こんにち焼肉! 最近二十歳になりました、あぐ味でスムージ-。
お腹が減りすぎてあいさつの語尾が好きな食べ物になってしまいましたが、
本日はここ、とある便利なサービスを開発・運営している『トレタ』にやって参りました!
(ちなみに今回は、ジモコロ編集長の柿次郎さんにも同行してもらっています)
トレタのオフィスは五反田にあるTOC(東京卸売センター)の中にあるのですが、ご覧の通り広々としていてとっても素敵な空間!
木の温もりに溢れていて落ち着くし、オシャレなカフェみたいです。
執務スペースも明るく、社員の方ものびのびとしてます。
執務スペースの奥には「リラックマがハンモックに乗っている」という、癒やしの極地みたいな謎スペースもありました。
さて、そんなトレタを案内してくれるのは、広報の田(でん)さんです。
「今日はよろしく! で、ここってなんの会社?」
「だいぶフランクにきましたね。ここでは、飲食店のスタッフが予約の電話を受けたときに、タブレット上で簡単に予約台帳がとれるシステムを運営してるんです!」
「つまり、どういうことですか?」
「えっ? ですから、飲食店の予約台帳をタブレット上で簡単に管理することができるシステムを運営しているんですよ」
「?????????????」
「理解度ゼロかよ」
「あとで開発者を呼んで詳しく説明させます」
「お願いします」
「……ところで、ちょうどお昼ですし一緒にランチでもどうですか?」
「食べたーーーい!! ランチ食べたい!! ランチ食べたいよ!!?」
「ああああーーー!! ランチ食べたいよ!!????」
「落ち着いてください。こちらのカウンターでやっている『ランチ会』に混ぜてもらいましょう」
……何でも、お昼になるとお弁当を持ち寄ってこのカウンターで「ランチ会」を開くのがトレタの方々の日課なんだとか!
見ると、今日もぼちぼちランチ会が始まってるようです。
よ~し、社員さんがどんなお弁当を持ってきたのかチェックしちゃうぞ!
まず一人目。
これこれ、このテッカテカのしょうが焼きよ! THE弁当って感じ! でもご飯のごま塩がささやか過ぎじゃない?
こちらは手作りのお弁当! 鶏そぼろと玉子が綺麗に分かれてて可愛い! 混ぜるときにポロポロ……ってなりそうだけど、美味しそう!
これは……なんだろうこれ? 餃子? とにかく何かを揚げたやつだ! そしてごま塩がささやか~~~!!
そしてこれは愛妻弁当! くぅ~~!! 栄養バランスがちゃんとしてそうなのが何よりの愛情~~~!!
「みなさん美味しそうですね! 私も今日は張り切って手作りのお弁当を持ってきたので、仲間に入れてください!」
「わ~、いいですね! 一緒に食べながら会社の説明しましょうか!」
「ありがとうございます! ちょっと量が多めなのが恥ずかしいんですけど……」
「朝、早起きしてボイルしてきたんですよ~」
「本当にドン引きされてる」
ポリッ……
「くぁ~! ウンメ~! コレコレコレ! あ、会社の説明お願いします!」
というわけで、ここからは開発部の増井さんと、取締役の吉田さんに、『トレタ』のサービス説明をしていただきます! ポリポリポリリ!
『トレタ』ってどういうサービスなの?
「さっき軽く説明してもらったんですけど、その、飲食店のスタッフが美味しく焼きそばを焼けるサービスっていうのを説明してください」
「まずはその誤解を解くところから始めましょうか。とりあえずこれを見てください」
「何だこれ」
「字がびっしり描いてありますね」
「これは従来の予約台帳ですね。飲食店のスタッフって、予約の電話を受けた時にはこういう紙の予約台帳に書いていくんですよ」
「うわ~! 大変そう!」
「その上、変更とかキャンセルとかがあるから、鉛筆やシャーペンで書かなきゃいけない。しかも消しゴムで何度も消したりするから、紙がボロボロになっちゃう上に、『予約とったはずなのになんで席が無いんだ!』なんていう予約事故も起こりやすいんです」
「僕も、予約したのに席が無かったこと、何度かあります……」
「で、それをiPadなどのタブレットでやりましょうと、作ったのがこの『トレタ』なんです」
「かなり見やすいですね」
「これは、店員さんの電話の近くに置いて、電話で話しながら操作することを想定してます。お客さんから電話がかかってきたらまず新規予約を押して、日にち、時間、人数を入力します」
「すると、このように席の状況が表示されるので、青く表示されている空席を選択するだけ! あとはお客さんの情報を入れるのですが、携帯番号や名前を入れると、過去に来店したことがあればその時の情報が一気に入力されます。来店回数や、嫌いな食べ物、メモとか……。スタッフの音声も録音できるので、電話口のトラブル防止になります」
「すごい!」
「そして最後に入力情報を復唱して予約終わり。お店の人たちは他のパソコンやiPadでも予約が見れるので重複防止にもなりますし、お客さんの携帯にもすぐにメールが届くので予約事故もなくなります」
「あとで店長が『この人はVIP席でしょ!』と思えば移動もワンタッチで可能で、そういった変更履歴も全て残るので安心です」
「何言ってるか全然わからん」
「……トレタの今後の課題とかはあるんですか?」
「そうですね、トレタは『いつ誰が来店したのか』は分かるけど、『何を食べたか』『いくら払ったか』『どうやって店を知ったのか』……とかは、まだ分からないんですよ」
「へぇ~そうなんですね」
「でも他社には、『何をいくら食べたか』がわかるPOSレジサービスがあったりして、そことウチが提携すれば、『誰が何を食べたか』という詳細な情報が分かるんですよね。そうやってお互いに足りないところを補えれば、お客さんの情報がもっとお店に伝わって、より細かいマーケティングが出来るようになるかなと」
「たしかに……」
「だから、このサービスは九割完成してるんですけど、エンジニア的にはまだまだ解決する問題が山ほどあるんです!」
「あぐ味ちゃん、完全に飽きてるな」
「見てくださいこれ、ウインナー牙です。さっきのはウインナー爪です」
「……?」
「これまでの飲食店って、リピーターをどうやって育てるか、常連さんをどう作るか、というのを手助けする仕組みが無かったんですよ。店長さんの頭の中だけでお客さんの好みなどの情報が属人化することが多かったんですけど、トレタには『あの人はこんなお客さん』ってのを属人化させずに外に出しちゃって、スタッフさんと共有して全員でいいもてなしをしましょうっていう試みがあるんです」
「アッハッハッハッハッハ!!!そうなんですか!」
「え、全然笑うとこじゃ……怖い!」
「便利にっていうだけじゃなくて、人の好み等のビッグデータを集めていってコンシェルジュ的な提案もされてるんですか?」
「そうですね。エンジニアが直接お店の人にアイデアや新機能を聞きに行ったりしてます」
「へぇ~、大きいサービス運用してて担当者の顔が見えない、ってよりも喜んで貰えそうですね」
「このサービスって個別化されていなくて、いろんなお店が同じサービスを使うんです。だから、一つのお店に『ここにこの機能をつけてほしい』とか言われてもそのままやらないで、それはどうしてか考えて具現化、一般化したものを機能として実現化するんです」
「なるほど。すごいねぇ、あぐ味ちゃん」
「そうね」
「全然聞いてないな」
「ちなみにこのサービス、年間で99.9%は安定して稼働しているんです。なぜって、サービスが止まっちゃうと受付や予約ができなくなっちゃうから、絶対止められない。だからそこにめちゃくちゃ力を注いでますね」
「依存させるぐらい凄いUIをつくって、依存させたら安定させないと、っていうことですね。それが月1万2千円ってかなり安い!」
社内に酒見つけたぞ!
ウィ~~~~~~~!!!!!!
「なにやってんの?」
「ウインナーパリパリ」
「ちなみに、一番の競合ってどこですか? ライバル会社的な……」
「紙の予約台帳ですね」
ニュッ、ニュッ、ニュッ
「紙に慣れちゃってるオーナーさんが多いし、今も大多数の飲食店は紙の予約台帳を使ってるんです。そもそもこのサービスを知ってもらう所から始めないと……と!」
パリパリリリリッリリリリリリリリリ
「おいお前!」
「さっきから見てりゃあウインナーをパリパリパリパリ……」
「ちゃんと……」
「聞け~~~~!!!!!!」
あ、いっつつつつ~~~~~!
「要するに、トレタの今後の一番の課題は、このサービス自体を知らない人に知ってもらうこと、そして色々な企業と連携したり、飲食店側からの意見を直接取り入れたりしつつ、よりきめ細やかなマーケティングを行っていくのが目標ってことですよね~?」
聞いてたんだ……
……ちなみに…
この……オフィスがあるTOCの…地下には……
飲食…店…街があるのですが……
めちゃくちゃ安くて……美味しそうなものばかり並んでいます……
トレタ……のランチ会でも……ここでお弁当を買っていく人が多いようです……
ニコッ
というわけで、本日は『トレタ』さんにお邪魔しました!
今後、サービスがどんな風にパワーアップしていくのか注目です!
よーし! 予約しまくるぞ~~~~~~!!!!