新時代到来! いつものビールじゃない『クラフトビール』がウマ過ぎる

巷でも最近話題となっているクラフトビール、クラフト(Craft)の名の通り、手工業などで作られる小規模に生産されるビールのことを指す言葉です。海外ではその土地土地で様々な銘柄のビールが作られ、地元の人々などに愛されてきましたが、日本で」も最近クラフトビールの製造者が増えてきました。そこで今回は三ノ輪にある「せかビー」さんにてヨッピーさんがクラフトビールの初心者講習を受けてきました。(上野のグルメバー

新時代到来! いつものビールじゃない『クラフトビール』がウマ過ぎる

泥酔中に失礼します

 

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こんにちは。ヨッピーです。

ご覧の通り泥酔しております。

何故冒頭から泥酔しているかと言うとコイツのせいです。

 

 

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 コイツ。僕を泥酔させた張本人。

 

 

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一瞬、「この泡立ってる真っ赤な液体はなに!?」って思うじゃないですか。

実はこれ、ビールなんですよ

 

 

 

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もちろんビールなのでグーッといける!

 

 

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文句無しに美味い。

このビールの詳しい説明は後回しにしますが、他にもこういうビールがあります。

 

 

 

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これこれ。コルクで栓をしてて一見普通のワインに見えますが、これも立派なビールなんです。

 

 

 

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同じく赤い液体をグラスに注いで……、

 

 

 

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ぐぐーっと!

 

 

 

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新しい~~~~~~~!

な~に~こ~れ~~~~~~~~!

 

そう。これが今話題の……、

 

クラフトビール

 

です!

 

 

クラフトビールとはなんぞや

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そんなわけで本日は東京の下町、三ノ輪にある「せかビー」さんにお邪魔しております!

 

こちらは世界各地から「クラフトビール」を取り寄せていて、気軽にビールを楽しめるお店になっております。

 

 

 

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あんまり見たことないようなビールがズラリ。

ビールってこんなに種類があるの!?

 

そもそも、「クラフトビール」というのは手工業(Craft)のビール、という意味合いで、大手メーカーが大規模に生産するビールではなく、小規模に生産されるビールを総称する言葉なんだそうだ。

 

小さい酒蔵もたくさんあって種類も豊富な日本酒やワインなどに比べると国内で流通しているビールは99%が大手メーカーのもの。

しかし近年ではこのクラフトビールがジワジワ流行りだしていて「若者のビール離れ」を食い止めるスターとして注目を浴びているらしい。

ネットでもチラホラ、「クラフトビール」という単語を聞く機会が増えてきましたね。

 

 

 

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そしてそもそも、なんで今日この「クラフトビール」を特集する事にしたかというと、こちらの編集担当「柿次郎」が最近クラフトビールにドハマりしていて、

「ヨッピーさん、ビールの本当の美味さ、教えますよ」

と海原雄山みたいなことを言いながら、普段ウーロンハイしか飲まない僕を無理やり連れて来たからです。

 

 

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まずね、日本で飲まれているビールってほぼ全部が『ピルスナー』っていう種類のビールなんですよ。居酒屋で『ビールください』って言って出てくるのはほぼ100%これ。でも、世界的にみるとビールの種類ってほかにも『ペールエール』『IPA』『ヴァイツェン』『スタウト』とかいろいろあるんです。日本酒は吟醸、大吟醸、生酒とかいろいろあるのに、ビールは同じようなのばっかりみんな飲んでて勿体ないんですよ。

 

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なるほど。確かに日本酒とかワインが好きな人って、銘柄によるうんちくがあったり利き酒したりしてで楽しんでるのに、ビールのそういうのはあんまり聞かないね。

 

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そうなんです。日本酒やワインって、運命の出会いみたいなのがあるじゃないですか。"あそこで飲んだアレが美味しかったな"とか"この食べ物にはこの銘柄が一番だな"とか。ビールも本来、そういう楽しみ方をするべきなんです! ヨッピーさん! ウーロンハイばっかり飲んでる場合じゃないですよ!

 

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なんか今日、面倒臭いことになりそうだな。

 

 

 

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そんなわけで柿次郎のうんちくを延々と聞かされるのもつらいので、さっそく珍しい種類のビールを発見したので飲んでみることにする。

 

その名も「バランエール」。 

「バラン」と言えば弁当の間仕切りに使われている緑色のギザギザしたアレですが、そのバランにはワサビの成分が練り込まれていて鮮度の保持に役立てているとのこと。

このビールはそのバランに見立て、抽出したワサビの成分をビールに応用しているんだとか。

 

ちなみに、このビールは4月1日限定で出荷されたそうです。

要するに、エイプリルフール限定のジョークビールといえる。

 

 

 

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バランエール、いただきます!

 

 

 

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あ、これマジでワサビだ。すげぇツンとくる!

でも全然普通に飲めるな。好きな人は好きって言いそう。

 

 

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こういう、冗談みたいなビールが本当に飲めちゃうのがクラフトビールのいいところなんですよ! 大手メーカーのビールももちろん美味しいんですけど、こういうパンチのある、小回りが効いた商品は小規模なところしか逆に作れなかったりしますからね。

 

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なるほど……。僕は別に普通のでいいけど。

 

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うるさい! 次いきますよ!

 

 

 

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お次に取り出したのがこれ。

冒頭で飲んでたベルギー産のデリリュウムレッドだ。

 

 

 

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濃い赤とピンクの泡が特徴。

チェリー果汁を使用していて甘味もあるので女性にも大人気。

 

ちなみにアルコール分が8.5%もあってその可愛らしい見た目からは予想できないくらいに強いビールなのですが、スイスイ飲めちゃうので女性を口説くときには最適らしい。

ついつい酔っぱらって「ピンクの象が見える」などと言われていることから、このラベルのデザインになっているそうだ。

女性が男性とクラフトビールを飲みに行って、これが出てきたら注意した方がいいかも知れませんね。

 

 

 

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おお! これはすげぇ美味い!

僕、おっさんの癖にコーヒーとかビールの苦みが苦手で普段あんまり飲まないので、女性でもスイスイ飲めるっていうのはすごいわかるわー!

これは完全にアリだな!

 

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ね。さっきのエイプリルフール限定のビールとか、こういう、『女くどきビール』みたいなのもそうですけど、クラフトビールにはバックグラウンドがいろいろあって面白いじゃないですか。

 

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まあ、おっさん同士で女くどきビールを飲むのは結構つらいけどね

 

 

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続いてはこちら。

ブーン・フランボワーズ。こちらもベルギー産のフランボワーズ(木苺)のビールだ。

母の日にカーネーションの代わりとしてプレゼントしてもいいらしい。

 

 

 

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ワイングラスのような専用グラスでいただきます!

ここ「せかビー」さんでは、それぞれのビール専用グラスもたくさん置いてあるのであります。贅沢!

 

 

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うん。これも『女くどきビール』やね。ほのかに甘いしワインっぽさがある。アルコール分は5%と普通だけど、グイグイ飲んでる内に気付いたら泥酔…みたいなことになりそう。ベルギー人はビールで女性を口説くのかしら?

 

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これは天然果汁やフルーツシロップを加えて作られた『フルーツビール』っていうカテゴリーのビールなんですけど、チェリーとか木苺とか、オレンジピールとかを使った飲みやすいビールがいっぱいあるんですよ。でも日本だとまだまだ取り扱ってるお店が少ないんですよね。こういうビールを入口にして、ビール好きになる人って絶対いるのにもったいない! もっとビールを楽しまなきゃダメですよ!

 

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ビールメーカーからお金でももらった?

 

 

 

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すきっ腹にビールばっかり飲んでてマジで泥酔しそうになるのでおつまみを頼むことに。

いぶりがっこ(200円)、らっきょう(100円)、鶏そぼろ(100円)を注文。お財布に優しい!

 

ちなみに「せかビー」さんではあくまでビールを楽しんで欲しいため、お酒のアテとして食べるようなものしか置いてないそうで、

「お腹が空いてる人向けには、近所のカレー屋さんから出前を取るんです」

とのことだったので注文してみた。

 

 

 

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そしたらすぐ来た。

ヒュー! 待ってましたー!

 

 

 

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頼んだのはチキンカレーとナン、サラダのセット!

お腹が空いてて酔っ払いそうだったから、さっそく食べることにします。

 

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この、フルーツビールとインドカレーって合うのかな?

 

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どうですかね。インドって文化的にあんまりお酒に寛容じゃないですしね。カレーでビール飲む習慣がなさそうだしなー。だいたい暑い地域だとコロナビールみたいな軽いビールが好まれるんで、そういうビールの方が合うのかも。

 

 

 

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カレーを食べて……

 

 

 

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フルーツビールをグイッと!

 

 

 

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合わない。

なんでだろう。すごくエグい味になる!

 

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カレーのスパイスが強いんで、軽い味のビールの方が合うんですかね?

 

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そこらへんはサッパリわからん。

 

 

 

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じゃあ軽めのビールを…ということで店長さんにおススメしていただいたのがこちら。

ペルー産のクリスタルビール。

 

さっぱりとしてドライな味わいが特徴。日本で売られているピルスナービールにタイプが似ているらしい。

 

 

 

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あ、これは合うわ。全然いける。

 

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ベルギーはブドウ栽培に適さないため、ワインに代わって料理にあわせたさまざまな種類のビールがあるんです。インドカレーとは合わなかったけど、ほかのベルギービールだと合うのがあったかもしれないですね。

 

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しかしペルーだのベルギーだのって、世界を股にかけてる感が出て来たね。

 

 

 

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ダテに世界地図を載せてまへんな。

 

 

 

いろいろあるクラフトビール

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飲み切れないレベルで多様なのがクラフトビールです。

こちらはドイツの「ブルー・ガール」。

苦さがほとんどなく、ライトな口当たりが特徴。

 

 

 

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こちらはラベルに大久保利通、西郷隆盛、坂本龍馬がプリントされた偉人ビール。

なんと、日本のメーカーではなくオランダで作られたビールだそうだ。

鎖国のころもオランダとは交流が続いていたわけで、その名残で日本の歴史なんかがオランダでも広く知られているのかもしれない。

 

 

 

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そしてこれが大阪・箕面の「箕面ビール」。

箕面と言えばサル山で有名なのでお猿さんがプリントされております。

 

ちなみにこのビールを製造する「箕面ビール」は、2年に1度開催され「ビールのオリンピック」と呼ばれるアメリカのビールの大会や、イギリスのビール品評会などで賞を取りまくっている新進気鋭のクラフトビールメーカーなのだ。

 

 

 

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当然美味いよねそりゃ。

 

 

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そして完全にデキあがりました。

なるほど。これだけ種類があると一生かかっても飲み切れない……!

 

 

 

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結局、この日飲んだのは5種類のビール。

それぞれに特徴があって「違う種類の飲物」と言ってもいいレベル。

 

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確かに、クラフトビールならいろんなビールの話ができるし、コミュニケーションを取るのにいいかも知れない。

 

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でしょう? お花見とか飲み会とかに『珍しいビールがあるんですよ』ってなったら、それだけでひとつのコンテンツになるじゃないですか。日本酒の利き酒が楽しいのと一緒で。

 

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でもなぁ~~。僕、ワインのうんちく語る人とか苦手だからなぁ。

 

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それはヨッピーさんがお金持ちが嫌いだからでしょ。ワインだと1本何万円もするようなやつがあるからやっぱりお金もかかるけど、ビールなら知れてますから気軽に楽しめますよ!

 

 

 

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聞いてます?

 

 

 

飲める場所も増えてきたクラフトビール

そんなわけでクラフトビール、いかがだったでしょうか?

僕自身、こんなにビールの種類があるとは知らなかったので、ビールが苦手で敬遠していた人でも「美味しい!」と思えるビールに出会えるんじゃないかと思います。

 

 

ちなみに、クラフトビールは最近大流行中なので飲めるお店も増えております。

そちらをご紹介することで記事を締めくくりたいと思います。

 

 

東京

住所 : 東京都台東区竜泉2-20-8 新興スタービル竜泉1F 

まずはやっぱりせかビーさん!

 

東京 その2

 

横浜

 

名古屋

 

大阪

 

みんなもぜひ行ってみてねー!!

 

 

 

ライター:ヨッピーのプロフィール

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「オモコロ」「SPOT」「Yahoo!ニュース個人」「みんなのごはん」など、さまざまなWEBメディアで活躍中のライター。「WEBでウケること」の第一人者として、タイアップ広告案件なども多数手がける
Twitter ID: @yoppymodel / 公式サイト:ヨッピーのブログ

                             
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