だいたい社会人歴=自炊歴で、もう5年目くらいです。リアルに貧乏だから食費抑えたいし、でも、好きなもの食いたいし……ってなると、自分で作るしかないんですよね。ま、米食うだけなんですけど

 

――それほどのお米好きなら、銘柄のこだわりとかあるんですか?

 

一切ないですね。学生時代、食事を出してくれる寮に住んでたんですけど、ある日、そこのご飯が古々米から古米に変わり、「米がいくらかマシになったと思ったら、そういうことか!」って寮中の噂になりました。でも、僕だけ何も変化を感じなかったんです。なんだったらずーっと「この米、うまいなあ」って思ってました。

 

――食えればなんでもいいんですね。

 

それで気付いたんですよ。「僕は味とか関係なく、米が好きなんだ。これはきっと無償の愛なんだ」って。

 

――シャレにならないくらいの貧乏舌をいい風に言うな。

 

 

 

研いだお米を炊飯器にセットして、と。ささ! このあいだにおかずを用意しましょ。僕が大好きなご飯のおとも、作っちゃいますよー!

 

 

 

まずは、オリーブオイルを熱して……

 

 

 

そこにパン粉をワッシャー!

 

 

 

あとはコロッケの衣のようなおいしそうなきつね色になるまで炒めて、適当に調味料を入れたら完成です。

 

――どんな味がするんですか、これ?

 

コロッケの衣みたいな味がします。

 

――衣だけ?

 

 

さあて、ここらで……

 

ニンニクチューブをドーン!

 

 

――いや入れ過ぎじゃないですか!? コロッケの衣はそんなニンニクの味しないでしょ!

 

 

イヤだなあ、これだから自炊の素人は……。おかずってのは、味が濃ければ濃いほどいいんですよ。

 

キショ松のお米哲学(1)

 

おかずは、味が濃いほどいい。

 

おかずが濃ければ、ご飯がススむ。そうして、腹が満たされる。腹が満たされれば、心も満たされる。そうして、他人に優しくなれる。みんなが優しくなれば、争いごとは無くなる。そうして、世界は平和になる。

 

 

――世界平和の前に、みんな成人病になるだろ。

 

 

 

1~2杯目「ご飯とパン粉の炭水化物定食」

 

料理が終わり、炊飯ジャーの前で待機するキショ松。

 

 

 

この「○分後にできあがり」という表示が、ツラくて仕方ないそうだ。いつもなら、10分以下なら無視して食べはじめてしまうという。

 

 

 

~~3分後~~

 

 

 

ああ、何度見ても美しいですねえ。ジャーに広がる一面の銀シャリ世界。早速、よそっちゃいますか。

 

――あれ、ご飯蒸らさなくていいんですか? まず混ぜないと。

 

ご飯を蒸らす必要があったのは、昔の炊飯ジャーの話。現在は性能向上により、炊きムラができないから不要なんです

 

……って、いつだか誰だかに聞いたような覚えがあって、やらなくてもいいような気がします。もし、これが誤った情報だとしても、僕にはそんな違い分かりませんから。一切問題ないのです。

 

 

――解説ありがとうございます。スキだらけなのに、論破できません。

 

 

 

 

さて、我が家の定番メニュー「ご飯とパン粉の炭水化物定食」が用意できました!

 

――びっくりするほど食欲が湧きません。

 

 

 

 

いただきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむぅ……。

 

 

 

ニコッ。

 

 

――……おいしいんですか、それ?

 

 正直、微妙です。実は「ご飯はのど越しを楽しむ」派でして、味とかはそんなに気にしてないんですよね。

 

 

キショ松のお米哲学(2)

ご飯はのど越し

 

 

 

 

一気に米を食うため、箸からスプーンに持ち替えたキショ松。これがいつもの食事スタイルだという。

 

 

 

炊飯ジャーを開けっぱなしにしているのも、炊きたてのアツアツご飯が嫌いだかららしい。

 

冷えてるくらいのほうが、のど越し爽快。だから、ウマい。ビールとご飯は一緒なんです。

 

 

1杯目をあっという間に完食して、2杯目に突入。

 

 

 

 

 

 

キショ松は2合ほどの白メシを、10~20分くらいで平らげた。

 

 

 

【残りのご飯】

 

一升まで、あと8合